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白髪に大切な栄養は17型コラーゲンという理由を探る

『栄養不足が白髪の原因』という説について

義母は80歳過ぎても髪は艶やかで、白髪が1本もありませんでした。晩年、施設に入った際、初めて直毛だったと知るくらい、間を開けずにパーマをかけ続けたのにも関わらずです。白髪は、遺伝によるものと、思い知らされたものです。恵まれた髪のイメージ

そんな母から生まれた息子つまりは私の旦那は、思春期に白髪に悩まされたといいます。白髪だらけだったと私に告げた時は、真黒な髪で見る影もありませんでした。生活習慣によるものか、ストレスのせいだったのでしょうか?

遺伝による白髪もあり、後天的な白髪もあり、また治るタイプ白髪もあります。
白髪の原因は、加齢、遺伝、病気、栄養不足、生活習慣(ストレスや禁煙の影響が大きい)と複数あります。

白髪は治せそうと考えている人も多いなか、どうすればよいのかといったことが解明されていませんでした。17型コラーゲンが関係しているという説は、うれしい情報だと思いませんか?

白髪の原因が後天的であれば、改善できる人も現れそうね

もし、白髪の原因が後天的なもので、特に栄養不足に思い当たる節があれば、これから述べることを読んでみてください。

先日、別のブログで高齢者の低栄養についてまとめていましたら、体の機能を維持するための大切な栄養素は、タンパク質であると知りました。タンパク質が不足すれば、栄養の吸収する力も衰え、筋力が衰え運動機能も充分に発揮できなくなるからです。しかも、タンパク質は、人間の体の大部分を構成する主成分でもあります。

タンパク質の最小分子はアミノ酸、アミノ酸が2個以上組み合わさればペプチドと呼ばれます。アミノ酸のつながり方や、その種類、数によって、タンパク質の種類は分かれてきます。コラーゲンは、そうしたタンパク質の一つです。

17型コラーゲンをどう増やすのかがこれからの課題

特に17型コラーゲンは、東京医科歯科大学の西村栄美教授らの研究でその働きが明らかになりました。アメリカの科学雑誌『サイエンス』に、掲載され注目を集めています。

この研究結果で、年齢とともに17型コラーゲンが減少すると、抜け毛と白髪を引き起こすと発表しています。17型コラーゲンは食べ物から取り入れることが難しく、17型コラーゲンを再生する毛包幹細胞で合成されるものです。

今後17型コラーゲンを、体内で合成しやすいようにするには、どうしたら良いのか、育毛産業の課題となることは間違いありません。

白髪になるのは何故?その仕組みを探る

髪の根元の部分が膨らんでいますが、毛乳頭を囲むように、メラノサイトと毛母細胞が複数存在しています。毛乳頭は毛細血管から栄養を、もらい蓄えておく細胞です。その栄養を使って、毛母細胞が髪の毛を作ります。

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下記の血管とつながっている、髪の毛の凹んだようにみえる部分が毛乳頭です。 毛乳頭

毛母細胞が作っただけの髪は、まだ白いのです。髪の成長とともに、メラノサイトが髪にメラノ色素を送り込むことで、黒髪となっていきます。ちょっと複雑なので、まとめてみると。

  • 毛乳頭    ・・・ 髪を作る栄養の貯蔵庫
  • 毛母細胞   ・・・ 髪の毛を作る
  • メラノサイト ・・・ 髪の色を作る

髪の色素をつくるメラノサイトは、髪の生え替わりとともに作りかえられて、新しく作られた毛乳頭の周りに増殖していきます。老化、ストレス、病気などで、メラノサイトの産生は妨げられます。メラノサイト自身の働きが悪くなってしまうこともあります。こうしたことから、メラニン色素が作られなくなり白髪となります。

(下記の赤と青の点が、毛母細胞とメラノサイトのイメージです。)毛母細胞とメラノサイト

17型コラーゲンの役割

毛乳頭や毛母細胞を作る大元の細胞に、毛包幹細胞があります。メラノサイトを作る大元の細胞が、色素幹細胞です。17型コラーゲンは、この大元の細胞に働きかけを行うのです。

  • 毛包幹細胞 毛乳頭と毛母細胞の大元の細胞
  • 色素幹細胞 メラノサイトの大元の細胞

毛包幹細胞には17型コラーゲンは存在し、毛包幹細胞自身の分裂や毛根を再生する働きを助けています。17型コラーゲンがなくなると、毛包幹細胞の維持ができなくなり、新しい髪を作ることができません。

色素幹細胞も、毛包幹細胞と17型コラーゲンの影響で機能しています。17型コラーゲンが減れば、色素幹細胞の働きは弱まり白髪が作られていきます。髪の毛の色を作るメラノサイトが作られなくなったり、活動量が減ったりするためです。

メラノサイトを守るには

17型コラーゲンは、体内で合成されています。しかし、加齢、病気、遺伝、栄養不足、ストレスなどで減少します。東京医科歯科大学の西村教授らは、『17型コラーゲンの減少を抑える治療薬を開発したい』と、話しているそうです。

ところで、コラーゲンペプチドを発売しているニッタバイオでは、コラーゲンペプチドに、17型コラーゲンの減少を抑制させる作用があると発表しています。口コミでも、コラーゲンペプチドの摂取によって、髪の毛につやがでたなどと書かれていました。

コラーゲンの働きは、関節の痛みや美容面だけではなく、血管を柔らかくするといった新たな面も発見されてきています。白髪とコラーゲンは、何か関係がありそう、そしてコラーゲンペプチドが、何だか役に立ちそうだということが現在、分かっていることです。

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