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個人事業主の青色確定申告を簡単に済ませるには、毎日の蓄積よ

国民の義務?というよりお金の使い方の癖が分かるよ

今年も3月16日の確定申告の時期がやってまいりました。

自分で事業を営み収入を得ると、ちゃらんぽらんな私とて、国や市町村にお世話になるところも大きく、感謝の念で税金を支払うつもりでいます。 瓶のある部屋

確定申告で赤字になれば税金は無料

個人事業主は、その名のとおり個人経営なので、稼ぐお金も使う経費も異なってきます。沢山稼いだとしても、稼ぐために使用した経費が多ければ利益が少なくなります。たとえ稼ぎが少なくても、収入と経費を申告すれば、個人毎に税金が違うので安心です。

もし、税金が収入を考慮せずに、国民が全員一律の金額で支払わなくてはならなかったら、どうでしょう?『毎月1万円づつ、12万は年間支払いなさい』なんて、決められていたとしたら?

個人経営は、いい時ばかりではありません。マイナスの年もあるわけで、マイナスになれば税金は免除されるのです。

確定申告は確かに面倒だけど、個人の収入を加味した国民の義務で、すっごくありがたい制度なのだって、貧乏な私は感謝しています。

稼いでいる方は、どう考えているんでしょう?脱税のニュースが後を絶ちませんので、不公平感を持っているのかもしれませんね。分かりませんけど。 。。 メガネ

経理って何だろう?

毎年、『3月に入ると確定申告をしなくちゃ、』と慌ててまとめて書こうとする人がいますが、止めた方が良いです。

まとめて書けるのは、毎月の支出や収入が決まっている方だからできることです。支払方法も現金であったり、自動引き落としであったり、カードであったりと異なってくると、そうそう、まとめて記入はできないものです。

そもそも、経理は毎日の取引を記録する、いわば、お小遣い帳の事業版です。経理をつけながら、自分の事業の支出と収入のバランスを、日頃から調整するためのものでもあります。

かけた費用に見合った分だけ、日々の売り上げに結びついているのか、今結びついていないけど、将来の仕事につなげることができるのかを、考えさせてくれる大切なツールなんだと考えています。 パソコンを打つ女性

自宅で仕事をしていても、経費がかかっている

パソコン1台あれば、仕事ができると考えていても、パソコンを動かすための電気代、通信費用、パソコンを置く机、椅子、事務所(多くの場合は自宅なので意識はしていない)の全てが経費です。

会社経営している方なら、給料を支払う人件費以外に、事務所の家賃、電気代、光熱費、事務用品費、社員の通勤費、福利厚生、社会保険等などを支払っていますが、個人事業主とて、仕事にかかっている費用はあるのです。

自分が1年間、パソコンを打ち続けることでどれくらいの費用がかかっているのか、考えたことありますか?私は、個人事業主になって経理をつけて、始めて意識しました。

パソコンだけでは、仕事はできません。スキルを上げるための書籍、講習、講習を受けるための交通費なども経費です。

時には、食事をしながら、先輩にお話を伺いたいこともあります。食事にかかった費用も経費です。

商品を紹介するために、実際購入して商品知識を深めたいと考えることもあります。紹介記事を書くために購入した商品は、経費です。 地下鉄

毎日の仕分け日記帳が基礎データ―になる

確定申告の基礎データーは、日々の収入支出の記録の積み重ねとなります。日々取引が発生した毎に、収支を記録していきます。

経費の場合

例えばこうです。

2月28日に、パソコン通信費の5,000円を、楽天カードで支払う。

2月28日に、光熱費の10.000円を、普通預金から支払う。1日3時間仕事をしているので、家計費と案分率を0.25%として、うち2,500円を経費に割り当てる。

3月1日に、渋谷で行われた講習会の旅費交通費1,200円を、suica(電子マネー)で支払う。

3月1日に、広告宣伝費200円を、写真ディスプレイ用の小物として、現金で購入する。

お金が動いた時やカードを使った時、その内訳をその都度記入していきます。借り方と貸し方に書く科目が決まっています。

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パソコン通信費、光熱費、交通費、広告宣伝費といった何に使ったかが、借り方です。カード、普通預金、現金といった、どういう方法で支払ったかが、貸し方になります。 電卓

経費の仕訳けって何?

上記に書いた、パソコン通信費、光熱費、旅費交通費、広告宣伝費は、科目と言われていて、良く使われる経費の科目です。

貸し方はちょっと難しくなります。一般に、各々科目のつけ方が、下記のようになります。

  • カードで支払った場合は、未払金
  • 通帳引き落としの場合は、普通預金
  • 電子マネーを使用した場合は、仮払い金
  • 現金で支払った場合は、現金

こうした科目毎に、いったいいくら使ったのかを集計していくことを仕分けと言います。短期では、意味不明(?)な作業ですが、1年、2年とデーターをつけ続けることで、経費と収入のバランスを知ることができます。個人事業主としてのお金の感覚を、磨いていくことができるのです。

売上の場合

売り上げとて、日々記録していると面白いことに気づきます。

町でお店を構えている個人商店の場合は、現金で取引しますが、多くの人は振り込みですね。当月働いて、売り上げた金額は、翌々月の振り込みが一般的です。

手元にお金は振り込まれていないけど、当月稼いだ取引が発生していますので、仕分け日記帳に記載します。借り方科目に、売掛金と記入し、貸し方には売上高と記入します。

勘定科目は、さらに細かく分類するための補助勘定科目を分けることができます。売掛金の補助勘定科目を使うことで、売上先を再分割することができるのです。

つまり、お得先情報を管理することができます。どこのお店でも言えることは、沢山購入してくれるお客が一番の上得意です。上得意を把握して、普通のお客との差別化を図ることが、売上を上げる方法です。

個人事業主も同じように考えると、今後の仕事の方向性が、明確になっていくはずです。売掛金に補助勘定科目をつけて、取引先毎に分類してみてください。どこに力を入れて仕事をしたら良いのかが、分かります。

通帳に売上金額が振り込まれた時、売掛金を相殺されるように記述します。振り込みが行われた時は、借り方科目は普通預金、貸し方科目に売掛金を記述していくのです。 弥生青色申告画面

仕分け日記帳から、科目毎に集計をし直す

今のように会計ソフトを使用していない時代は、毎日つけていた仕分け日記帳から、各々の科目毎に転記していました。

旅費交通費など科目毎、補助科目毎に、いくらかかっていたのか、ひとつひとつの仕分けを、書き写していたのです。

今さらながら言うまでもありませんが、会計ソフトを使えばそんな転記作業はありません。しかも、フィルター機能を使って、科目ごとだけでなく、月毎や期間を区切ることさえ、秒単位でできるのです。

個人事業主は自分の仕事だけで手一杯で、経理なんて後回しのはずです。私もそうでしたし、本当に面倒でしょうがありませんでした。

ただ年度を重ねることで、自分がいかに甘ちゃんでお金の管理が全くできていないことに気づいたのです。

個人事業主を覚悟したら、例え収支がマイナスになっても確定申告をするべきです。国民の義務だからとは言いません。自分の事業のあり方やお金の使い方を、知ることができるからです。 虫眼鏡

会計ソフトは汎用性のあるものを

どのソフトでも言えることですが、折角購入して使いはじめても、サポートが打ち切られたら、それまでの苦労は水の泡となります。データの形も違いますし、他のソフトでそのまま使えるとは限らないからです。

安いから、無料で使えるからといった理由で会計ソフトを選んではいけません。私は、会計ソフトは、『やよい青色申告』を使用しています。企業が使うようなソフトは、年毎にメンテナンス料がバカになりませんので、軽くてコストパフォーマンスが良いものと言う理由です。 ⇒ やよいの青色申告 オンライン

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