アレルギーや喘息に配慮、吸引率も高い掃除機はあるか?
小まめに掃除機で部屋の埃やちりを吸いとり、空気中に花粉やアレルゲンを充満させないことで、ハウスダストや喘息を抑えることができます。
掃除機の中を通過した空気は、体に悪い
しかし、掃除機の中にゴミと一緒に入り込んだ空気が、フィルターの目を通り抜ける時、微細な粒子や臭気を含んで、そのまま排気口から排出されています。
このまき散らされた細かいチリで、アレルギーを起こす方がおります。掃除機の中のフィルターをも通過してしまう微粒子は、肺まで入り込むので、特に人体に影響があるのです。
つまり、ダニは小さいものでも100ミクロン、花粉は10ミクロン、カビは2ミクロンで、これらのものを吸い込んだ場合、鼻で捕獲されたり、くしゃみで排出させたり、涙で流したりして外に追い出すことができます。しかし、花粉やカビ、ダニが掃除機の中で粉じんされて、1ミクロン以下になると、気管支や肺までたやすく入り込むといわれています。
掃除機の排気をきれいにするための工夫
こう言ったことを防ぐために、掃除機の排気口から噴き出す、微細なカビやチリを取り除くために、高性能なフィルターでカビやチリを捕獲している機種もあります。
一般的には、純正の紙パックがハウスダスト処理を施されていて、良いとされています。ただし、紙パックは何度か掃除をすれば、使い捨てとなりますので、高価なフィルターは、コストパフォーマンスが悪くなるのです。
様々なゴミを取り除くために何層にも重なったフィルターもあり、ゴミの捕獲率は高まるものの、目詰まりして空気の流れを悪くします。フィルターの目詰まりは、当然吸引率を下げて、逆に室内のゴミを取り除け無くなっていきます。 さらに、目詰まりして行き場が無くなった空気は、ダストボックスの中でカラ回りを行い、空気の勢いでチリやほこりを粉砕させて、もっと細かくしてしまう危険性もあります。
フィルターの目づまりを回避するために、電源コードが本体に収納する振動を利用して、フィルターを叩いて目詰まりを取り除くと言った機種もでてきています。
排気がきれいを追求しすぎると、掃除機の吸引率へも影響がでてきます。
サイクロンでありながら、アレルギー教会の認定を受けている
サイクロンは、紙フィルターを使用しないことから、微細のチリに関しての除去が難しいのではと言われていました。
ただ、サイクロンと言えども、アレルゲンの除去率の高く、アレルギー協会の認定を受けているものもあるのです。
サイクロンの生みの親と言われたダイソンでは、アレルギーや喘息の協会で定められた掃除機の基準をクリアしています。その基準とは、以下のとおりです。
- 微粒子レベルのフィルターのろ過性能
- 一定して衰えないパワフルな吸引力
- 高いレベルでゴミを取り除ける性能
- アレルゲンを抑えてきれいな空気を排出
- ゴミ捨てが清潔にできること
ダイソンのDC26とDC36は英国アレルギー協会、スイスアレルギー協会の認定も受けています。
ダイソンDC48の仕組みはこちら
3月に新登場したDC48を先日、展示会で見ました。洗浄・交換不要ポストモーターフィルターは、0.3ミクロンの微細な粒子をとらえることができるようになっている上に、水洗いのみで繰り返し使用可能なプレモーターフィルターも加わっていることを知りました。
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