目が覚める青色に心を奪われたよ
小さなアジサイを望むならヤマアジサイという記事で紹介した、藍姫(アイヒメ)の、見事な青色に目を奪われて購入してしまいました。西洋アジサイのようにボリュームはありませんし、一度に手まり状になるわけではないのですが、小さな藍色の花びらは宝石のように輝いていました。
現在は、色が薄くなり白っぽいピンク色でちょっぴり寂しいものの、背の低いコンパクトなアジサイは可憐です。
ヤマアジサイのメリット
ヤマアジサイを庭に植えるメリットは、やや日陰、省スペース、放置していても毎年楽しめる、害虫の被害が小さい、病気になりにくい、ぬかるむ土壌を解消などでしょうか。
私が藍姫を選んだ理由です。
日陰でも花を咲かせる
多くの草花は、日陰になると花数は減ります。お日様の光は、どんな高価な肥料より効き目があるようで、日当たりの良いところほどよく咲くのが草花の法則みたいです。また、草花の病気も日の光が関係しています。
でもアジサイは一般的に、強い日の光が苦手で、当たりすぎると枯れてしまうことがあります。薄暗い場所でも、次々に花を咲かせていきます。なかでもヤマアジサイは、日陰に耐えられる耐陰性の強い植物です。
下の写真、つぼみも宝石のように見えませんか?
省スペース
植えっぱなしでもつるや根で増える植物は、気が付いたら庭中増えてしまいます。根やつるをとり続けるのは、言葉以上に肉体労働。こんな植物だと、他の植物の生育を妨げてしまいます。ヤマアジサイは、西洋アジサイのように枝葉を広げることがないのは言うまでもなく、根やつるでスペースを広げません。
さすがに地植えだとカブは太く大きくなりますが、他の草花とのバランスを考慮しながら茎を切り落としていけば、広がるのを防げます。成長した高さも60cmぐらい、葉の大きさも西洋アジサイと比較すれば小さくてコンパクトです。
毎年咲いてくれる
アジサイを選ぶ大きな理由は、毎年咲いてくれることです。しかも、手間いらずと書いても問題ありません。
水やりは真夏の乾燥する時期以外は、雨水で育ちます。
花が咲き終わった後 7月頃に、剪定を行います。枝を切ることで形を整えたり、根元の蒸れを防いだり、成長を助けるのです。藍姫の剪定は、秋には次年度用の花芽を作りますので、花が咲き終わった後に行います。時期が遅れると、次年度の花を咲かさなくなります。
藍姫の季節ごとの楽しみ方は次の通り。
- 春 ⇒ 芽吹き、新枝が伸び始める
- 初夏 ⇒ 旧枝先に開花
- 夏 ⇒ 開花花後は剪定が可能
- 晩秋 ⇒ 葉は黄色く紅葉
- 冬 ⇒ 落葉し越冬
肥料は、剪定直後の秋に必要に応じてまきます。
西洋アジサイは我が家にもありますが、ほとんど肥料をやらなくても、毎年物凄い量の花を咲かせてくれます。そんなに神経質になる必要もなく、毎年花の状態を見ながら、あれこれと試行錯誤していく方が楽しいでしょうね。
枝ぶりからして、盆栽としても楽しめますね。
害虫の被害が少ない
ヤマアジサイの害虫は、アブラムシやコウモリガ、ハダニなどがあげられています。購入したお店のサイトを見てみると、「目立った病害虫はありません」と書かれています。取り立てて、準備をしておく必要はなさそうです。
病気になりにくい
藍姫は、耐陰性に強く、寒さ、暑さに強い、しかも乾燥にも耐えられる強健種です。そのため、病気になりにくいといえます。
ぬかるむ土壌を解消
日陰すぎて土壌がぬかるんでしまうのは、我が家の悩みです。日当たりが悪い、水はけも良くない我が家の土壌は、足場が良くありません。
2~3年前から、畑を作ったりして植物を植えながら、土壌を改良してきました。日陰といっても、夏にはそこそこ日が当たるので、畑に挑戦してみました。腐葉土や赤玉などを混ぜたりしてきましたが、まだ十分ではありません。
開花前のアジサイは、よく水を吸ってくれます。アジサイの根が、ぬかるむ土壌の改良を期待しています。
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