ベータグルカンの効果とその作用機序について

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ベータ グルカンについてもっと詳しく知りたくて

平成25年3月15日に公益財団法人日本健康・栄養食品協会より、発表された『食品の機能性評価事業』結果報告に、ベータグルカンの効果の評価が書かれていました。機能を評価するための成分の抽出方法や、様々な調査団体の論文の数など、なかなか込み入った内容になっています。

その中で、ベータグルカンの働きや効果、作用機序などが、詳細に記載されていました。人の体の働きを含め、何故そうなのかが理解を助けてくれます。 書類類

健康食品は安易に健康効果を書くことができないのですが、その根拠が明確であればこれにあてはまりません。健康食品の健康食品の機能性表示について改定が行われて、個人で健康予防が行いやすくなってきました。こうした第三機関による食品機能の評価が行われることで、正しく健康食品を選ぶこともできるのですね。

当結果報告の中から、大麦由来ベータグルカン、パン酵母由来ベータグルカンの二つを、簡単にまとめてみました。

大麦由来ベータグルカンの効果

大麦由来のベータ グルカンの効果には、血中コレステロールの正常化、食後血糖値上昇抑制、プレバイオテック効果、満腹感の持続作用などがあります。プレバイオテック効果は、不明な部分が多いために評価基準から外されているものの、他の3点は、動物試験、人試験とも効果があり、作用機序も明確になっています。

血中コレステロールの正常化

ベータ グルカンによる、血中コレステロールを抑制させる働きは、3つ。

小腸の栄養吸収を阻害

粘性のあるベータ グルカンは、小腸において糖や油脂と結合して、小腸の栄養吸収を妨げます。

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胆汁酸の排泄促進作用

水に溶けにくい脂質は、日常生活だけでなく、体内でも取り扱いは難しいようです。脂質類は、胆汁酸が胆のうから十二指腸に放出され、消化吸収が行われます。

食物繊維と脂質を同時摂ると、放出された胆汁酸は、小腸で食物繊維に取り込まれ排出されてしまいます。通常、胆汁酸は脂質を吸収させた後、リサイクルされ続けて使われますが、食物繊維によって使い捨てになるわけです。

胆汁酸は、コレステロールから作られています。胆汁酸は、再び、血中コレステロールより再生成するので、血中コレステロールが使われて、コレステロールが下がる仕組みとなります。

これを、食物繊維の胆汁酸の排泄促進作用と言われていて、動物でもヒトでも明確な結果が、ベータグリカン(水溶性食物繊維の一種)でもでています。

肝臓のコレステロール合成を阻害

またベータグリカンが腸内の発酵を促進し、発生した短鎖脂肪酸が肝臓でのコレステロール合成を阻害してくれます。

食後血糖値上昇抑制

水溶性食物繊維の多くは水に溶けると粘性を増し、胃の中の食事の留まる時間を延長させ、小腸での消化・吸収もゆっくりとなります。血液に入り込む栄養もゆっくりとなるために、血糖値の抑制されます。

食後の満腹感持続

ラットによる実験で、食後に腸管から分泌される摂食を抑制するホルモンの低下が、ありました。

パン酵母由来ベータグルカン

自己免疫の活性化の働きがあるとされているものの、効果ありの論文数はまだ少なく、研究成果に隔たりがあります。作用機序は部分的に明確になっていて、ラット実験では炎症が沈まることが報告されています。

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