スポンサードリンク

デージーは失敗しない秋撒きの草花

印象に反して華やかに咲く

今年の早春の花で予想外に私を喜ばせたのは、デージー。デージーは八重咲で細い花びらが重なるために、綿毛のようにふんわりとした印象があります。実際、咲かせてみると、1本の苗からどんどん枝を広げふんわりというより華やか!!(下の写真は1本の苗から枝分かれしています。)

デージが四方八方に枝分かれしているところ

その姿はマーガレットやノースポールと似ていますが、高さがマーガレットほど伸びません。横に広がるように枝を広げていきました。デージーの種類は多いので、一概には言えないかもしれませんが多くはそうです。

デージーならではの長所は、秋撒きの種でありながら手間いらずで育つ優等生なところです。秋撒きの苗は、残暑、台風、寒波、霜などで上手く育たないこともあります。

注意すべき点は根詰まりと水切れ

秋撒きの種は、残暑が長引くと暑すぎて発芽しません。上手く発芽しても、暑すぎて発芽直後の芽が腐ってしまうこともあります。

発芽時の暑さを逃れるために発芽時期を遅らせると、冬の寒さで苗が育たず、早春に開花が間に合わなくなります。冬の寒さが訪れる前にある程度成長させておかないと、低温時は長い休眠状態に入ります。早春、休眠状態から覚めた時はすぐに開花準備となるので、そこまで育っていない苗は開花が叶いません。

一般にデージーの発芽温度は、約20℃で8月中旬ごろがめどです。種まき用の土を入れたポットを底面給水させ、その上に種をパラパラと撒きます。土はかけません。発芽時や育苗時に特別な温度管理をしないまま、屋外に置いていましたが順調に育ちました。

スポンサードリンク

根詰まり

最低気温が5℃以下になる12月頃までは、殆ど手がかかりませんでした。12月になると、3号鉢に溢れんばかりになった葉は土を覆い隠します。根詰まりを起こしたようで葉が黄色くなったので、4号鉢に植え替えを行いました。鉢から出された苗の根は、網の目のようにびっしり覆われていて確かに根詰まりしていたようです。

葉が土を隠すほど密集して繁り、根を葉で保温させて寒さ対策をしているようです。もみ殻を敷こうとしても、葉が邪魔をしてできません。

最低気温が0℃近くなるころは、さすがに屋内に入れます。

水切れ

つぼみをつけ始めると、水切れを起こしやすくなり、何度か葉がしおれた様子を目にしました。デージは大きさが1/2ぐらいになるほどしおれて諦めた時も、水をあげると再生される強い草花です。

開花後も水切れを良くおこします。

開ききっていないデージー

地植えも失敗が少ない

冬越ししたデージーの苗を、プランターだけでなく地植もしてみました。デージーにとって最適な土壌は、水はけが良くて水持ちのよい土壌です。素人の私が作る土壌は、水はけが良ければ水持ちが悪く、水はけが悪ければ水持ちが良くなり、そう上手くいきません。

デージーを植えた土壌は、水はけが悪く水持ちが良い、ややジメジメした土壌です。しかし、水切れを起こしやすいほど水が必要なデージーだからでしょうか、ジメジメした土壌に絶えて花を咲かせてくれています。

つまり、地植えも失敗が少ないと考えます。沢山苗を作れば、プランターにも庭にもと出番の多い草花となります。

スポンサードリンク