下手だけど毎年世話をするからゆるしてね
昨年のドラセナの植え替えがやはり中途半端だったのかな?、今年も次々に葉が枯れていきます。しっかりと根の土を落として、植え替えをしなかったことが大きな原因です。昨年は植木鉢は2つを、3つに株分けして土の中のスペースを広げたつもりでしたが十分でなかったのでしょう。しかも、薄い植木鉢で高さに余裕がなく、ギュウギュウに詰めの根もNGの要因でしょう。
今年は、長雨のせいで鉢の中の土が乾くことがありません。乾燥が好きな植物ですので、根が腐りかけているのかもしれません。
粘土のような土を根からはがす方法
鉢から出してみると鉢の中は根でパンパンで、土の中の根があるというより、根に土が生えているような状態(トホホホホ)。鉢底の網の部分からも根が出てしまっています。根と根の間の土は、まるで粘土のような粘りがあります。昨年は教科書通りにブレンドした土を使ったのに、根についた土を良く取らなかったから、やっぱり根詰まりしたのですね。
植え替えも2回目となれば、根についた土の取り方も大胆になっていきます。鉢から出したドラセナの根の部分を、風と日光に当てて土を取りやすくします。1時間以上放置すると乾いて、べったり張り付いた土が動き出しました。さらに何度か、土にドラセナを打ち付けて、根についた土をできるだけ取り去ります。
次に指で根の間の土をほじくりだします。ゴム手袋などを使って、丁寧に指で根の間をかき分けて、土を取ることで根が傷まないようにしました。
張り過ぎた根の成長を止めるために、半分くらい根を切りました。カブも大きくなっていましたので、周りの子供の株を取り除きます。それでも、植木鉢に入れる際は窮屈です。
団粒構造の土を作るためにパーク堆肥を使ってみる
今年は、土をもっとふかふかに改良することを目的に、パーク堆肥を利用します。パーク堆肥は栄養をあまり含んではいないものの、微生物に分解されるスピードが遅いために、土壌改良効果が高いといわれています。微生物を呼び込み微塵化した土を、団粒構造にするのを促してくれます。
しかし、微生物が十分な働きをするために、土の中のチッソを消耗してしまい、ドラセナにいきわたりません。こんなことから、パーク堆肥を土に混ぜ込んだ後は、微生物が働く期間、植物を植えないで放置しておくのだそうです。直ぐに植物を植えると、チッソ不足で上手く育ちません。
私はこの事実を知らないで、土壌改良ばかりに気を取られ直ぐに植えました。ただ救いはチッソ、リン酸、カリが、バランスよく含まれた顆粒状の肥料を一緒に混ぜ込んでいます。
パーク堆肥は、他にも良い働きをしてくれます。微生物によって土が柔らかくなることに加え、通気性や水はけも良くなり保水性や保肥性も良くなるといわれています。理屈はそうですが、実際は水はけに疑問が残りました。
使用する土は、一度使ったブレンド土を天日干しにしたもので、さらに再ブレンドを行います。以前の赤玉小粒の粒や腐葉土の手触りを感じながら、色々な鉢をひっくり返して土に触れてきた勘を頼りにブレンドをします。土に加えたのは、パーク堆肥、腐葉土、赤玉小粒。今度こそふかふかで水はけのよい土になるように、神に祈り、植木鉢の中に手を入れてさらに調整します。
植木鉢は高さ30センチ以上のものを使う
ドラセナは根が張るだけあって、葉の高さも魅力な植物です。環境植物では、枝の張り具合を楽しんでいる方もいます。他の方の記事と比べると、我が家のはちょっぴり貧層です。
薄い植木鉢をやめて深くすれば、葉の位置が高くなるかもと考えました。植木鉢が深く30センチ以上、しかも長方形のタイプは、通販では思いの他高くて困りました。冒頭の写真の植木鉢は、近所のお店で見つけて一つ980円でした。プラスチックでありながら、野菜用の植木鉢とは異なりおしゃれです。
ドラセナは、丈夫な植物でやり直しができるのが良いところ。今回上手くいかなければ、また来年ドラセナの植え替えの記事を書きます。
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