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園芸の基本である土を優しく学べる本

カチンコチンの土地でも野菜を植えようと決心

私の母は、今でこそ介護を受ける身になったもののかつては、植え木を元気にさせる達人でした。姉が持ってきた苗を、次々に増やし、プランター置き場はいつも華やか。

そんな母が、庭に出るのも足がおぼつかなくなり、私が出しゃばっても大丈夫と考えて、物置を整理してみます。油カス、石灰、油虫除けの殺虫剤、名前が判別できない肥料の袋が出るわ出るわで、『やっぱり、ちゃんと勉強していたのね。』と見直しました。しかし、その中に混じってお風呂の蓋や椅子、漬物用の壺などが出てきて、苦笑も少し。 物置の中

NHKのテキスト『よくわかる 土・肥料・鉢』

園芸にも基本があると気がついたのは、初心者用のキュウリとトマトの栽培セットを購入してからです。土、水をあげるタイミング、肥料をあげるタイミング、間引きの必要性、植え替えの方法と、知らなかったことが一杯です。

時々、利用する図書館で借りた本の中から、こちらの本を見つけます。

私は、新刊は即決で購入しますが、古い本の場合、図書館で読んだものの中から、良かったものを再購入するようにしています。インターネットに慣れてしまって、古い情報への偏見が多少あり、古くても良いねと納得しなければ買えなくなったからです。新刊でも直ぐにブックオフへ、持って行っちゃうものもありますけどね。

この本が良かったことは、初心者をターゲットにしていて、ごちゃごちゃしていないこと。難しいテクニックを抜きにして、必要なポイントを要領よくまとめていることです。取り扱う植物も、苗木屋さんで目にするものばかりなので、直ぐに実践が可能です。 よくわかる土肥料鉢

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後半の1/3は、困った時に引ける辞書のようです。植物毎に、土と肥料と鉢の選び方と、育て方がまとめられています。その後、肥料や培養土のカタログも入っています。便利そう。。。

園芸も基本が大切。でも、多くを知る必要もないでしょう。

我が家の土で、野菜を育てる環境を考えると

我が家の庭では、植物を育てなくなってもう10年以上になります。土は荒れ果てて硬くなっていますので、野菜や花を育てるのは、無理と考えていました。

でも、この本によれば、土には種類があり、種類に応じて再生する方法があることを知ります。再び、手をかけ続ければ、何とかなるのではと思えました。 最近、書いた、種から野菜や花の苗を育てる方法にあるように、既に、なすもトマトも苗がすくすくと育っています。

後は、土壌を何とかするだけです。なす、トマト用の土壌の作り方もこちらの本に書いてあります。

植物を育てる際に鍵になるのは、PH です。酸性を好む野菜や、その逆もあると書いてあります。思わず土壌酸度計を購入してしまいました。

植物に必要な肥料は、チッソ、リン、カリウムなのだそうです。与える肥料の種類によって、即効で効くのか、ジワジワっと効くのかが、長く効くのか、短期勝負なのかが決まるそうです。植物の成長に寄り添うように、肥料を与えていくことが大切とあります。肥料の効き方を、水平型、山型、谷型、上がり型、下がり型と分類して、作物や栽培環境に応じて分けていくようです。

ただ、こうした説明を読んだだけでは、ピンときません。具体的に栽培環境が悪いと言っても、どういう状態を悪く、良いのかといった指標が私にはないからです。

だいたいのこと、分かったから後は実践あるのみだよね。

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