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江の島観光は屋外エスカレーターか遊覧船がお勧めよ

岩の階段だらけで徒歩では難儀だ

湘南エリアのドライブコースの国道134号線を、通り過ぎるたびに片瀬海岸にポツンと突き出た江の島が気になっていました。「何があるのだろう」と夫と話はするものの、そのまま何十年も経ちました。ふと出かけてみることにしたのです。

国道134号線からみた江の島

小田急線に乗り片瀬江ノ島駅を出て橋を渡り地下道をくぐり抜けると、『江の島弁天橋』です。右側の海には小さな桟橋が2つ見えます。橋長389mで幅が4mで広々としています。(下の写真向かって左側)

1964年東京オリンピックで湘南港セーリング会場で選ばぶために、隣に自動車専用橋が作られました。『江の島大橋』です。江の島大橋は選手や機材などを運ぶために使用され幅9.6m。2019年にやはり東京オリンピックの際、2車線から3車線(自転車専用道路)に拡張され現在は11mとなっています。(下の写真向かって右側)

江の島弁天橋と江の島大橋

外人向けの観光地だ

訪れた後の江の島の私の印象は、外人向けの観光地です。実際、日本人よりも外人の方が多かったのです。

『弁財天仲見世通り』と呼ばれる昭和を思わせるようなレトロな商店街。「辺津宮」「中津宮」「奥津宮」の3社からなる江の島神社。提灯、のぼり、大鳥居、神社の側の狛犬などなど、日本的なものが満載。

正直、私はちょっぴり退屈。『稚児ヶ淵』と『岩屋』は、面白かったかな。主な観光地は下の看板のとおりです。

江の島神社全景絵地図

便利な乗り物を利用しよう

最も声を大にして言いたいことは、徒歩で回ろうとすると大変です。

江の島は1周約3Km、標高は60.4mで、ほとんど平地がありません。1番奥にある『岩屋』まで行くためには、江の島大橋から延々階段上り下りの連続です。石段ですので足腰に響きます。足腰には自信がありましたが、帰り道は「疲れた」の連発でした。

江の島観光をするなら、『江の島エスカー』という屋外エレベーターの利用をお勧めします。江の島エスカーは上り専用です。3区間に分かれていて、区間ごとに観光スポットを見学できる仕組みになっています。

江の島エスカーと、江の島の展望台の『江の島シーキャンドル』のチケットをセットで購入することもできます。大人で比較するとセット価格が700円で、シーキャンドル単体のチケットは500円ですのでかなりお得なのです。江の島シーキャンドルとは、江の島の周囲を見渡せる展望台です。

さらに、『べんてん丸』という小型船舶の利用もできます。江の島弁天橋の中頃に乗船を誘導する看板があり、稚児ヶ淵まで遊覧してくれます。稚児ヶ淵の近くに岩屋があります。

様子を伺ってみると、岩屋まで足を延ばしている人はそう多くありませんでした。江の島シーキャンドルで、江の島周囲の風景を見た後に帰っていましたね。岩屋を目指すなら往復遊覧船に乗って、帰りに神社巡りするという方法もあります。

青銅の鳥居

江の島弁財天参拝の玄関口となる鳥居です。古くは木製の鳥居でしたが、1821年に青銅製で再建されました。

江の島弁財天の青銅の鳥居

弁財天仲見世通り

お店が開店する時間に通ったのですが、既に長い行列を作っているお店が一軒ありました。タコをそのまま圧縮してつくる『あさひ本店の丸焼きたこせんべい』です。おせんべいにたこの姿がそのまま焼き付いています。

江の島の弁財天仲見世通り

赤の鳥居

鳥居の左下のしゃもじの意味は何???

江の島弁財天の赤の鳥居

瑞心門

瑞心門は龍宮城を模した神門です。参拝者が瑞々しい心でお参りができるようにと思いで名づけられました。

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江の島弁財天の瑞心門

瑞心門を見て左に曲がりました。右に曲がると岩屋への近道です。
湘南港の江の島ヨットハーバーが、こちらから見ることができます。ここが東京オリンピックの際、セーリング競技会場として使われたところなのですね。

江の島のヨットハーバー

岩屋に行くまでの道すがら

岩屋に行くまでの光景です。

海食崖と呼ばれる切り立った崖に、建てられた家がありました。凄いですね。

江の島弁財天の切り立った崖の上の家

こちらはトイレの手洗い場です。なんだか珍しくて撮影をしてしまいました。

江の島弁財天のトイレの蛇口

頼朝寄進の鳥居

1182年に源頼朝が奉納したと伝わっています。

江の島弁財天の頼朝寄進の鳥居

稚児ヶ淵

稚児ヶ淵は海水によって削られて比較的平坦になった岩盤が、隆起したことによって生まれました。

稚児ヶ淵からは、広がる海と空、富士山の向こうに沈む夕日を一望することができ、その絶景から「神奈川の景勝50選」にも選ばれています。また、釣りの名所としても知られており、休日は釣り人でにぎわっています。

江の島の稚児ヶ淵

岩屋

この橋の向こうに岩屋があります。右隅にべんてんと書かれたのぼりがあります。ここが遊覧船の乗車口のようです。左側の崖、凄いですね。こんなに切り立った崖のところに橋を架けたのですね。

江の島の岩屋の入り口

橋から見える稚児ヶ淵。

岩屋の橋から見える稚児ヶ淵

橋から見える沖。

岩屋の橋から見える江の島の海

岩屋に入ってすぐのところ。沢山の蠟燭が揺れていました。
『沖つ風 吹けば またたく 蝋の火に 志づく散るなり 江の島の洞 与謝野晶子』と、石に掘られていました。 薄暗い洞窟の中で揺れ動くろうそくの光に、重なるものがあったのでしょうか?

岩屋の中の沢山の蝋燭と与謝野晶子の歌が書かれた石碑

亀のように見える石もありました。

亀のように見える石

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