スポンサードリンク

ふすまの張替えを自分でやってみた

5つのコツをクリアすれば難しくない

母の1周期法要を自宅で行おうとしたら、紫外線でボロボロになったふすまが目に入りました。

ボロボロの破れたところを補修したふすま

私と同世代の奥さんには悩みがあります。親の介護が終わり子どもが独立し始めると、空き部屋が一つまた一つと増えて夫婦2人だけになります。几帳面な方は、空き部屋のメンテナンスもするのでしょうかね?将来使うはずのない部屋ですので、物置かそのままとなるだけでなんだか勿体ない気がします。

でも、我が家のボロボロのふすまはやはりみっともない。

ということで自分で張り替えればお財布にも優しいし、職人さんを探す手間も省けます。万が一失敗したら、別の部屋のふすまを法要の時だけ付け変えればいいと、セコク考えます。

下の写真が、張り替えた後のふすまです。

自分で張り替えたふすま

今回使用した道具

私が用紙したのは、下の写真のような道具。

ふすまの張替えで必要な道具

加えてふすま紙は、アマゾンで在庫処分品を買いました。送料はかかりますが1枚なんと、590円です。

張り替えた後のふすまの写真は、真っ白でノッペラボウに見えますが、糸入り織物ですので実際はもっと風情があります。拡大してみると、下の写真のような模様です。

新聞紙

新聞紙は、ふすま紙に糊をつける時に使います。
ふすま紙はふすまより大きめではありますが、糊ははみ出しますので下に必ず敷いておきます。

カッター

ふすま紙を張り付けた後、切り取るために使用。

ふすま用の糊

ふすま用の糊はアマゾンで購入しました。プランターの水受け皿に糊を出し、水で薄めてヘラで均一に溶かしました。刷毛はダイソーの万能刷毛を活用。

ふすま用の糊を水で薄めたところ

張り替えた後の仕上げ用のヘラ

大きくて使いやすいヘラです。空気が入らないように、ふすま紙の上からおさえるために使用。(二つ上の写真では、カッターと糊の間)

木槌

ふすまの引手を止める釘を、打つために使用。(二つ上の写真では、右から3番目)

ふすま用引手取替え2点セット

引手を取り外す時、取り付ける時、釘で固定する時に使用する便利グッズです。(二つ上の写真では、右から2番目)

マスキングテープ

ふすま用のマスキングテープをアマゾンで購入し忘れたため、ダイソーで代用しました。本当は、引手取替セットなどど一緒に、アマゾンで買った方が安くなったと後悔しています。

素人がふすまを張り替えるコツ

ふすまを張り替えるコツは5つ。そんなに難しくはありません。

  1. 破けたところは紙でしっかりと補修しておく
  2. ふすまの枠はマスキングテープで隙間なく覆っておく
  3. ふすまの取っ手の取り外しは専用の道具を使う
  4. 糊はまんべんなく均一につける(ケチらない)
  5. 紙を貼り付けた後は、少々凸凹していても気にしない

破けたところは紙で覆う

ふすまの張替えという言葉から、今張ってあるふすま紙を剥がしてから替えるイメージがあります。実は違います。障子とは違い、既に張ってあるふすま紙の上から貼り付けます。

破けていたり穴が開いていれば、新しく張り付けたふすま紙は凸凹になってしまいます。
あらかじめ上から紙を貼って補修しておきます。

スポンサードリンク

補修用の紙に使うノリは、ちょっと強力な紙用のボンドを使った方が良いと思います。一度張ったふすま紙を空気を抜くために剥がした際、補修した紙も一緒に剝がれてしまいました。

いい加減にコピー用紙にステック糊を使用して貼ってしまったばかりに、失敗!!

ふすまの枠にマスキングテープを貼る

ふすまの周囲の枠は全て、マスキングテープで覆います。

後で糊の付いたふすま紙を被せますので、この工程をいい加減にすると枠についた糊を雑巾でとらなければなりません。かなり厄介。

マスキングテープはダイソーで代用しましたが、十分に用を足せました。

ふすまの取っ手は専用の道具を使う

リンテックコマース ふすま用引手取替え2点セット』の一つ目は、引手を持ち上げる金具です。

ふすまの引手を金具を使って持ち上げるところ

金具を持ち上げると、引手を固定していた釘が外れました。

引手を固定していた釘が外れたところ

ふすま紙を張り付けた後、引手の部分に十文字に切りこみを入れます。

ふすまに引手を入れるための切りこみを入れたところ

引手を取り付けた後、釘を釘打ち用の筒の中に入れて、木槌で打ち込めば釘を斜めに入れることができます。

引手の釘を、釘打ち筒を使って打ち込むところ

糊はまんべんなく均一に刷毛でつける

糊は少し多めに買った方が良かったと反省しています。ギリギリだったために、1枚目のふすまは、少し節約気味に糊をつけてしまいました。乾いたのちに、少ししかつけなかったところははがれてしまいました。

たっぷりと、隅々までキチンと紙側につけることが大事です。

紙を張り付けた後は、少々凸凹していても気にしない

ふすまを張った直後は、信じられないくらい表面が凸凹していました。
下の写真は、ふすま紙を載せた直後です。ここから金属のヘラを使って空気を抜いていきます。

ふすま紙をふすまの上にのせたところ

ふすまの枠に沿って、あらかじめ爪で筋目をつけておくとカッターで切りやすくなります。

ふすま紙を枠に沿って筋目をいれたところ

空気を抜いてカッターで切った直後のふすま紙の状態。かなり凸凹の状態です。

糊で張り付けたばかりの凸凹なふすま紙

初めてでしたので、顔が真っ青になりましたが、乾くとピーンと伸びてそれなりに見られるようになりました。

自分で張り替えたふすま

スポンサードリンク