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千利休が愛した雪駄を現代風にアレンジした和工房みずとりの下駄

使い勝手を現代風にアレンジした下駄よ

着ものを着て粋に歩く男性の姿は、見られなくなりましたが、ビーチサンダルにその形をみることができます。靴とは違って、親指と人差し指の間に支点が来るので、力が入りやすい気がするのは私だけでしょうか?そう言えば、建設現場ではく地下足袋も、親指と人差し指が割れていて、足の裏に力が入れやすくなっています。

歯がついていない鼻緒だけの下駄

和工房みずとりの『男の下駄 茶人』は、歯がついていない下駄。

下駄と言うと、ゲゲゲの鬼太郎が履いていた、土踏まずを境に前と後ろに歯がついているものを、想像します。厳密に言うと下駄とは、『木を使った鼻緒式履物』の事を言い、歯があろうがなかろうが、底が木であれば、下駄というのだそうです。

この形は、ウィキペディアによると千利休が、水を打った路地や、雪積時に歯の間に雪が詰まるために考案したものとあります。或いは、利休と交流のあった茶人丿貫の意匠によるものともいわれているそうです。

現代では、着ものを着る男性のほとんどは、雪駄を履いています。

水鳥正志が考案した靴のような履き心地

みずとりの職人、水鳥正志が考案した、靴と同じように左右の足型にフットさせ足の甲を包み込むような鼻緒にした下駄です。

下駄の台座は、職人が一枚一枚手彫りで彫上げたものです。緩やかなカーブを描いたその形は、何度も下駄を履きながら工夫を凝らした形跡が伺えます。

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なんといっても鼻緒の形も独特で、あまり機能性にこだわると古くから伝わる小粋デザインが壊れてしまい、ダサくなりそうですよね。でも、鼻緒に持ってくる生地をちりめんにして、古いと新しいが融合した斬新なデザインになっています。

独特の形状がツボをさりげなく押している

そのうち、ウォーキングできる下駄ができてもおかしくないかもしれません。ワザワザ、土踏まずの周辺にメッシュをいれて通気性を良くしているウォーキングシューズも、じかに風があたる下駄にはかないませんもの。でも、底が硬くて曲がらないので、やはり疲れちゃうという点では、駄目かな?

みずとりの下駄の特徴は、足の行間(こうかん)というツボを刺激してくれます。行間(こうかん)は親指と第2指の付け根の又の部分にあり、わきが、更年期障害、頭痛、目の疲れ、肝の働きなどなど、健康を維持するうえで効果がある、つぼなのです。

モダンなデザインの上、健康にもいい、素足で木の廊下を歩くような心地よさが味わえるみずどりの下駄は、一つ持っておくと便利ですし、玄関に置いておくだけでもちょっとしたインテリアになりますね。

みずとりの下駄の素材

みずとりの下駄は、素材にもこだわっています。

木は静岡産のひのきを使用し、職人が一点一点手彫りで掘ったものです。指がのるところは広く、かかとに行くに従って狭い、やんわりと丸みを持たせている所に、現代風な印象を持ちます。

帆布の鼻緒

鼻緒部分は、滋賀県産の帆布です。帆布というと、硬くて指の間が擦れて赤くなりそうなイメージがありますが、平織りの織り方がやわらかく、ひのきの感触とピッタリと合います。

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