スポンサードリンク

地震時の食器棚の飛び出し防止をするグッズ(観音開き用)

成否を考えずにまずは行動

我が家の食器棚は、中央から左右に開く観音開きタイプです。(イメージとして下の写真のような感じのドア。)

観音開きの可愛い棚

観音開きの扉は開放的です。引き戸のスライドする扉とは違い、扉が重なる中央部がないためです。食器の出し入れもノンストレス。ただ、引き戸の扉より、地震時の食器飛び出しの可能性は大きいと予想します。

引き戸であれ観音開き扉であれ、食器飛び出し防止グッズは市場にはたくさんあります。100均のものから、強度の揺れを感じた時だけ扉に鍵がかかる高性能なものまで様々です。

私が飛び出し防止グッズに期待することは、4つ。強度、使い勝手、設置しやすさ、価格となります。我が家の場合、価格が大きなウエイトを占めました。

ところがどうでしょう?

『防災グッズは100均でOK』という記事を見つけました。こう唱えたのは、家庭用の防災対策の書籍をたくさん書いている辻直美さんです。この記事によると、辻さんが100均グッズなど身近なもので対策したところ、震度6弱の大阪北部地震でもお皿1枚割れなかったそうです。ほぼ同じ間取りの隣家は、家中メチャクチャになり大きな違いがでたというのです。

つまり、価格より何らかの対策をしているか否かが、最も重要になるようです。

食器棚の扉は開閉の頻度が多い

食器棚の扉って、玄関のドアより開閉の頻度が高いと感じています。3度の食事、家族各々が使うマグやコップの取り出にも開閉の回数に加わります。

強度と使い勝手

何度開けても強度が耐えられるもので、子供でもお年寄りでも簡単にロックが解除できるものでなければなりません。無論、強い揺れの時は十分な強度があることが大前提ですが、相手は自然災害でこれは残念ながら、誰も保証はしてくれません。

先に紹介した辻直美さんによれば、複数のグッズを組み合わせるとより強度が増すそうです。100均だから弱いという固定観念を捨てて取り付けて、自分の目で強度と使い勝手を確認した後、また新たな対策を打つといった感じです。

手の出しやすいグッズから

設置のしやすさ

防災の備えは手薄なお宅も多いと聞きました。いつ起こるかわからない災害より、目先の心配事や楽しみの方にお金と労力を使います。誰もが同じです。

高性能な防災グッズを購入したものの、ドライバーが必要で二の足を踏んでなかなか作業に取り掛かれないこともあります。まずは、購入したその日に取り付けられる気安いグッズで試し、次に高性能なグッズの方法を取ります。

価格

東日本大震災の時丁度、仙台で暮らしていた姪が、家具が倒れなかったのは『ふんばる君』だったと教えてくれました。他の家具の上に突っ張り棒のような転倒グッズなどは、全部だめだったというのです。

『ふんばる君』というのは、傾斜が付いたビニールの板ですよ。釘もネジも使用しないで、家具の下に入れるだけです。防災グッズは、価格や機能の多さではないんですね。

価格は購入時に手を出しやすいものから、選ぶことにしました。

和気産業の開き戸ロック

あれこれとゴタゴタ書きましたが、結局何が良いのか悪いのかわかりません。ダラダラと書いてきた文章は、いったい何だったのでしょう?ごめんなさい。

最終的にネットで検索すればすぐに見つかる、和気産業の『開き戸ロック スタンダードタイプ』を購入しました。両面テープで簡単に設置が可能なことと、ロックの解除と施錠の使い勝手が良いことが大きな決め手となりました。

和気産業はDIYの専門商社で、住まいと暮らしに関わる様々な商品を取り扱っている会社です。取り扱っている製品は12万種類を超え、うち常時在庫しているのは39,661種類にも及びます。

今回購入した『開き戸ロック』もアマゾンでは、他に6種類のタイプがあります。わかりにくいのですが、列記して比べてみます。

スポンサードリンク
  • 【今回購入した!!】スタンダードタイプ(TSL-001)と(TSL-017)
    本体の下のプッシュ部分を押しながらフックを持ち上げると開錠(フックが下に垂れる)、フックを掛けると施錠
  • プッシュタイプ(TSL-002)
    本体のツマミを引きプッシュボタンを押すとロック解除(真ん中から部品が割れるイメージ)、逆の操作で施錠
  • マルチタイプ(TSL-003)
    本他のツマミを回しベルトの部分を引き抜くと解除、逆の操作で施錠。折り曲げ可能なベルトなので、引き出しを直角に固定する場合に便利
  • Wピンプッシュタイプ(TSL-015)
    本体正面のプッシュボタンを押すとロック解除(真ん中から部品が割れるイメージ)、横に飛び出した部分を押し込むと施錠。
  • スライドタイプ(TSL-016)
    本体のボタンを押すとロック解除(真ん中から部品が割れるイメージ)、スライドバーを元に戻すと施錠
  • スタンダードタイプ(TSL-017)(※TSL-001と色違い)
    本体の下のプッシュ部分を押しながらフックを持ち上げると開錠(フックが下に垂れる)、フックを掛けると施錠
  • ワンフッシュタイプ(TSL-018)
    2重ロック機構。本体のボタンを「鍵が外れているマーク」の位置まで回し、ボタンを押すと解除、外した側の本体ベルト部分を差し込み、次にボタンを「鍵が外れているマーク」まで回して施錠
    折り曲げ可能なベルトなので、引き出しを直角に固定する場合に便利

私が購入したのは、スタンダードタイプTSL-001です。

開き戸ロックのスタンダードタイプ(TSL-001)開封前

部品は二つ。

開き戸ロックの部品

裏側はシールです。説明書には、「しっかり貼れてはがすときちぎれにくい両面テープを使用しています。」とあります。「ちぎれにくい」とはありますが、家具に取り付ける際、家具の模様がはがれる不安があります。取付の位置は十分に吟味します。もし、張り直しが必要な場合は、両面テープの上手なはがしかたの詳細をWEB検索して参考にして下さい。

開き戸ロックの部品の裏側、シール部分。

取り付けたところ。真ん中の下側の半円になっているところを強く押し上げると、フックが外れます。

食器棚に取り付けた開き戸ロックが施錠されているところ

施錠時。施錠しているのを忘れて、引き戸を開こうとすると扉は隙間を空けて少し開きます。他の左右から部品を繋げぎ合わせるタイプだと、扉の隙間はなくピタッとしまったままなのかもしれません。これはいずれ確認する必要がありそうです。

解除時は、引っかける側のフックがくるんと下に垂れ下がります。

食器棚に取り付けた開き戸ロックが開錠されているところ
アマゾンで確認する場合はこちらから。

スポンサードリンク