調理はフロアーを想像以上に汚している
知り合いに、とっても掃除好きな奥さんがおります。この奥さんのキッチンマットはなんと、フェイスタオルを2枚重ねにして流しとコンロに前に並べています。お宅はわずかなほこりも許さない、フロワーも家具も新品と思えるほど光を放っています。一瞬の隙もないほどきれい好きなのに、「何故キッチンマットだけがフェイスタオル?」と首を傾げてしまうのです。
こうしてキッチンマットの記事を書く段になって、その理由を解せました。
流しでの飛び散る水や、揚げ物や炒め物時の細かい油は、広範囲にフロアーに落ちていきます。料理中に飛び跳ねる水と油が、どれくらいの範囲に飛び散るのか試したサイトを覗くと、調理台から40センチ離れてもまだ飛び散っています。ほとんど肉眼では見えない水や油ですが、そのまま放置を続ければスリッパの裏にこびりつき、フロアー中に油を広げているのです。
仮にキッチンマットを敷いていれば、マットが油と水を吸収するので、歩くことで汚れは広がりません。最近流行の拭けるキッチンマットは吸収しないので、調理の度に拭かなければ広がってしまいます。
柔らかいタオルは洗いやすさでは抜群だ
冒頭に書いた奥さんは常に床を汚さないことと、簡単に洗濯機で洗えることからフェイスタオルなのだと納得。そういえば我が義母も料理上手でしたが、床にはタオルが置かれ、調理中であってもササっとフロアーを拭いていました。どうやら調理は、フロアーが汚ごすのを覚悟しなければならないようです。
確かにフェイスタオルやバスタオルをフロアーに敷くのは、すごく良い案です。かさばらないので洗いやすいし干しやすいので、毎日洗濯して清潔を保てます。毛足の間にゴミが入り込んだり、髪の毛が絡まったりすることもありません。ソースや調味料などをしみ込ませても、部分的にもみ洗いも楽にできます。
タオルの難点はずれやすいことと、滑りやすいことです。調理中は吹きこぼれや、唐突な玄関チャイムで呼び出され、マットの上を走らなければならないことはしょっちゅうです。タオルは滑りやすい上に、ヨレて足を絡ませやすいので、転んだり鍋をひっくり返したりしてしまう危険があります。さらに、見た目もオシャレではありません。(奥様ごめんなさい。)
経験上ですが滑りにくかったり、ずれないキッチンマットの多くは、裏側が硬く洗いにくいのです。洗いやすさとずれにくさは、相反する仕様だったと発見しました。
洗いやすいのにずれにくいキッチンマットを見つけた
洗いやすいのにずれにくい画期的なキッチンマットを紹介します。お店はベルメゾンで、『汚れを落としやすくへたりにくいボーダーキッチンマット』という商品で売り出されています。
手で握ってみると、ほんの少しの力でクシャクシャにできます。
裏側は手で触ってみると、ほんのりベタベタする感覚。床にのせて足で上から動かそうとしても、動きません。相当に力を入れてもびくともしません。
ちょぴり厚みがありますが、つまずくほどの高さではありません。毛足は見た目より高く、素足で乗ると沈む感覚があります。
大きさは、45cm×120cmを2枚にしました。以前キッチンの長さに合わせて長いものを、1枚にしていた時期もありました。長すぎると洗濯機で、マットが回転せず汚れが全く落ちません。キッチンマットを洗いやすさから選ぶなら、短めのものを複数購入して並べる方を提案します。
色は他の色が品切れのためチャコールしかなかったので、チャコールにしました。汚れを目立たなくするならチャコールは正解ですが、気分を上げるなら明るめの色です。調理中に調味料などを落とした際に、暗く目立たないキッチンマットだったために踏んでしまい、マットに汚れを広げてしまったことがあります。すぐに拭くことができない調理中のことを考えると、汚れが目立つマットの方に軍配を上げます。
こちらの商品で用意されている色は、サックス(濃い水色)、チャコール、ワインレッド、オリーブ、グレーベージュの5色展開。
幅は、45cmと65cmの2パターン。長さは60cm、120cm、150cm、180cm、210cm、240cm、270cmの7パターンですが、幅によっては用意されていない長さもあります。
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