安さを馬鹿にできない昨今のブラインド事情
100均のメリットとデメリットを上手にコントロールする、買い物上手が増えました。安いからダメと切り捨てるのではなく、安いことにもメリットを感じる価値観も、アリということでしょうか?おかしな時代になったものだと、つくづく。
そんな100均のノリで、キッチンブラインドを購入している私です。
わが家のキッチンブラインドは安価なプラスチックで、これは見栄でなく、メリットがあるからです。今回、新しく買い換えましたので、『プラスチックのブラインドのメリット』と、『この安さでここまでできるんだよ』について、またいつものようにツラツラとまとめていきます。
キッチンにブラインドをつけたくなる理由
ところで、キッチンにブラインドをつける理由は何でしょう?遮光、隣接している家からの目隠し、インテリア、省エネなどでしょうか?
カーテンにしないのは、防火対策と、光の微調節にこだわれるからです。
カーテンだと、キッチンで使う火が燃え移る心配があります。室内が屋外より明るいと、レースのカーテンは透けて見えますが、ブライドはスラット(羽根)を調節すればプライバシーは守られます。油を使うキッチンでは、カーテンに油や、調理の臭いが付きやすく、頻繁にカーテンの洗濯をしなければなりません。
といっても、昨今は対面式のキッチンが増えて、昔ながらの窓に向かって調理をするお宅も減りました。昔のキッチンで窓があった場所は、食器棚や壁になっていて、ブラインドをつける必要性はありません。換気扇の性能も上がり、キッチンから流れてくる油や臭いは気にはならなくなっているようです。
つまり、キッチンにブラインドをつけるメリットは、キッチンの形態によって異なります。共通しているのは、プライバシーが守られることと、自由に光の微調節ができることでしょうか?
キッチンでのプラスチックブラインドのメリット
ブラインドの材質は、オフィスで馴染みのあるアルミをはじめ、木製やファブリック製、プラスチック製と種類があります。
ブラインドは昇降コードと呼ばれる紐で上げ下げを行い、チルトロッドと呼ばれる棒でスラット(羽根)の角度調節を行います。太陽光の向きや明るさによって、頻繁にブラインドの上げ下げや、スラットの角度を変え続けるはずです。そう、カーテンに比べると光の微調節が可能なために、スラットは年中動かし続けています。そのためブラインドは、強度が必要です。
さらに、強風時は、スラットに圧力も加わります。
こんな状況を考慮すれば、アルミ製に強度に軍配があがります。正直、交換前の我が家のスラットは、割れてところどころ穴が開いていました。(笑)
軽い
強度が強いアルミは重いため、取り付け側の窓枠などが重みに耐えられるか否かの心配があります。ブラインドの取り付け(左右の金具にはめ込む作業)も、一人では疲れます。重いので取り外して洗浄はしずらく、掃除はつけたまま行うことになるでしょう。
プラスチックは、軽いために、取り付けられる側の強度に神経質になる必要はありません。私が購入したブラインドは、カーテンレールにも取り付けられるようになっています。軽さゆえの仕様ですね。
油汚れが気になった場合は、ブラインドを取り外し、水を直接かけて洗剤で洗い流せるため、楽です。
ゴミ出しに便利
今回取り換えた古いプラスチック製のブラインドは、普通ごみに出せました。ごみの回収に来た職員が、ごみ袋に入ったブラインドを見て、『やるなぁー。』と大きな声で呟いているのを耳にしました。そして、ちゃんと持って行ってもらえました。
ブラインドの分解は、スラットの部分とヘッドボックス(上の棒状の部分)、スラットとボトムレール(下の棒状の部分)の間の紐で、つながっているところをはさみで一つずつ切ります。
その後スラットは、丸めてひもで縛ります。ヘッドボックスとボトムレールは、のこぎりで小さく切ります。ヘッドボックスの中には、金属の棒が入っています。こちらも曲げて小さくできます。プラスチックならではのメリットです。
でも。
本日の新聞に、日本はプラスチックごみを海外へ輸出を停止すると書かれていました。ごみの置き場は深刻で、こんな記事を書いている自分に罪悪感があります。スーパーではマイバック、コンビニではストローをもらわないなどで心がけますので、どうかお許しを。
汚れ具合で交換
ゴミ出しに便利と書いたので、説明は十分かもしれません。プラスチックのブラインドは安いために、汚れが酷ければ、簡単に捨てられます。
ブラインドの油汚れやほこりの掃除は、どんなに便利な掃除グッズでも、スラッド1枚1枚をきれいにするのは面倒です。ダメなら捨てればというのは、安いメリットではないでしょうかね。
この安さでここまでできるんだよ
私が今回購入したのは、イージーブラインドというお店ですが、窓枠の寸法に合わせてカットしてもらえます。オーダーメイドのブラインドはどうしても、割高というイメージがありますが、驚くほど格安。
前回のブラインドは、窓枠より小さく光がもれたり、スラットが長すぎて下の方がもたつくのを、我慢して使っていました。
窓枠の大きさに合わせてオーダーメイド
サイト上に希望する幅と、高さを入力するだけで、瞬時に価格が計算されます。ちなみに、私が購入したサイズと価格は、<幅:81cm 高さ:53cmで1950円>と、 <幅:81cm 高さ:84cmで1950円>です。窓両面で各々2個づつ購入しました。
取り付け方法は3パターン
部屋の構造上とか、賃貸だからとかで、金具を取り付けるためにネジ穴を開けられないことがあります。イージーブラインドは、次の4パターンより選べます。4パターンの取り付け金具が、セットに含まれています。
- 窓枠の内側
- 窓枠の外側
- 壁面
- カーテンレール
魅力はカーテンレールに取り付けられることでしょうか?軽いプラスチックだからこそ、できることです。
わが家は窓枠の内側にネジで取り付けましたが、こちらが一番面倒です。下側からネジを差し込まなければならず、力も下から押し上げなければなりません。体の体勢に無理が生じますし、硬い窓枠で苦労します。
私は新しく取付金具を、取り付けることに挫折しました。前回のブラインドで使った金具を再利用します。幸い前回の金具は、ヘッドボックスの幅に収まりました。
取付金具の取り付け位置は、開け閉めの激しいブラインドの使い方を考慮して決められています。我が家は、完全に違反。窓枠の堅くてネジが外れにくいこと、軽いプラチックであることを理由に良しとしました。
壁面に取り付ける場合は、壁の厚さや強さをチェックします。さすがに、ベニア板だったら強度的にNGです。
基本動作は完備している
購入したブラインドを使って、ブラインドの上げ下げや、スラットの角度調節の基本動作に問題はありません。スラット同士の隙間もきちんとしていて、スラットを締めれば屋外の景色を遮断してくれます。
難点は、4種類しかないことです。私が選んだのは、木目調ナチュラルです。光が差し込んだ時スラッドの色が変わり、室内も明るくしています。ただ、木目調のパターンがもう少しあれば良いのにと考えました。
イージーブラインドのプラスチックタイプは、こちらからチェックできます。
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