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多機能と複雑さが気を重くさせている
裁縫、ことにミシンに関しては苦い思い出ばかり。縫い始めれば、布の下で糸がダンゴ状になるし、スムーズに縫えたと思ったら袖口やポケットを塞いでしまいます。挙げ句の果てには下糸がボビンケースの中で絡まって、ハリが動かなくなるのが常だったのです。
最近はコンピューターミシンと言って、エラー表示をしてくれるそうですが、コンピューターが私の不器用までカバーできるとは、とても思えません。エラー表示ばかりで神経衰弱になりそう。。。
ただ、結婚や子育てで必要となる時期は、間違いなくあります。必要性を感じたとき、できるだけ楽にできるだけ簡単に使えるミシンがベストです。
今回は、単機能のミシンのメリットと、実際にヌエッタを体験した様子を記述してみます。
糸通しが簡単で苦手意識が薄れる
私は、ズボンの裾上げ用にミシンを持っていますが、ほとんど使いません。たいがいは、近所のスーパーにある洋服のリフォーム店にお願いして、ほこりをかぶっています。また、裾上げテープを利用したり手縫いでかがったり、最悪面倒なときはガムテープでその場をしのいだりと、まぁ、はっきり言って駄目なわけです。
先日、ショップジャパンで小型軽量ミシンの商品説明会が行われ、本当は苦手なのに無理して参加してきました。案の定、散々たる有様。ちゃんと、裁縫が駄目で不器用であることを明言するべきだったけど、成り行き上、そう口にすることができなかった気の弱い私です。ゴメンナサイ❤
しかし、使っていて気がついたことは、かなり使いやすいということです。暗ーい、どんよりとした思い出しかなかったミシンでしたが、ほぼ一人でクラッチバッグを縫い上げることができました。しかも、制限時間の1時間以内です。
これは、私だけかもしれませんが、針に糸を通すのが比較的楽だったのです。
十分ビジネスでも通用する、シンプルなデザインのクラッチバッグに挑戦しました。
単機能だから楽
単機能で操作ボタンが少ないせいか、精神的な圧迫感がありません。苦手意識が強いと、あの複雑なたくさんのボタンを見ただけで、不安感が強まります。
ミシンが苦手でも、せっかく購入するんだからと、多機能なミシンを購入する方がいますでしょう?1台で、多くの機能を搭載しているミシンは、内部の構造が複雑です。下手な人は、想定していなかった縫い方や取り扱いをしますので、内部が複雑なだけに、エラーが起きた際の修復が難しくなるのです。
かつての経験からわかります。単純な構造であれば、ミシン製造メーカーが想定していなかった縫い方をしても、修復が楽なのですよね。
初めて買う場合のミシンにしても、多機能はどうかな?ヌエッタを使いながら、断然単機能シンプルが楽で良いと感じます。万が一、自分に合わなくても、安価であればお財布の痛手は少なくなります。
多くの機能を使いこなさなくてはならないと、プレッシャーを抱えながら生活するのも、どうでしょうかね。いざ必要な時に、必要な機能が揃っていればOKとしませんか?
ヌエッタの色は、パール感のある3色展開です。
小型軽量だからすぐに取り出せる
私が今、持っているミシンは、とても重いです。万が一地震などで落ちることがあればと、床の上に置いています。
ヌエッタは、2.3Kgの重さで、テッシュ箱ぐらいの大きさなので、棚の上や家具の隙間などに置くことが可能です。軽いので、すぐに取り出して使うことができます。電池を入れれば、コードレスにもなるのです。
ミシンを使いにくくさせている原因は、重いことと、押し入れの奥の方にしまい込んで、出すのが面倒なことです。
機能が多い上に使用頻度が低いと、使い方を忘れて使う度に取扱説明書に目を通さなくてはならない、煩わしさもあります。縫うステッチ毎に、針押さえや、ボビンフォルダー、針などが別々なのです。こうした小物も、『どの縫い方に合致した針押さえなのか』と、何が何だかわからなくなってしまいました。
ヌエッタの場合は、取り外して付け替える部品は『ボタン穴かがりの押さえ』ぐらいなので、迷うことはありません。シンプル!、単機能ならではのメリットじゃないですか?
別売りで、バッグ、糸セット、電源コード、フッターペダルがあります。
縫いはじめは2つのボタンを意識するだけ
ヌエッタは、取り出してすぐに縫える理由を説明しましょう。
糸をかける順番は、ミシンに印字してあるので、わざわざ説明書を取り出して確認する必要がありません。
左側に不審な突起がありますが、糸を伸ばして切るはさみとなります。ミシンは夢中になり始めると、糸切りはさみを探すのも煩わしくなります。ザァーッと縫い終わったら、はさみを探す必要はなく、さっと糸が切れる機能は便利です。
下糸用のボビンに糸を巻き取る順序も、体感的にわかるようになっています。下の写真は、裏側から撮ったものですが、ボビンマークに糸を通せば良いことが一目でわかりますよね。
自らで調節しなくてはならないボタンにも、機能がわかるようになっています。
使うボタンやダイヤルは、必要最低限。横に電源ボタンがついています。
後ろに電源コードと、フッターペダルの差し込み口があります。
縫う布によって調節が必要なのは、ステッチと糸の強さのダイヤルの2つだけです。
- 電源
- 縫うスピード
- 返し縫い
- 針押さえ固定レバー
- フットペダル
- ★ステッチの種類
- ★上糸と下糸の強さ
ヌエッタでクラッチバッグを縫った
クラッチバッグの材料は、ファスナー、裏地、表地の2種類です。(右の黒い布は試し縫い用。)
ショップジャパンの担当者のサポートがあったから、短時間で仕上がったとも言えます。しかし、シンプルなミシンの構造が、苦手意識を忘れました。
布にマッチ針を打ち、直線縫いの連続。表布は革素材っぽい分厚さがあったのに、何の不安もなくザァーッといきました。横にファスナーがあって、凸凹していたはずなのに、ほとんど気にせず、ザァーッと縫えてしまったのです。
こちらが、私が作った完成品です。
クラッチバッグを作り終えて、新たな野望が芽生えました。クラッチバッグの作り方を応用すれば、布団を丸ごと包むシーツも、クッションカバーも、こたつカバーを作ることができます。スーパーで気に入った布団カバーがなくて、妥協していましたが、コレならできそうと自信をつけてしまいました。
ココに、いろいろな色の糸が入る日も近いはずです。(?)ミシンはモニター用に頂きました。
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