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騒音に悩まされない部屋選びとは

経験した人でないとわからない

部屋選びでは、騒音に悩まされた経験ない限り、防音対策のある部屋を最優先にはしないでしょう。たまたま、物件を見に行ったら近くに工場があってその音に気が付いたとか、保育園の子供の声が凄かったりすると、「そうそう、騒音も大事よね。」と思い起こすのです。

おもむろに見学に付き添ってくれた不動産屋に聞いてみると、「平日だけですよ」などとの回答にすっかり安心しきってしまい騒音への不安は一気に忘れてしまいます。(少なくとも私はそうでした。)

でも、ご存じでしたか?
不動産屋に入居者からの寄せられる苦情で最も高いのは、騒音問題だそうです。こじれてしまうと、神経過敏、不安神経症、ノイローゼなどになり、心療内科通いというのも大げさではありません。

室内で走る子供の姿

騒音は2種類

騒音は2種類。屋外の環境による音と、同じ建物内の近隣から発生する音です。

屋外の場合は、曜日や時間をずらしながら何度か見学に行けば、おおよそのことはわかってきます。近所の人に出会う機会があれば、それとなく聞いてみると情報は正確になります。

住んでみなければわからないのは、同じ建物内の近隣から発生する音です。その昔私が賃貸に住んでいた際、朝の5時ごろになると必ず柱を、金づちのようなものでたたく音がしました。音の正体はわからずじまいでしたが、この音は屋外からではわからないと感じたものです。

屋外の場合

屋外の騒音は、遮断機、車の発信音や通る音、工場の音、学校や保育園があれば子供の声やチャイム、道路工事の音、通りがかった方の人の話し声などがあります。公園がそばにあれば、散歩させる犬同士の鳴き声なども意外に響きます。

屋外の騒音がどんなに凄くても、本人が仕事などで留守にしていれば問題ではありません。逆に仕事で夜勤がある、交代制勤務、平日が定休日、定時制の学校に通っているといった場合は、やはり、屋外の音は十分にチェックしておくべきです。

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室内に入れる見学の時に、たまたま騒音が確認できれば、窓を閉めてどれくらいの音量になるか分かります。そうした騒音がない時は、建物の構造や窓の機能の確認したり、スマホを使っての音テストを行うなどで、騒音の度合いを検討をつけるしかありません。

建物の構造

木造建築より鉄筋コンクリートの建物の方が、防音効果があります。騒音がどうしても気になるなら、鉄筋コンクリートの部屋を選びます。ただ、同じ鉄筋コンクリートであっても防音効果に違いありますし、建物が古く補修工事を行っていれば防音効果は悪くなっています。

窓の確認

防音に役に立つといわれているのは、窓が2つある二重サッシ、ガラスが2枚同じサッシにはめ込まれている二重ガラスがあります。騒音対策に特化した窓として、二重ガラスのガラスとガラスの間を真空にした防音ガラスもあり、こちらは遮音性能が高いとされています。

スマホを使って音テスト

不動産屋さんに協力してもらい、スマホの呼び出し音などで音のテストをします。全室の窓を閉めた状態で、屋内外で呼び出し音を鳴らしてどの程度聞こえるか確認をします。

同じ建物の場合

建物内の騒音は、上の階の人の足音や椅子を引く音・トイレを流す音・シャワー音と、階を問わずテレビやオーディオの音・赤ちゃんの鳴き声・ペット可のマンションであればペットの鳴き声といった様々な生活音が考えられます。

隣接する部屋に住んでいる方の生活パターンが異なれば、騒音問題は起こりやすくなります。明朝予定より早く起こされるとか、夜勤明けに上の階の子供が飛び跳ねる音で眠れないといったことなどです。

生活音に悩まされたくないなら、建物の角部屋や最上階を選ぶという方法もあります。

また、耳栓を使うという方法もあります。もしかしたら耳栓で騒音問題は、すべて解決できるかもとも思えなくもありません。近隣トラブルが絶えない話を耳にすると、そう単純なものでもないのかもしれませんが、これは知っておくと役立ちそうです。

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