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ウォーターサーバー水とコーヒーや紅茶との相性

嗜好飲料水にマッチしたウォーターサーバー選び

ウォーターサーバーを自宅へ設置する際、期待することはやかんでお湯を沸かさないまま、直ぐにコーヒーや紅茶が飲めることです。現実はウォーターサーバーの設定温度は、およそ80~90度ぐらいで沸騰した湯ではありません。一般に80~90℃ぐらいで、再加熱機能をつかっても92℃が限度。

黄色いカップを抱えている

もし、深夜の帰宅後に直ぐにコーヒーや紅茶を飲みたいと考えるなら、ウォーターサーバーを選ぶ際、設定温度と取り扱っている水の硬度をチェックをします。

嗜好飲料水と水の硬度

ウォーターサーバーの最も便利な使い道として、乳児の粉ミルクづくりがあります。生まれたての赤ちゃんは、粉ミルクだと1日に6回ぐらい授乳が必要です。蛇口をひねれば美味しいお湯が直ぐにあれば、お母さんは随分と楽ですね。

しかし、粉ミルクはもともとミネラル成分が配合されているので、硬度の高い天然水を使えばミネラルバランスが崩れてしまいます。腎臓の働きが未熟な時期に、多くのミネラルを処理するには負担が大きすぎます。

つまり、粉ミルクに使用する水はやはり軟水です。

こうした話は粉ミルクに限ったことではなく、水の硬度は味と深い関係があります。(※単位mg/Lは硬度で、水1ℓに対して含まれるカルシムとマグネシウムの量を表す。)

緑茶

水の硬度

50mg/L。
硬度が高いとお茶の渋みのタンニンが出にくく、低いと香りが出にくくなります。

温度

淹れる温度はお茶の種類により異なりますが、50℃から90℃。お茶の種類と適正温度の関係は、こちらにまとめてあります。

ダージリン

水の硬度

50~200mg/L。
硬水向きとされているダージリンですが、特に香りを楽しみたいなら軟水を選びます。

温度

お勧めの温度は、80~85℃ぐらいです。

セイロン

水の硬度

50mg/L。
ほのかな柑橘類の香りをもち、マイルドな渋みのまま飲むなら軟水です。硬水を使うと、苦みを強調させてしまいます。

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温度

お勧めの温度は、95℃ぐらいです。

アッサム

水の硬度

50~100mg/L。
渋みも強く香りは濃厚なことから、やや硬い水が引き立てます。

温度

沸騰したお湯で淹れると、紅茶ならではの渋みと苦みが最も強く味わえます。アミノ酸の旨味を感じるなら、60℃ぐらいです。

紅茶はもともと、100℃といわれていましたが、最近は少し覚ましたお湯が良いとされてきています。

アメリカンコーヒー

水の硬度

50~100mg/L。
使う豆の種類や焙煎方法によって、味が異なります。浅炒りのアメリカンコーヒーの場合は、マイルドな舌触りをそのまま楽しめる軟水がマッチします。

温度

ドリップで使う場合、浅炒りの豆は湯だまりしやすくなるため、通常よりやや高めの温度92~96℃ぐらいにします。

エスプレッソ

水の硬度

10~90mg/L。
エスプレッソと言えばイタリアが本場で、イタリアの水道は硬度が高いといわれています。故に、エスプレッソを美味しく飲むのには、硬水かなと考えがちです。

確かに硬水のマグネシウムは、苦みや渋みを引きだたせてくれ、もっと濃厚味を作り出します。とはいえ、コーヒーそのものの雑味のない味が好きという方なら、やはり軟水に軍配があがります。

温度

深炒りされたコーヒー豆は、苦みや渋みが強いために、低いお湯の温度で苦みを抑えて淹れます。一般にお湯の温度が高いと苦みとコクが強く、低いと酸味が強く出る傾向にあるためです。

イタリア人は小さなカップに入れたエスプレッソを一口で飲み干すそうで、あまり熱いと口の中をやけどしてしまいます。ぬるめの67℃前後の温度が良いと、されていることに納得できます。

スコッチ

水の硬度

30~180mg/L。
香りが個性的なスコッチは、硬水を使うとさらに美味しさを引き立たせるそうです。こちらもスコッチの種類によって、一概には言えないようです。好みのスコッチのおすすめの硬度を、メーカーのホームページなどで調べておくと良いかもしれません。

温度

冷水で飲む場合は、氷を入れるので記述の必要はありません。お湯割りの場合は、高温すぎると細かい香りが飛んでしまうので、80℃ぐらいが適温です。

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