草花は街を明るくする特効薬かな?
川崎市市制100周年記念事業・全国都市緑化かわさきフェアの春の部が、現在開催中です。(開催期間:2025年3月22日~4月13日)。花好きの私はぶらりと平日に、等々力緑地会場まで出かけました。川崎市内の開催地は、等々力緑地の他、富士見公園と生田緑地の3カ所でやっています。

ところで川崎のイメージってどんな感じでしょうか?一昔前は、産業重視で公害に悩まされているとか、繁華街があって怖い方達もいるんじゃないかって感じでしたよね。ここ2~30年の間にイメージがだいぶ変わってきました。緑化フェアもそんなイメージの払拭の狙いがあるようです。
草花は、まさしく街を明るくする特効薬ですからね。
広い敷地内を宝探し気分で散歩
等々力緑地はいくつかの運動広場と、コンサートなどができるメインアリーナとか、サブアリーナ・体育室・研修室・トレーニング室などがある広い施設です。いくつかの運動広場とは、野球用の球場、10面のテニスコート、2つのサッカー場、釣り池、多目的に使える広場などがあります。
下は令和3年(西暦2021年)の空港写真です。

平日でしたのでイベントもお店もない中、もっぱら花壇の鑑賞と散歩です。すっごく広い敷地の中に散りばめられた花壇やアート作品を巡りましたが、不思議と退屈しません。運動広場を縫うように地図を見ながら、花壇を探しの宝探ごっこのようでした。
敷地内は車が通っていませんので、広い遊歩道になっているからでしょうかね。のんびりとゆったりと、春風にあたってのお散歩といったところでしょうか?
等々力緑地の緑化フェアの花壇においての見どころは、なんといっても全長100メートルのガーデンです。高齢者も男性も大人も勿論子供だって、ハイジの気分になってしまう華やかな花壇です。この花壇の後ろにはウォーターガーデンがあり、田舎にいるような感覚になります。
そういえば、山梨県には『ハイジの村』があって、フラワーパークとして有名ですよね。アルプスの少女ハイジを花壇と結びつけてしまうのは、どうやら私だけではなさそうです。
順を追って等々力緑地の花壇の様子を紹介してみます。

テーマごとの木箱のグループ
私は開催日の2日後に行きましたので、まだ植物が育っていませんでした。春は植物の成長が早いので、3週間を超える期間を見越して若い植物を選んで作られているようです。
こんな風に膝位の高さの沢山の木箱のグループが、テーマごとに並べられています。このランキュラスの花壇は、『香る植物 ファッと漂ういい香り、顔を近づけたくなる植物たち・・・・』と説明の看板がありました。花壇もそうですがどの看板の文言がなかなか洒落ていて、一々立ち止まって読んでしまいます。
左後ろにあるのは『木陰のトンネル』。このフレームに植物が生い茂っていたら、もっと素敵だったのですが想像で補うことにします。

参加団体の大賞作品
参加団体の花壇が、ズラリと並べられていました。どれもこれも大賞で、主催者の人間性が伺えました。\(^o^)/
私が『好き』っと思えたのは、下の写真。理由はピンクが一杯だったからかな。

青空の下で木の積み木
小さな子供が楽しめるように、軽くて小さな木片が沢山ありました。触っていないけど、ケガをしないようにキチンとやすりで、断面は滑らかにしてあるに違いありません。

森のアート竹あかり
竹のアーチに細かい穴が一杯あけられていて、光が漏れるようになっています。日が暮れると、ロマンチックに違いありません。

竹材の有効活用
通常どこの森林でも竹は、花壇の中の雑草と同じで厄介な存在です。成長力が強く、どんどん広がってしまうからです。こんな風に山道に敷き詰めると、雨上がりのぬかみ対策になります。なるほどと感心しました。やがて腐っても、自然に帰るだけなので環境にも優しいですよね。

森のアート~アンプレラ~
7つの保育園の子どもたちが、描いても消せる魔法のクレヨンを使って200本のビニール傘に絵を描いています。傘の前には大きなフレームが用意してあって、ここに人が入ると額縁の絵のようになります。素敵なフォトスポット。

ぶら下がっている傘に近寄ってあどけない絵を、一つ一つ見て歩きました。大人の手の入っていない絵で、自由な子供の心に触れられました。

ロングボーダーガーデン
看板の説明によりますと、『秋・春合計200品種、45,000株の花々が咲き誇る、全長100メートルの階層構造のガーデンです。梅雨入り前に先行して、宿根草5,000株を植え、夏の間に大きく育てました。風にそよぎ、陽光に煌めく植物たちで、多摩川の清流を表現しています。』とありました。

このロングボーダーガーデンの奥は、藤棚のある幾つかのベンチがあります。さらにその奥は釣り池です。ベンチでの休憩は、前方と後方の両方を楽しめます。この花壇の花のセンスが抜群で、プロの仕事のように思えました。もう、夢中になって何枚も何枚も写真を撮ってしまいました。

『ここが』私が1番気に入った場所、ハイジの気分に浸れるところです。
ウォーターガーデン
釣り池の中にも花壇がいくつか作られていました。鳥の糞を養分として花を咲かせる水上花壇だそうです。
ところで、下の写真の中央にカラスがいるのが分かりますか?このカラス、ずっと羽を広げたり閉じたりして、珍しい動きをしていました。カラスの体操かな?

番傘が背景のガーデン
散歩道の途中でピンポイントに、作られた花壇のひとつです。番傘が背景です。左側はに緑色の四角いフレームが見えますが、こちらはつる性植物をまとわせたドーム状の回廊です。ワクワクしますよね。

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