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シャンプーは髪と頭皮の両方にあったものを
シャンプーは、スキンケアでいうところの洗顔石鹸と同じ。ただ、スキンケアの場合は、顔の汚れをとることに注力すればいいけど、シャンプーの場合はそうはいきません。
髪に付着した日中のほこりと、頭皮の皮脂や毛穴の汚れも除去する必要があります。いずれも同じタイプの汚れかといえば、そうではないところが、難しいところです。ほこりは水溶性で充分だけど、皮脂はそうはいきませんからね。
シャンプーは、頭皮を洗うことが主流になった
最近はほとんどの方が、毎日シャンプーをするのが当たり前になったせいか、シャンプーは、髪を洗うというより頭皮を洗うというのが、常識になりつつあります。
髪の汚れは、あえてゴシゴシこすらなくても、頭皮を洗う時に触れるシャンプー液やすすぎ水で、十分にとれるからです。
頭皮も毎日洗っているために、それほど汚れが残ることもありません。
特に女性はシャンプーで、毛穴の汚れを除去すると考えていません。汚れをとることより、シャンプー時に、髪や頭皮に良い栄養を与えて、やがて生えてくる髪を健康にするというのが目的です。
洗浄力を限りなく抑えて、頭皮に最先端のサイエンス成分を与えるシャンプーが現れました。プレミアムフィトといいます。
プレミアムフィトで、健康な髪を育てたい
これからのエイジングシャンプーは、『髪をさらさら』とか、『髪をしっとり』とではなく、ひたすら頭皮環境のみを考えています。使い続けて、根元からハリのある髪が出てきて、髪のボリューム感を楽しみます。
プレミアムフィトは、植物の生命力のようにハリ・コシ・つやに満ちた豊かな髪を、育む頭皮にエネルギーを与えることが目的だそうです。
開発者は、中目黒にクリニックを持つ高瀬聡子皮膚科医師によるもの。高瀬医師が開発した、シミに働きかけるハイドロキノンを使用したラグジュアリーホワイトシリーズは、雑誌で何度もみています。
顔の皮膚も頭皮の皮膚も、構造は同じですので、皮膚科医師がシャンプーを作ってもおかしくありません。今までは、あまり聞きませんでしたが、清潔志向が当たり前になった今なら、なおのことニーズがあるはずです。
頭皮のケアと顔のスキンケアとの違い
ただ、頭皮は皮脂腺が多く、顔に比べて皮脂分泌が活発なところ。汗腺の数も、顔と比べれば、多くなります。なんと皮脂腺は顔のTゾーンの3倍もあるといいます。
男性やオイリー肌の方なら、頭皮の毛穴に詰まった皮脂のかゆみに悩まされています。
毛穴とて、顔のうぶ毛とは違い、太くハリのある毛を作りますので、顔の毛穴と比べて大きくなります。大きな毛穴には、汗や皮脂がとどまりやすいのはいうまでもありません。
顔の毛穴の大きさは人によって異なりますが、頭皮になればその比率がさらに大きくなります。頭皮の悩みは、個人差が大きい理由です。
また、顔には喜怒哀楽を表わすための筋肉(表情筋)がありますが、頭皮にはほとんどありません。血行が悪くなり、薄くなった人が熱心にマッサージを行う理由は、筋肉がないからです。
血行が良くないために、外から栄養を与えても、効いた実感が伴わないのも頭皮だからといえます。
ちょっと、考えてみれば頭皮を顔で行っているスキンケアと同様のお手入れをするというのは、かなり難しい話になるのです。
それでもチャレンジしている!
最近のヘアケア剤は、難しい頭皮のケアにチャレンジしています。時代の流れを感じます。
育毛剤は、気休めだと思っていましたが、水谷豊が宣伝している育毛剤リアップなどは、『4ヵ月つづけることで、髪に良いことが起きます。』なんて言っています。この発言に強い反発があるのを覚悟して、堂々とテレビで流すのも、大胆なチャレンジと言えます。
シャンプーで頭皮のエイジングケアは合理的
毎日行うシャンプーで、特にオイリー肌でなければ、エイジング成分を配合したシャンプーも悪くありません。
シャンプー時には、少なからず頭皮をマッサージしますし、バスタブの中で頭皮の血行も良くなり、エイジング成分の浸透もあがりそうです。
すっごく共感しているけど、ゴメン
私は抜け毛の心配はないのですが、高瀬聡子医師の大ファンでもあることから、プレミアムフィトを使ってみることにしました。
結果は、生え際からしっかりと腰のある髪が出てきているせいか、ハリ感を感じました。髪も幾分、硬くなった気がします。
しかし、くせ毛にハリが加わると、弱いうねった針金なら何とかおさえられるけど、強いうねった針金に勢いがつくと収拾がつきません。つまり、ゴワゴワな髪に拍車がかかり、大爆発の髪に戻ってしまいました。期待に添えなくて、ごめんなさい。
髪質の変化は、顔の毛穴の大きさの変化とは、比べ物にならないくらい目立ちます。髪ほど、個人差が開くものはないと、つくづく感じた瞬間です。
これからのシャンプーは、髪質や頭皮の状態によって、選ぶ時代でしょう。『合う』『合わない』という、明暗がはっきりします。自分に合ったシャンプーを探しましょう。ブランドにこだわることなく、自分の髪と頭皮で判断したいものです。
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