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日々進化しているフラワーパーク
3月3日に昨年6月の上旬に行った府中市郷土の森博物館の梅が、見ごろということで行ってきました。
この府中市の郷土の森は、ホームページで日々花の開花状況が公開されています。単に『梅まつり』開催中というだけでなく、さらに『梅が見ごろ』という文言だけでもありません。早咲き、中咲き、遅咲きごとに、つぼみ・三割・五割・八割・満開・散り始め・終了の6段階わけで表示されています。私が行ったときは、早咲きは散り始め、中咲きは満開、遅咲きは三割といったところでした。
郷土の森の梅に種類は、次のようになります。
- 早咲き<約1割> 八重野梅、八重寒梅、白牡丹など
- 中咲き<約7割> 白加賀、月影、新茶青など
- 遅咲き<約2割> 豊後、紅千鳥、小向など
そういえば先日新聞で、あしかがフラワーパークの入園料のことが掲載されていました。入園料は日々、開催時間や曜日と花の咲き具合で変動するそうです。花見のサービスビジネスも日々進歩して、きめ細かくなってきています。花好きには、うれしい時代になりましたね。
梅、梅、梅、そしてまた梅
広い敷地の中のいたるところに梅の花が咲き乱れていました。場所によってはアジサイが、梅の木の下側に植わっていました、昨年の6月と同じ場所とはとても思えないほどです。

訪れる人はご年配の方が多いのですが、中には大学生のグループや若いカップルも1組見つけました。枝ぶりと花付きが良い木と思える梅の周りには、大勢の人がカメラを向けていました。きれいの感度は、共通しているようです。
定番の白い梅
郷土の森博物館で最も多く見られたのは、関東地方中心に栽培されている白加賀[しろかが]と、大分原産でアンズとの交雑種である豊後[ぶんご]です。豊後の方が白加賀より、ぼってりとした印象を持ちました。豊後は実をつけますが、実も大きいと言われています。
白色の花の中でひときわ白く見えたのは月影です。枝と蕾が緑色なところから、白色に反射しているのかもしれません。多くの梅の花は香りがあまりしないのですが、月影はほのかに匂いました。
白加賀

月影
分かりにくくてすみません。一番手前の木が月影です。青白さが分かるように他の木と対比させ、全体を撮影したのですがちょっと無理があったようです。

小向
白い梅はバックの青空で引き立ちます。

しだれ梅
多くの人が集まって撮影していた梅は、大概しだれ梅でした。枝が真っすぐ上に伸びる姿も水墨画チックで素敵ですが、しだれ系の梅は珍しくて興味がわくからですね、きっと。
月影しだれ

玉垣枝垂れ[たまがきしだれ]

ピンクのしだれ
名前が分かりませんでした。ただ、ピンク色がすっごくきれいです。

藤牡丹しだれ

紅色系の梅
紅千鳥[べにちどり]

豊後の紅
プラカードには八重とあったのですが、「うーん」私的には一重です。

入日の海
新種なのでしょうか、蕾がピンクで愛らしいですね。

八重の梅
昨今の八重咲きブームは、梅にも来ていました。
ピンクの八重
こちらは名前が不明です。

玉牡丹

蝶の羽重ね
梅ってこんなに華やかだったっけ。。。

名前にギョッ!!
ばら園に行った際も感じたのですが、昨今の生産者さんの名前のセンスにギョッ!!とさせられます。名前と梅の花を見比べて、釣り合っているのか否かを考えるのも花見物の楽しみと思えるようになりました。
光源氏
「光源氏に見えますか?」おっと、誰も光源氏に会ったこと、ありませんよね。

蝋梅[ろうばい]
蝋梅と梅は良く似合うと個人的には考えていますが、開花時期は12月から1月の寒い時期が花をつけるそうです。梅の2月以降とは、季節がずれているのですね。こちら郷土森博物館でも、既に終わりに近づいていました。

果物のような甘い香りがするというので、終わりかけた花に鼻を近づけてみると、『ジャスミン」のような香りでした。
下を向いて咲かせる黄色い花は半透明でツヤがあることから、蝋細工のようにみえることが名前の由来の一つです。
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