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部屋選びで一度決めた予算枠は変えない

毎月支払う家賃は甘くない

初めて一人暮らしをする際に必ず陥るのは、新生活への期待から、暮らす家へ望みも増えてしまうことです。テレビドラマに出てくるような閑静な住宅街、オートロックのこじゃれたマンション、駅近で、交番が近くにあって治安も安心などなど、キリがないほど思いついていくのです。

ただ、残念ながら多くの人は、これらの全ての希望を叶えるだけの収入がありません。

激安物件の前にいる不動産屋

優先すべき条件を絞る

部屋選びは、どんな暮らしがしたいのか決めることから始めるという方もおります。しかし、現実の相場を知ることの方がもっと大切です。

相場を見ながら、優先させるべき条件とあきらめる条件を決めて、現実的な家賃予算を決めます。部屋選びは、妥協の連続と割り切ります。期待が薄いと、掘り出し物が見つかった際の喜びも大きくなる思わぬメリットもあります。

不動産屋に相談する前に予算を決めて、予算枠を厳守する理由は、百戦錬磨の不動産屋に踊らされないためです。加えて、口にした予算が現実的であり丁寧な情報収集を怠っていないことを、不動産屋に示します。暗に、簡単には騙されないお客であるとプレッシャーをかけます。これ大事。

間違っても、何の知識も情報も持たないまま丸腰で、不動産屋に出向き少し予算オーバーだけど「まぁ、いいかー」と大喜びで契約してはいけません。賃貸で毎月家賃を支払うのは、1度に大きな買い物するのとは違い継続するからです。1回でも支払いができない月があれば、翌月とて支払いができないリスクを伴います。

予算より少しオーバーの物件が気に入る

もし、不動産屋の紹介で、予算より少しオーバーな物件が気に入ってしまった場合は、不動産屋を変えてみます。

明らかに満足しなさそうな物件ばかりを紹介し、満を期して不動産屋の本命の物件を紹介して契約させてしまう例があります。不動産屋の利益になる仲買手数料などは、1カ月の家賃をベースに計算されますので、高ければそれに越したことはありません。さらに、取り扱う賃貸物件には種類があって、利益の高い自社物件や管理物件を借りてほしいのが本音です。

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ちなみに、物件は4種類あり、利益率が高い順に、自社物件、管理物件、オーナー物件、他社物件となります。

本音は、お客の予算は勿論のこと他の希望に合った物件よりも、利益率の良い方を勧めたいのです。

予算より割安な物件が気に入る

前もって調べた相場より質が高く、割安感があるからと手放しで喜ぶのは少し待ってください。

安いには安いの理由があります。不動産屋の担当者に、割安の理由を聞いてみてください。これは、事前に相場を調べたからこそ、できる行動です。

事故物件

一つは、事故物件(自殺者や殺人があった部屋)の可能性です。事故物件の場合、不動産屋には告知義務がありますので伝えてもらえますが、あやふやな部分もあります。

自殺者が出た事故物件では2人目に入居者以降は告知義務なしとか、人が亡くなった場合10年経過後は告知義務はなしとか、殺人の場合は50年経過後は告知義務はなしとか、建物を新しく建て直した際は告知義務はなし。。。とか判断する人もいます。孤独死に関しても、死後の日数が経過しているものは事故物件で、死後すぐに発見された場合は告知義務はなしとすることもあるそうです。

事故物件は人が亡くなった場合だけでなく、周辺で「事件・事故・火災」などがあった「嫌悪施設」が近くにある、「指定暴力団などの事務所」が近くにあるといったことも含まれます。こちらも、暴力団の多い地域では告知義務はないと判断する人もいるようで、やはりあやふやな部分があるのです。

いずれにしろ、気味が悪いし、現実に事故物件で事故が連鎖したといった事例もあるようで避けるべきです。

入れ替わりが多い

二つ目は、入れ替わりが多く何かトラブルを抱えている可能性がある物件です。

私がかつてアパートに入居した時、上下と両隣にあいさつに回った際、全ての人が入居1年そこそこの方たちばかりでした。契約更新が近づくにしたがって、そのトラブルを知りました。

アパートを所有するオーナーの中には入居者の回転率を上げて、敷金と礼金を稼ぎたい人がいるようです。その時の私は、戻ってこなかった敷金と礼金は簡単にあきらめてしまいました。実際には、国民生活センターや都道府県の相談窓口など、相談する窓口は複数あります。マナーを守らないオーナーとの関係は、早々に切りたいところですが、大切なお金を取り戻す努力も必要です。

同じアパート内に質の悪いクレーマーがいるとかゴミ出しのマナーが悪い、防音対策が悪く隣の音が筒抜けといった理由で、退去者が多いとも考えられます。

入れ替わりが多い賃貸も、避けた方が無難です。

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