私を作っているものは、何?って思ったの
自分の力で身体を動かすので、身体に無理な負担がかかることは無く、勝敗がかかっているわけではないので、優劣を意識することはありません。自分のペースで、体力に合わせて行う事ができるヨガは、誰でもできるスポーツです。年齢も性別も、運動神経も関係ありません。
自宅で一人で行うこともできるし、ヨガ教室へ通うこともできます。多くの女性のヨガを行うきっかけは、ダイエットや運動不足解消などからでしょうか?きっと、些細な理由ですよね。
ヨガの目的って内面を見つめること
実際行ってみると、それは奥深いものであることに気づかされます。初めは確かに、呼吸法やポーズなどを、インストラクターの指示通りに行うだけで四苦八苦。身体を伸ばしたり、ねじったり、縮めたりといったポーズは、瞑想に入りやすくするためのものだと聞きました。
元々のヨガの目的は、自らの内面を見つめ、心身の不調を癒すためのものです。インドで古くから伝わるアーユルヴェーダの健康になるための知恵、今でいうところの予防医学の流れを汲んでいます。
ポーズをとりながら、『ゲッ、身体が硬くて苦しい』だの、『ちょっと太り過ぎでお腹が邪魔』だのと頭をよぎる度に、普段、自らの身体のことを真面目に考えていなかったと反省します。ガツガツと毎日仕事をし、バーゲンやセールで1円でも得をしようと、我が身かわいいだけの毎日です。
もうちょっと考えてみれば、こんな風に思うわけです。自分を取り巻く環境、空気、食事、人間関係、衣類などが、今の自分を作り出しています。快適な部分も不調な部分も、毎日の生活スタイルで決まっているんだってことです。こんなことを考えている間は、仕事がうまくいかないとか、人間関係が上手でないとか、家族に対してちぃーっとも優しくないとといった、悶々とした悩みは頭に浮かびません。極シンプルに、私の存在と私を作っている材料や資源に思いを寄せられます。
日々の悩みや欲を、全て身体の中から排出させてしまう、自分という個体そのものに興味を抱いた瞬間から、ただそのことだけに意識が集中できました。
日本で言うところの無の状態、初心にかえるという言葉があてはまるようです。 ヨガはゼロになれるもの。
ゼロから始めて、再出発の瞬間がイメージできます。ヨガって、もっともっと、心も体も綺麗になるための新たな自分を思い描くものって感じます。いいねぇ~ヨガ。何だか好きになりそうですよ。
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