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注染の浴衣の魅力を知り大人っぽくキメル

日本古来の浴衣に女子力アップを託したい

高温多湿の日本ならではの浴衣は、夏祭りや花火と限られたイベントでしか着られませんでしたが、今も着継がれています。昨今、胸元にレースをあしらったり、ミニスカートのように丈を短くしたり、裾を広げてフレアスカートにするなどアレンジして着る若者もいます。

単に昔ながらの風習だからだけではなく、浴衣を受け入れたくなる理由もそこにあるようです。

洋服とは違い体の曲線を無視して縫製していることが、功をなしています。肌に生地がまとわりつかず、足元や袖口から風が入り涼しいのです。靴下を履かずに素足に下駄をはいて屋外を歩けるのも、涼しさを倍増させます。生地に使われているのは木綿や麻素材が多いために、汗を吸収しサラッとした着心地です。蚊が多く出る夕暮れ時の花火大会では、浴衣の丈の長さが役に立ちます。また、肌の露出部分が少ないので、UV効果もあります。

現代風にアレンジし尽くされると、逆に日本古来の深みのある文化に浸りたくなるものです。大人っぽく浴衣を着たいと思う方もいるでしょう。浴衣は着物のカテゴリーに含まれ、女子力アップをつい期待してしまいがちです。よりシックで本格的な浴衣へと、望みが上がるのは自然です。

藍色に白地の柄の浴衣

浴衣のデザインは染技法に左右される

浴衣のデザインが時代と共に華やかになったのは、染料の技術の進歩があってこそです。

江戸時代に開発された「長板中形(ながいたちゅうがた)」は、地色を藍にして模様を白く染め抜いたものと、白地に藍で模様を描きます。藍の一色染めで、表と裏の両面を染めています。

「先染」は糸を染めてから織物を織る方法で、格子、縞、絣柄と幾何学的な柄をつくります。

ローケツ染めは、後に説明する注染と同様に糊置きをして染めますが、生地にロウを付着させロウの割れ目の面白さを楽しむ染色法です。

しごき染めは、染料を混ぜた柔らかめな地色糊を、生地全体にしごきべらとよばれるへらで塗りつけます。その後地染めを行うと、生地の表面だけが染まり、裏は白色のまま残します。江戸小紋に使用される絹紅梅小紋や、絹紅梅小紋絵羽などがこの方法で行われています。

現代の染色技術の進歩のたまものである 多色で様々な模様が描かれた浴衣の多くは、「プリント染」と「注染め」で作られています。

プリント染の方法

プリント染は、コンピューター制御によって顔料を出し、生地の上に載せていきます。繊維1本一本の奥まで染める昔ながらの注染とは違い、生地の裏側には柄がでません。歩く時、着物の裾がまくれた時、柄のない白い裏地が見えるのがプリント染です。

プリント染は、手間を必要としないので、大量生産が可能なためにコストを抑えることができます。

注染の方法

注染が開発される前は、長い板に白生地を張り、型を置いて柄をつけ、藍などの染料をしみ込ませて染めていました。色は単色に限定され、1反染めるのに時間がかかります。

明治時代の後半、大阪と東京の職人が協力し合って、注染を開発し2色以上の染料を使えるようにしました。

注染の最盛期は昭和30年代で、都内には50軒の染め物工場がありましたが、今では都内の工場は数件にまで減っています。注染の浴衣が多いと書きましたが、やはり、プリント染にはかなわないのでしょう。

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注染は、染料を口の細いヤカンで生地に注ぎ込む、手ぬぐいや浴衣の代表的な染料方法です。木枠に入った型紙を反物の上に置き、型紙の空白部分に糊を敷き詰めます。糊置きを終えると、反物を染色台の上に置き、口の細いヤカンで染料を注ぎ込みます。糊の置いてある部分だけを白く残し、他の部分を染めていくのです。反物の長さの分だけ、型を置き糊付けを繰り返していきます。

型付けの終わった生地に。おがくずをまぶして余分な水分を取ります。

さらに、反物の上に模様毎に糊で土手を作り、土手の内側にヤカンで染料を注いでいきます。土手毎に色を変えられるので、一度に多色で染め上げられます。注いだ染料はすぐに生地に浸透しますが、下から電動コンプレッサーで染料を吸収させて染料が溢れることはありません。

注染が片面が終わったら、ひっくり返して裏側も同じように染料を注ぎます。表も裏も染めるのが注染の特徴です。

染色が終わると、洗い場へ記事を持っていき、型付けの糊や余分な染料を落とします。洗い終えたら、脱水をして天日で乾かします。

注染の浴衣は楽天でも売られています。(下の画像をクリックしてください。)↓

プリント染と注染の長短

プリント染は、染料を生地の上に載せていく方法ですので、プリントされている面積が多ければ多いほど、色も濃い色であればあるほど、生地が硬くなります。染料が積み重ねられていくイメージです。注染の場合は、繊維1本1本に染料を浸透させる上に、最終工程で水洗いをして表面の染料を落とすためにしなやかさを残します。

プリント染の生地の裏側は、図柄が透けて見えるものの白っぽくなります。注染の場合は、表面の反転デザインを楽しめます。

デザイン性は、プリント染の方が細部にわたって凝った絵柄を楽しめます。注染の場合は、細かい線や点はつぶれたりぼやけたりしてしまいます。

作り帯は便利

多くの現代人は洋服が日常になったために、和服は着ることが苦手になりました。浴衣はカジュアル性の高いはずなのに、わざわざ着るために美容院を利用しなければならないのも、何か変です。「こんなことで和服離れしては問題だ」というメーカー側の糸もあり、すでに結び目を仕上げた「作り帯」を、帯にワンタッチで固定できるタイプもあります。

こちらのお店、ちょっとかわいいです。(下の画像をクリックしてください。)↓

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