usbメモリごとに使えるソフトが異なる
既に一般的になった暗号化機能搭載usbメモリですが、ちょっと割高と考えていませんか?バッファローのusbメモリは付属のソフトをダウンロードすることで、リーズナブルな価格でセキュリティの強化が可能になります。
ただひと手間が必要。
usbメモリの種類ごとに使えるセキュリティソフトが違うことと、複数あるセキュリティソフトの機能を、あらかじめ知っておかなければなりません。バッファローの便利な暗号化機能搭載usbメモリのことを知ってもらいたくて、ちょっと説明してみます。
下記の写真は、暗号機能搭載の専用のusbメモリ(RUF3-JW32G-SC)。
バッファローのセキュリティソフト
バッファローのセキュリティソフトソフトの主な種類は、次のようになります。名前が似ているのが、ちょっと厄介です。
- SecureLock Mobile
個人で使うお勧めのソフトで、暗号化領域ごとに暗号化・パスワード管理できる - SecureLockManager Easy
パソコン側で、usbやハードディスクなどの暗号化・パスワード管理ができる - SecureLock Mobile2
usbにあるファイル単位で暗号化・パスワード管理ができる - SecureLock Manager
企業用のセキュリティソフトでパソコンで管理 - SecureLock Manager2
企業用のセキュリティソフトでパソコンで管理 - SecureLock Manager Lite
企業用セキュリティソフト簡易バージョンでパソコンで管理
パソコン側でセキュリティを管理
バッファローのusbメモリは、パソコンにソフトをインストールして使うものと、usbにインストールして使うものの2種類に分けられます。
下記のいずれのセキュリティソフトも、パソコンにインストールしてパソコン側でセキュリティ管理を行います。
SecureLock ManagerとSecureLock Manager2
SecureLock ManagerとSecureLock Manager2には、『RUF2-HSC-MGR(有料)』という有償ソフトと、別に対応するusbメモリが必要です。usb単位でパスワードを設定でき、usb内部のデータは暗号化されて保存することは無論、高機能なセキュリティを制御できるようになっています。
ただ、現在公式サイトではRUF2-HSC-MGRが取り扱いされておらず、 SecureLock Manager Liteで代替えをするように勧めています。他のお店では売っているのに、何故公式サイトでは売られていないのかちょっと不思議。
SecureLock Manager Lite
SecureLock Manager LiteはSecureLock Managerと比較すると、安価ですが利用できる機能は少なくセキュリティの質は下がります。SecureLock Manager Liteも暗号機能搭載の専用のusbメモリを使用しなければなりませんが、高価なRUF2-HSC-MGRの購入は必要ありません。
具体的に機能の比較例を挙げると、パスワードの設定文字数が15文字まで可能であるのに対しSecureLock Manager Liteの方は4文字固定、パスワードに数字や記号を入れられるのにSecureLock Manager Liteの方は含めることができません。加えて使用PC制限はできませんし、使用するOSを制限できなかったりと、かなり機能面では落ちる感じです。
(※こちらのリンクをたどると記事の下の方に、SecureLock ManagerとSecureLock Manager2とSecureLock ManagerLiteの違いが一覧表になって書かれています。)
SecureLock Manager Easy
一方、Secure Lock Manager Easyは、データの暗号とusbを読み込み時のパスワード設定と、あとほんの少しの機能のみです。SecureLock Managerなどのように細かな設定はできません。企業で大勢の人のusbのセキュリティを管理するというより、個人がハードディスクを使う場合を想定しているようです。
デメリットはパスワードを忘れてしまうと媒体の読み込み方法が他になく、媒体のデータを初期化しなければ復旧ができません。
SecureLock Manager Easyを使用したことがありますが、自動パスワード認証機能を使えば、パソコンを起動時にパスワードを入力しなくても、ハードディスクの読み込みが可能になります。
usb側でセキュリティを管理
usbメモリが必要なのは仕事だけではなく、家庭でも銀行関連のパスワードのメモや、病歴などの控えに使えます。紙だと誰かに見られる不安がありますし、大量の秘密データをちいさなusbメモリで管理できるというのは大きなメリットです。
殊に昨今、パソコンやスマホはオンラインに繋がりっぱなしであるため、サイバー攻撃のリスクがあります。大事なデータが抜き取られたり、逆に暗号化されてしまったりと物騒な世の中になりました。大事なデータこそオフラインで、手元にというの選択肢もありですね。
暗号機能のソフトをusb側にインストールが可能であれば、決まったパソコンを使わなくてもデータを見ることができます。会社の仕事を家に持ち帰るとき便利です。私が長年愛用しているのは、バッファローののパスワードソフトがインストールできるusbメモリです。該当するソフト名は、『Secure Lock Mobile』とか、『SecureLock Mobile2』。
バッファローのusbメモリは、暗号機能搭載の専用と、搭載不可能があります。バッファローのものは全て、暗号機能搭載の専用のusbメモリというわけではないのです。しかも、アマゾンの販売サイトではその判別ができませんので、公式サイトで調べる手間がいります。
例えば、暗号機能搭載の専用のusbメモリの機種を調べるには、機種ごとに搭載できるソフト名の中に、『SecureLock Mobile』や『SecureLock Mobile2』が書かれているかどうかをチェックする必要があります。
バッファローのusbメモリの機種一覧はこちらです。SecureLock Mobile
usbにソフトをインストールし、実行モジュールをクリックすると暗号化ソフトが起動します。最初に暗号化領域を指定し名前を付け、パスワードを設定しておきます。指定したusb内の暗号化領域に、ファイルを入れてしまえば暗号化してくれます。
2回目以降は、実行モジュールをクリックするとパスワードの入力画面が表示されますので、正しく入力すると最初に入れたファイルを見ることが可能です。
データを修正したい場合も、usbのファイルを書き換えて上書き保存するだけで、暗号化して書き換えてくれます。便利です。
暗号化領域は、複数作ることができます。保存しておきたいファイルの種類ごととか、家族で同じusbを使い別々の暗号化領域で管理するといったことができます。
私は断然、こちらのソフトをお勧めします。
SecureLock Mobileが使えるusbメモリの機種を調べてみました。
次の通りです。
- RUF3-JWシリーズ
- RUF3-PSシリーズ
- RUF3-Cシリーズ
- RUF3-CAシリーズ
- RUF3-MBシリーズ
- RUF2-WBB/Bシリーズ
- RUF3-KSシリーズ
- RUF3-WBシリーズ
- RUF3-HPMシリーズ
- RUF3-CPシリーズ
- RUF3-K/Sシリーズ
ちなみにRUF3-JWシリーズは、アマゾンで調べてみると、税込みで1092円ですって。
安くない?
私が持っている暗号機能搭載の専用のusbメモリ(RUF3-JW32G-SC)は、コネクター部分を隠すことができるんですよ。おしゃれですね。
SecureLock Mobile2
SecureLock Mobile2は上記のSecureLock Mobileとは異なり、暗号化領域を指定してその領域全体をパスワードで保護するわけではありません。ファイル単位で暗号化していきます。
usbにソフトをインストールし、実行モジュールをクリックすると暗号化ソフトが起動します。最初に暗号化したファイルを元に戻すためのパスワードか、パターン登録を行っておきます。画面にはパスワード方式(青)とパターン方式(黄)の2色の箱が表示されていて、ファイルを青か黄の領域にドラックすることで暗号化されます。
2回目以降は、実行モジュールをクリックすると画面にパスワード方式(青)とパターン方式(黄)の2色の箱が表示されます。暗号化されたファイルを青か黄の領域にドラックすると、パスワードを登録している場合はパスワードの入力画面が、パターンを登録している場合はパターンの入力画面が表示されます。最初に登録した通りに入力すると、暗号化ファイルは、復元されます。
この時、暗号化されたファイルを削除したい場合は、設定で変更できます。
ファイルのデータを修正したい場合は、復元したファイルに上書きし保存した後、再び暗号化処理を行います。この時に復元したファイルが残るので削除しますが、ソフトで自動的に復元ファイルを削除する設定ができます。
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