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雨に強い花でプランターを移動せず長梅雨を乗りきる

マリーゴールドは長雨でも耐えられた

一昨年ぐらいから神奈川でも、長雨に悩まされるようになりました。5月に満開になったネモフィラやペチュニアも、長雨に花びらが痛んだり、花びらが散ったりしました。時には茎も腰を曲げてしまい無残な姿になりました。

散歩道で5枚花びらつけたまま日々草が、アスファルトに何枚も落ちているのを何度か目にしました。強いと思われている日々草でもこの有様です。

マリーゴールドは少々の霜でも花をつけ開花も長いことから、冬の花が少ない時期にプランターに一面に植えているお宅があります。そっと観察してみると年を越し、年明けも随分と長い事楽しめました。

実はマリーゴールドが、雨にも強い花だと発見します。

通常は春種を植えした場合、5月から初夏にかけて花をつけてくれます。種類大きく分けるとフレンチとアフリカンで、フレンチの方は暑さに弱く開花期間が短くなります。散歩道でみたお宅は、アフリカンタイプでしょう。

写真のマリーゴールドはフレンチタイプで、「ファイヤーボール」という名前です。咲き始めから終わりまで刻々と花色が変化し、1株で複数の花色を楽しむことができます。秋になり夜に温度が下がると、赤色が増ていきます。

下記の写真は長雨に耐えた後の姿です。サカタのタネで種から育てました。

フレンチタイプのマリーゴールド

このマリーゴールドが今年の3日と空けずに降り続けた雨にもかかわらず、どんどん花をつけ続けました。ちなみに6月から7月の雨の日を書いてみると、6月5日・9日・10日・11日・12日・13日・14日・16日・18日・19日・20日・21日・22日・23日・24日・25日・29日・30日、7月1日・4日・5日・6日・7日・9日といったところ、随分と連続で雨が降りました。(goo 天気より参照)

花をつけたまま枯れたものは、自然現象と考えます。それ以外で、花びらが落ちたり、花毎取れてしまうことはありませんでした。こんなに雨が降り続けたのに、根腐れも今のところしていない様子です。

これはブログに書かなければと、思った次第です。

マリーゴールドは種からでも育てやすい

種から育てるようになり随分と経験しましたが、マリーゴールドはビギナー用で直ぐに発芽して成長してくれます。

特に土も選びませんし、移植してもへこたれません。ただ、咲き始めは花屋さんのようなゴージャス感がなく、とっても貧弱です。貧弱な期間さえめげなければ、後はどんどん成長するうれしい花なのです。

余談ですが。こちらでペチュニアがコンパニオンプランツになるのでは、といった記事を書きましたが、マリーゴールドの方は多くの人に周知されています。マリーゴールドと一緒に、大根、トマト、ナス、ピーマン、シシトウなどの野菜と一緒に植えると、害虫を遠ざけるといわれています。

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フレンチタイプマリーゴールド

知ったかぶりのメモ

サカタのタネの『2021春準備号』に、マリーゴールドのアフリカンタイプとフレンチタイプの違いについて説明されていました。ちょっぴり、お借りします。

アフリカンタイプ

メキシコからスペインに導入され、アフリカ北部に広がったことに由来します。茎は太く直立的に草丈高く生育し、花弁が密に重なり手まりのような豪華な花を咲かせます。万寿菊と呼ばれることもあります。

花の大きさは、約8~12cmです。

アフリカンタイプの花は、「ルセットゴールド」「オプティバ」「パーフェクション」「アフリカントール」「ブラウドマリー」「ホワイトバニラ」などがあります。

フレンチタイプ

ヨーロッパに導入されたときに、フランスを経て広がったことに由来します。アフリカンタイプとは対照的で、草丈はコンパクトで横張りに枝を広げ小輪の花をたくさん咲かせます。

花の大きさは3タイプに分かれます。大輪が5~6cmで、中輪が5cm、小輪が4センチです。

フレンチタイプの花は、「サファリ」「ファイヤーボール」「 ボナンザ」「ホットバック」「ディスコ」「一重咲」「ストロベリーブロンド」などがあります。

長梅雨対策

草花の長梅雨対策についてもまとめておきます。

真っ先に思いつく長梅雨対策は、プランターを軒下に入れることです。長梅雨の時、プランターが大きくて重かったり軒下のスペースがなかったりして、軒下に移動させられないものもあります。加えて雨に日の低気圧は、気分も沈みがちでプランターの移動も億劫にさせられます。急な雷雨も増えて、園芸好きを泣かせます。

実はプランターに花を植えるとき、必ずしていることは底石を敷き詰めています。底石が水はけを良くします。土も多くの人が行っているように、腐葉土、赤玉土などをブレンドしています。最近ではプランターを軽くするために、パーライトやくん灰なども混ぜています。土のケアも長梅雨対策には、大切なポイントです。

その次は、梅雨の時期は加湿に強い植物を選びます。常時土の中で水に浸っていると、根は酸素を吸収することができずに根腐れを起こします。とはいっても水生植物や、常時ジメジメしているところで育つ植物もあります。加湿の強さは植物によって異なる!!言うまでもなく7月は、加湿に強い苗を選びます。

例えば、5月の母の日のカーネーション貰う方は多いでしょう。カーネーションは加湿に弱いので、軒下や屋内に優先的に入れます。私も長梅雨前に、地植えとプランターにカーネーションを植えましたが、生き絶え絶えといったところでです。花の開花期間が3日と持ちません。

カーネーションは大切にすれば、毎年花を咲かせ続けられる宿根草ですし、冬でも暖かい日が続けば花を咲かせてくれます。大切な人からの頂き物であれば、長期間花を楽しみたいものですね。

三番目の長雨対策は、今までと重なりますが雨に強い花を見つけることです。その一つは、マリーゴールドですよ。

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