荒波にさらされるサーフボード用の滑り止めから生まれた
老人を持つご家庭で、自宅の転倒事故が心配なのは、お風呂ではないでしょうか?浴槽に入りゆっくりリラックスさせてあげたいけど、浴槽から立ちあがったり、またいで出る時の足元がどうもという方におススメの滑り止めシートです。
血行が悪いお年寄りこそ、湯船につかってほっと一息
お風呂は何と言っても日本人の究極の楽しみ。一日の疲れをとり、明日へのエネルギーの糧です。
特に手足や腰の痛みがある高齢者にとっては、ゆっくり湯船に使って痛みを和らげるひとときとして、欠かせない時間のはずです。
心配なのは浴室での転倒
でも、湯船の高さが高かったり滑りやすかったりすると、毎日のことだけに、転倒して大けがをすることも予想されます。高齢者の方は骨がもろく、万が一骨が折れたり、ひびが入ったりしようものなら、なかなか治らないばかりか、最悪寝たりキリになる可能性もあるのです。
まさかサーファー専門店で、滑り止めテープがあるとは
実は我が家でも、要介護の母が一人います。前々から、浴槽内での転倒は危険と考えていましたが、適当な滑り止めマットが見つけられませんでした。
サーフボードの滑り止めシートを販売している会社から、浴室用すべり止めテープがあるということで取寄せてみることにしました。私がこちらの滑り止めテープに決めたのは、海の上で、波にさらされ、足や体の摩擦も大きいサーフボードで使用されているものだからです。同じ水の中なので、毎日使用するお風呂で使っても大丈夫かなと考えました。
浴槽用滑り止めシートを購入した
簡易な包装で届きました。(*^-゜)v Mサイズ12枚入りです。
- 直径15センチ×3枚
- 直径12センチ×2枚
- 直径10センチ×3枚
- 直径8センチ×4枚
注)ただし、現在お店で取り扱っているのは、Mサイズは、直径10センチの15枚入りと変更になっています。
剥がれないようにする注意事項
クリアデッキは、粘着力も強く、直径10センチのサークルを半分で、サーフボードに貼りつけて持ち上げられるほどです。しかし、貼り付ける面はホコリやゴミを取り除き、貼り付け後は24時間は何もしてはいけません。
最初に貼り付けるための使用上の注意を守らなくては、最も良い状態で使えなかったり、最悪剥がれたりしてしまいます。同封されたパンフレットに使用上の注意が書かれていますが、大切な項目を4つを上げてみました。
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- 室温20度前後の状態で貼る。(低温だと粘着力が落ちる)
- 貼り付ける面には、油や汚れを十分にとる。
- 貼り付け後は放置時間を、長めにとる(24時間)
- 貼り付けた後、接着面を良く押え、時間を開けて時々押える。
作業開始・・・
さて、体験してみます。湯船の中にどこに貼ろうかとレイアウトをあれこれと・・・考え中です。
実際に、クリアデッキを貼ってみる
実際に貼ってみるために剥がすと、かなり薄いです。
こんな風に貼ってみました。私の貼る配置のポイントは、手前に介護用の手すりがあり(一つ上の写真でピンクの部分が手すり)、手すりにつかまって立ちあがる時に足が滑らない位置と、湯船をまたぐ時に足が来る位置に重点的に、貼ってみました。
今回、実は失敗して、全く意味のない所にも貼ってしまったことが悔やまれます。こんなことにならないためには、湯船に入る時の状況をよ~く考え合わせて貼るか、Lサイズですき間なく敷きつめるかしなくてはなりません。注)Lサイズは、直径10センチの30枚入りです。
シールの上に座っても、ゴロゴロしない
実際、母が浴室に入りこのシールを見た時の一言は、『水の中でくっつくシールがあるんだね。』と言っていました。まさしくこの薄いシールが剥がれないでいることが、不思議ですね。
シールの上に座っても、不快感はありません。また、マットのように、浴槽のなかで動いて、立ちあがる時に邪魔になることもありません。(かえって転倒しそうです。)
母の感想
母は、浴室の中に足を入れる時、以前のように不安感が無くなったと言います。浴槽から出る時も足が滑らないので、心なしか支える体がしっかりしているのが、介助している私の手に伝わってきます。
浴槽を洗っても大丈夫
シールなので浴槽はそのまま洗剤をつけて洗えますし、他のシールのように厚みがありませんので、掃除もしやすくなっています。しかも、マットのように日中干しておくという手間もいりません。これは、介護の手間を省けます。
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