スポンサードリンク

衣類の花粉症対策は、花粉の服への付着を避け、小まめな花粉払い

嫌煙権ならず嫌花粉権なんて運動も始まるかもよ

夫の帰宅後にくしゃみが止まらなくなる妻の愚痴を、耳にする季節になりました。玄関のドアを開ける前に、洋服についた花粉を全て払うと、くしゃみの量も違ってきます。

ライオン研究所が、平均花粉飛散量600個/m3の中を1時間歩いた後、衣類に付着した花粉の量を発表しました。ウールセーターで約7~9万個、綿シャツで約2~3万個だったそうです。洋服の素材によって、花粉の付着率は2倍も変わります。

さらに静電気を帯びにくい洋服にすれば、1/2に減少するそうです。おすすめは、薄いウインドブレーカーようなツルッとした素材で、加えて静電気を帯びにくい服です。雨の日にレインコートを着るように、花粉の季節は花粉コートを着るという日が来る気がします。花粉症洋服対策

衣類の花粉症対策について、お知らせします。

静電気対策

静電気は、空気中の細菌や花粉などのほこりを吸い寄せます。壁や家電にほこりがたまりやすいのは、静電気という名のノリがあるためです。服に花粉をつきにくくさせるには、ノリとなる静電気を取り除けばよいのです。

柔軟剤を使用して洗濯する

テレビなど家電にほこりをつきにくくする、静電気の除去法があります。NHKのガッテンで放送した柔軟剤の入った水で、家電を拭くのがおすすめです。衣類についても同じで、静電気防止に柔軟剤を使います。

柔軟剤は汚れを落とす洗剤と同時に入れるのでは、効き目がありません。すすぎの時に入れます。柔軟剤投入口がある洗濯機であれば、その口から入れてください。

静電気防止スプレーを使用する

冬に静電気防止用のスプレーを使用する場合は、スカートの裾や服の裏側などを重点的に行います。花粉症対策の場合は、表側を広範囲にスプレーします。衣類の肩、胸、腕の部分、鞄と服がこすれて静電気が起きやすい場所などに使います。

最近は無香料のものもあり、好みのフレグランスを楽しむ方や男性方でも使えるようになっています。携帯用のものもありますので、出先でも使えます。

洋服の素材と組み合わせを工夫する

布地によって帯電しやすいものと、そうでないものが異なっています。帯電しにくいのは、麻、綿、絹などです。

花粉が飛ぶ季節は肌寒さもあり、重ね着をされる方も多いはずです。布地の素材の組み合わせによって、発生する静電気の強さが異なってきます。つまり、組み合わせによって、服につく花粉の量も違ってくるのです。

布地の素材ごとに帯電の強さが異なり、より相反する強さの素材を組み合わせると、静電気は強く発生します。冬、洋服を脱ぐときパチパチと音がするのは、インナーとアウターの素材の相性が悪かったときです。

マイナスに帯電した素材を強い順に並べると、アクリル>ポリエステル>アセテート>麻。逆にプラスに帯電した素材を強い順に並べると、ナイロン>ウール>レーヨン>絹となります。

アクリルとナイロンを組み合わせると、強い静電気が発生します。対策は、同じ強さの素材を組み合わせるとか、電気を帯びにくい綿シャツや下着を取り入れるなどがおすすめです。

スポンサードリンク

綿は帯電しにくく、組み合わせもしやすいのですが、洗濯の時乾きにくい弱点があります。ただでさえ、花粉が気になって外干しができない季節ですので、部屋干し用の洗剤も対策を打つ必要があるようです。花粉症の季節は、悩みが多いですね。

凸凹の素材の服をアウターにしない

洋服に花粉が付きやすいのは、静電気だけではありません。素材が凸凹であれば、付着しやすくなります。アウターにツルッとした素材のものを選びます。

花粉が付着しにくい素材は、ナイロン、ポリエステル、綿、絹などで、逆に付着しやすいのは、ウール、カシミヤ、アルパカ、モヘアなど毛糸で使われる素材です。ただしこれは、先に挙げた静電気を無視した場合の話です。

花粉を払う

自宅や会社の入り口でドアを開ける前に、洋服についた花粉を払うのがマナーになる日は必ず来ます。花粉症は、花粉を持ち帰った人が一人であっても、くしゃみが止まりません。

私としては、花粉コートを普通の企業人が着る時代を望みます。会社や自宅の玄関の脇には、自転車置き場ならずコート置き場が置かれるようになるかもしれません。(空想です。)

手でパンパンと洋服をたたくだけでも、花粉を落とすことが可能です。しかし、たたいた際に、花粉が周囲に舞い自分が吸い込んでしまいます。舞い上がった花粉が、服への再付着することもあります。

そんな弱点を補う、花粉を除去する頼もしいグッズは次の通り。

洋服ブラシ

洋服の生地を傷めにくい馬毛のブラシは、静電気も起こりにくいといわれています。花粉対策向きですね。手の届きにくい背中や払いにくい腕や袖口なども、洋服ブラシはおすすめです。

携帯用のブラシも多く出回っていますので、バックに入れておけば万全です。

粘着クリーナー

100均などで売られているコロコロで、ローラーを回しながらほこりが取れます。小型タイプもあり、粘着力も強弱と色々あり弱がおすすめです。生地を傷めない洋服用のものもあります。

たたいで払うのではないので、花粉の服への再付着もありません。

ただ、洋服にコロコロをあてている姿は、エレガントではありません。あっ個人的な意見ですが。

ハンディクリーナー

吸引力に難点があるといわれ続けたハンディクリーナーですが、花粉対策用にはぴったりです。吸引力が強すぎると、洋服を吸い込んで布地を痛めます。コードレスで屋外でも使えるし、会社のロッカールームにおいておけば、使い回しもできます。

排気に配慮した子供の喘息用や、アレルギー対策用のハンディクリーナーも現れています。

花粉PM2.5 吸引ブラシ

洋服ブラシとハンディクリーナーを足したグッズが現れました。ブラシで弾き出された花粉は、吸引されて周囲に巻き散らしません。電源は電池ですので、屋外で利用可能です。

ただ、マシーンとして開発されていますので、洋服ブラシのように繊細な配慮には不安があります。あらかじめ、裏地や布地など目立たないところで、試してから使う必要はありそうです。

こちらの『花粉PM2.5 吸引ブラシ』には、HEPAフィルターを使用しています。HEPAフィルターとは、半導体工場や空気清浄器などに使用される高性能フィルターです。花粉だけでなく、PM2.5 も99.9%補集するとされています。

サイズは幅243×奥行86×高さ98㎜、重さ272g(電池、スタンドは含まない)で、大きなバッグなら入れてもストレスがありません。電池は単2乾電池で、普通に自宅に買い置きしてある電池で済むのもいいですよね。

スポンサードリンク