開花に気が付いた時季節を実感する暮らしもいいね
母の日で人気の高い「毎年咲く花の鉢植え」を、毎年1個ずつプレゼントして庭を花で一杯にしませんか?春先は、お店や公園に限らず、多くのお宅で色とりどりの花のプランターで一杯。散歩していると心が弾みます。
中にはプロの庭師に頼んでいるのかと思うほど、センスの良い花壇を作っているお宅もあるんですね。マメに季節ごとに植え替えを行い、枯れた花を見たことがないお庭をみると、どんなに素敵な方が手入れをしているのかと知りたくなります。
ただ植え替えなしで、ある日突然、開花に気づき季節を実感する暮らしも良いものです。何本かそういう草花を庭に置いておくと、増やして花をいっぱいにしやすいですよね。
育てやすい花の代表はアジサイかな?
毎年咲く花の中で、誰もが思いつき人気が高いのはアジサイです。アジサイは比較的日陰でも育てやすいし、土壌もそれほど神経質になる必要がありません。虫もつきにくいといわれています。冬は休眠期に入り水やりの心配もなく、寒さにも強いので地植えでもプランターも屋外に出したままでも平気です。
母の日に売られている鉢植えは、得てしてカブの大きさの割には小さめなので、花が咲いている間は水切れを起こさないように配慮します。室内で育てるときは、葉や花に水かかかると傷みやすいですよ。土に刺して水やりのタイミングを知らせる道具もありますが、乾燥した時と水を含んだ時のプランターの重さを覚えておき、重さで水やりのタイミングを知る方法もあります。
花が咲き終えた7月頃に、混みあった枝を切り落とし剪定をします。今年購入したプランターであれば、大きさは限界なのでサイズを上げたプランターに植え替えましょう。剪定の時期は注意が必要です。アジサイは翌年花を咲かせる”花芽”を秋に作りますので、花芽を作る前でなければなりません。
冬になると広葉樹のために、葉を落とし枯れ木のように見えますがこの時期に枝は切り落としてはいけません。株もとに新芽があり、翌年咲く花の命を絶ってしまうことになります。
母の日に人気の鉢植えは●●●●から
母の日の鉢植えは、ボリュームが大きく簡単に花壇を見栄え良くさせられるものばかりです。年々咲く度にボリュームが大きくなっていきますので、育てる楽しみもあります。小さく選定すれば、他の草花との寄せ植えも楽しめます。イメージ通りの花壇を作るのも、植物を育てる楽しみの一つですね。
『イイハナ』で売られている母の日の鉢植えは、アジサイ、カーネーション、リーガスベゴニアあたりでしょうか?、どれも、ほとんど放置したままで、毎年あでやかな紅色やピンク色で庭を彩ります。
言うまでもなく、タイトルの●●●●の中には、『毎年咲く』が入ります。
花のオリンピック金賞のアジサイ
写真のアジサイは、「アジサイ 未来~世界が認めた逸品~」という名前。10年に1度開催される”花”オリンピックと言われる、国際園芸博『フロリアード』で、2002年に金賞を受賞したアジサイです。
梅雨時に咲く白アジサイは、目にまぶしく強い印象を受けます。こんな風に白地にピンクの縁取りをすると、やわらかくなるんですね。
ピンクの縁取りは、細く精巧で人間が手で一つずつ書いたのではと思わせるほど、神業的なものを感じます。カーネーションの中にも縁取りのものがありますが、アジサイガクは無数でこれだけの仕事を、一個もつけ忘れることなくやってしまうのだから大したものです。遺伝子のなせる業で、恐ろしいですね。
満開になるに従い全体かピンクに変わっていきます。難易度は高いと書かれているけど、秋になるとグリーンに変化していくのだそうです。
開発したのは、『谷田部園芸』。昭和53年にアジサイ栽培を始め、アジサイの新品種の開発に取り組みます。20品種ほど品種登録されていて、そのうち4品種が、10年に1度オランダで開催される『花のオリンピック』フロリアード受賞歴を持っているツワモノです。
生産者である谷田部さんは、『我が子のように大切に育てて、翌年も楽しんでもらえるような徹底した品質管理をしていた』という、コメントを読みました。
価格はやはり高いですが、あじさいは、1年で50%も成長する生命力のある花です。私のうちでは、花が咲き終われば、根本からざっくりと切り落としてしまいます。それでも、母の日が近づくと新しい芽がでて、見事な大輪を咲かせてくれます。
その生命力ゆえに挿し木ができます。お母様に本体は差し上げて、こっそり枝を切って葉を2枚くらい残し日陰に植えておけば、きっとつくはずです。元手もとれそうです。
八重咲のあじさいダンスパーティは1994年生まれ
普通アジサイは、一重咲です。イイハナの人気ランキングの1位から3位を見てみると、全て八重咲です。
例えは悪いのですが、一重まぶたの涼しい顔が和風で二重まぶたが洋風だとすれば、あじさいも、一重咲きは和風で八重咲は洋風なのでしょうか?いずれにしても、従来のアジサイから一気にモダンになった理由は、八重咲とガク一つ一つのボリューム感にあるようです。今年のアジサイのランキングは、次の通り。
- フェアリーアイ
- KEIKO~フラワー・オブ・ザ・イヤー受賞
- ダンスパーティ
3位のダンスパーティについて
下記写真のダンスパーティの誕生は1994年頃。静岡県にある加茂花菖蒲園が開発したのですが、2000年にタキイ種苗の通販カタログで紹介した時は、人気はそうなかったそうです。2010年から全国のショップやネットで販売されて、大ブレイクしたあじさいなのです。
遅いデビューで、苦労花のようです。
そのスタイルは、二重・三重に星型が重なっていることから、キラキラ感があります。フェアリーアイやKEIKOが、優雅や上品といった言葉を当てはめれば、ダンスパーティはモダンでやく動感となります。
育て方は他のアジサイと同様に、日当たりが良い所よりやや半日陰くらいの場所が居心地がよさそう。肥料はたっぷり与えて、十分に葉や花が伸び広がるように栽培すると、花弁が大きいゆったりとした花が咲きます。
加茂花菖蒲園のアジサイは花弁の形にこだわっているものが多く、花弁の周囲にギャザが入っているもの(おはようや初恋)や、まん丸い(ファンファーレ)ものなどがあります。かなり個性的、斬新なものが多いですね。
といっても、毎年咲くあじさいの特質は受け継がれていて、植える場所、肥料、開花後の選定方法さえ心得ておけば、そんなに難しくありませんよ。
カーネーションは生命力が強いし繁殖力も強い
これって思いの外ですが、カーネーションは、生命力も繁殖力も強いお花で、やはり毎年咲く花です。。見た目は、繊細で弱々しい印象を受けるのに、茎が多く枝分かれして横にはう性質があります。 庭に植えておくと、いつの間にか、カーネーションのカーペットのように群生していくのだそうです。
但し、根腐れには要注意で、土壌は水はけのよいもの、長雨が続く時は軒下に避難させる、水やりのタイミングには注意します。
ヒマワリやコスモスが一面に咲く景色はよく目にしますが、カーネーションは認知度が低いようです。カーネーションもアジサイ同様に、挿し木で増やすことができます。
切り花にすれば、真っすぐに伸びで癖がないので飾りやすいし、枯れにくく長持ちします。室内に飾ったり、近所の方にさしあげても、好き嫌いの少ない花で喜ばれやすいはずです。
花が終わった後、茎を半分ぐらい残して落とします。肥料と日光はたっぷり上げ、涼しい所を喜びます。毎回みずやりの時は、薄めの肥料を与えるとなお喜びますよ。
鉢植えから、庭に植えかえる場合は、霜が降りる前に行います。
イイハナのカーネーションの人気ランキングを見ると、赤ピンク色のものが1位になっています。2位は淡いピンク、3位は定番の赤です。庭に植えるなら、私も真っ赤よりピンク系の方が、気持ちがしっくりきます。
- クレア(赤ピンク)
- フロリアーヌ(淡いピンク)
- クランルージュ(定番の赤)
3位 クランルージュについて
母の日の贈り物なら、赤いカーネーションとお菓子がセットのものもあります。同時に送れば、送料の節約ができます。
リーガスベゴニアはほぼ四季を通じて咲く、毎年咲き続ける
リーガスベゴニアは長期間花をつけ毎年咲き続けられる花ですが、寒さに弱い花です。室内用です。
暑さには強いのですが、強い日差しには弱く葉焼けをしてしまいます。日差しが和らぐ冬は、庭に鉢を出したり、春や夏は日陰や大きな植木で日差しを遮りながら、お庭に置いて楽しみます。
土が乾いたらたっぷり水を上げて、水やりで根腐れを起こさないようにすることがポイントです。毎月1回の割合で、液体肥料とみずやりを一緒に行います。
- ボリアス~ラグジュアリーなひと時を~
- サラパラソル ミルキーピンク
- クレマチスブルー&ホワイト2色植え
ボリアス~ラグジュアリーなひと時を~
首位の『ボリアス~ラグジュアリーなひと時を~』は、ここ数年首位の座を他に譲っていません。赤いのグラデーションのかかったベゴニアは、時を変えながら、赤からピンク、ベージュと色を変えていきます。バラのような八重咲でありながら、バラより柔和な雰囲気を持ち常に花が咲き続けてくれます。
室内で育てられて、手間もそれほどかからないことから、働くママにはピッタリですよ。
サラパラソル ミルキーピンク
2位の『サラパラソル ミルキーピンク』は、花びらが星型をしています。ちょっと、あじさいのダンスパーティの流れをくんでいるような気がしませんか?色違いに真っ赤なサンパラソルは、トロピカル風。
9月まで咲き続けてくれる、サントリーが開発したお花です。
クレマチスブルー&ホワイト2色植え
3位はベゴニアではなく、クレマチスが入っています。
洋菊(マム)を思わせる姿をしていますが、幻想的です。クレマチスももち論、毎年お花を楽しめますよ。
母の日用に鉢植えにリンクを張っておきます。上記で紹介しきれなかったけれども、珍しいカーネーションや、かわいいのアジサイはまだまだあります。のぞいてみてください。
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