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植物が持つパワーには癒し効果もある
壁やドアにドライフラワーの束ねた花束は、『スワッグ』というのだそうです。スワッグは生花と違って水やりの手間がなく、置くスペースに悩まされることがありません。乾燥しているために軽いので、取り付ける金具や、紐の強度の心配もありません。自然の植物なので、他のインテリアとのバランスも壊しません。諸外国に比べれば住居スペースが狭い日本のインテリアとしては、ぴったりですね。
飾ればオシャレに見えるし、スワッグで選ぶ花の種類や色はダイレクトに気持ちに届きます。「何故って」。壁につる下げれば、自然に目の高さくるので、それだけ気持ちに近くなるからです。ほら、『子供と話をする時は目線を合わせると良い』といわれているけど、インテリアとて通じるものもあるはずです。
マンスリークラブネットで『インテリアを楽しむスワッグ手作りキット』を体験してみました。白い花材ばかりで、部屋に飾ってみると、どこか懐かしいほっこり、ちょっと気どっていうなら、ノスタルジックなインテリアを楽しむことができました。
自室はオシャレより癒されたい
ノスタルジックは昔を懐かしむ意味で、故郷の田んぼや畑、山や海を連想する人もいるかもしれません。抜けるような青空、植物の緑色、大地の茶色などが浮かびます。私の場合はセピア色やモノトーンと、そして白を連想します。テレビで回想シーンの時、白黒モードで写されますが、まさしくあれです。田舎の風景のオールカラーとは違います。
スワッグはおしゃれのために利用する人がいても良し、自室でおしゃれな華やぎより、穏やかな落ち着きを求めてもいいですよね。私にとって、『穏やか = ノスタルジック = 白』は繋がっているようです。
白い花材でスワッグ作りの様子をご報告します。
白いスワッグ作り
大雑把に、縦横が20㎝×40㎝、高さ10㎝ぐらいの箱が、梱包用の箱に守られて入っていました。白い模様がかわいいですね。
キッドとスワッグの作り方説明書が入っています。
キッドは、ラップ入り花材とアルミワイヤー、ペーパーリボン、麻紐です。自宅で用意するものは、はさみ、ニッパー、ものさし、新聞紙ぐらいで大丈夫です。
説明書の中には、花材の名前は入っていません。下記の花の名前は、もしかしたら間違っているかもしれません。細心の注意を払っていますが、間違っていたら御了承ください。
カスミソウ
自己主張しない控えめなカスミソウは、多くのフラワーキットに登場します。花束のボリューム感も出せるし、柔しいふんわりした表情も作り出してくれます。特に今回は白がテーマですから、仲間に加わって当然です。
ミニシルバーデージー
ミニシルバーデージーの花びらには光沢感があり、尖った花びらが花束にインパクトを与え引き締めました。
ニゲラ・オリエンダス
ニゲラ・オリエンタリスは、西アジア原産の黄色いキンポウゲ科クロタネソウ属の一年草です。小さなシクラメンを連想させます。四方八方に向かせると躍動感がでました。
下の写真、左がミニシルバーデージーで、右がニゲラ・オリエンダス。
パンパスグラス
柔らかくふんわりとした細長い穂を見ていると、尖った気持ちも自然に静まるものです。遠い昔に思いを寄せるなら、パンパスグラスはススキの穂や、タンポポの綿毛を連想させるでしょうか?ノスタルジックに浸るには、パンパスグラスは出来過ぎですね。
イイギリの葉っぱ
まん丸でギザギザもなく、まっ平らな白い葉っぱはユーモラスで、お茶目な気分にさせられました。やっぱり幼いころの、思い出を引き寄せます。
下の写真は、左がイイギリの葉っぱで、右がパンパスグラス。
組み立て
ニゲラ・オリエンダスを短く切り前面に持ってきて、躍動感を強調しました。まっすぐなパンパスグラスは、一番背面に置き、穂先だけを見せます。周囲を覆うようにイイギリの葉っぱを置きます。
このスワッグのイメージは、短いスカートをはいて野原を駆け回る姿なのですが。まぁ、私の勝手な妄想です。
難しいのはアルミワイヤーで束ねた花束を止めることです。茎の太さはバラバラで弱く折れやすいので、注意が必要です。
ワイヤーをしっかり固定したのち、吊り下げ用の麻紐を縛ります。
最後にペーパーリボンを縛って完成です。
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