花びらで花束は喜びを大きくさせる
喜びは大きければ大きいほど、沢山あればある程いいという欲張りなのは、誰もが同じことです。お祝いごとに必ず登場する花束のラッピングにこだわれば、喜びがこんなに増幅するものなのですね。
日比谷花壇が意匠登録した花びら型のラッピングペーパーとは
日比谷花壇の展示会に、必ず現れるペタロシリーズ。可愛い花束のラッピングは色々ありますが、花びら型の包装紙で包み込む花束は、他の店で見ることはありません。日比谷花壇で、意匠登録されているためです。
花束の花に合わせた花びら形を、幾重にも重ね合わせた、おしゃれで可愛いラッピングです。包装紙は、厚めの紙を使い、花びらの種類毎に、色とカッティングを選んでいます。日比谷花壇の方に聞きましたが、柔らかくて形が不安定な花束を、1枚1枚、紙を重ね合わせてラッピングしていくのは、ちょっと技術がいるのだそうです。『フラワーデザイナーが、苦心して巻いているのですよ』って、おっしゃっておられました。
下記のものは、ピンクのカーネーションを包む為のペタロです。そもそも、ペタロとはイタリア語で『花びら』を意味するそうです。
『ペタロ・カーネーション』は、カーネーションの形をした花の中に、カーネーションの花束がラッピングされていること。『ペタロ・ローザ』は、バラの形をした花の中に、バラの花束がラッピングされていること。
この春、日比谷花壇のサイトを覗いてみたら、あら可愛い!『桜ペタロ』と言うのもありました。この記事では写真はありませんので、気になる方は一番下のリンクから入ると、ペタロのラッピング花束を見ることができますよ。
バラの形の花束ペタロ・ローザ「フェミニンピンク」
下記の写真は、2012年に撮影したものです。現在2015年のフェミニンピンクより印象がちょっぴり違ってきていますが、淡いピンクを基調としたふんわりとした花束の路線は変更がないようです。
『Happy Birthday』の文字が入っていて、どこかで誕生日会を開くでしょうか?親しい人に囲まれて、こんなに大きな花束を渡されたら、目がうるうるきてしまいそうです。
渡す相手は、恋人でしょうか?お花を戴くシーンは、さしあたり、発表会にでたとか、結婚式とか、母の日(父の日)、敬老の日ぐらいで、誕生日というのは珍しいですね。ワザワザ誕生日に花を贈るのは、やっぱり、恋人か、恋人志願者ってところでしょうかね。
バラの花ことばは、『愛、美』ですが、色毎にも決められているんですよ。ピンクのバラの花ことばは、『上品、気品、美しい少女、恋の誓い』となります。
情熱的な赤でなく、開放的なオレンジでもなく、躍動的な黄色でもない、そんな方に、想いを伝えたい時は、ピンクの花束が引きたててくれまる。
確かに、色のついた紙でラッピングをすることで、茎や葉が見えにくくなります。通常のアレンジメントの多くは、茎や葉を落としているものが多いので、花束でありながらも、巨大なアレンジメントとなっているのです。
手に取ってみると、ずしりと重みを感じました。深紅のリボンが縛れていて、一瞬で舞台の上でライトを浴びている気分に浸れます。
花束の中に入っているのは、スプレーミニバラ、ガーベラ、アルストロメリアと、愛らしい花ばかり。 現在の花束は、アルストロメリアがカーネーションになっていますので、告白と言うよりは、感謝の色が強くなっていますでしょうか?
バラの花束ペタロ・ローザ「コングラッチュレーションズ」
下記の写真は2014年のもので、現在のものより、ガーベラの色が薄くなっています。ガーベラの色を濃くすることで、レッド、ディープピンクが、さらに強く嬉しい気持ちを表現しています。構成は、スプレーバラ、ガーベラ、カーネーションと同じです。
深紅の薔薇が上質感を出していますが、周囲を楽しげに咲いている、ガーベラとカーネーションで、フレンドリー感満載の花束に変えていますね。
『CONGRATULATIONS』のメッセージの文字も踊っているようで、この花束の周りには、『CONGRATULATIONS』の見えない文字が、空中に飛び回っているような気がしませんか?
合格祝いや就職祝いなど、頑張った方に是非、贈ってあげたい花束となります。
カーネーションの花束「ペタロ・カーネーション フレーズ」
下記の写真は2014年のものです。現在は、バラの花が入っていないで、カーネーションずくし、母の日を全身全霊で祝っている印象を受けます。
カーネーションの色を、2色から4色に増え、とにかく感謝しているのよと伝えたい気持ちが感じられます。さらに、花びらのラッピングには、4カ国後で『お母さんありがとう』のメッセージがプリントされています。
通常より大きなサイズのカーネーションが、一つの花として贈ることができます。薄いピンクカーネーションも、オレンジがかったカーネーションも、青みがかったピンクのカーネーションも、赤いカーネーションも、すべて私の感謝の気持ちです。なんて。。。。照れちゃうけど、そういうことのようです。
カーネーションの花束「ペタロ・カーネーション ペーシェ」
下記の写真は、2015年母の日用のものです。ふんわりとした優しい母をイメージさせる、カーネーションの花束となります。
周囲に4箇所、グリーンを置いて、ピンクのづくしのところをキュッと引き締めています。
ラッピングの紙の色を変えて、白いレースの模様のものを入れることで、自宅で過ごす母姿が思い起こされます。
大輪のカーネーションとバラを沢山詰めた、大きな花束で、『感謝の大きさを誰よりも1番』と言いたい方なら、迷わずこちらの花束をどうそ。
花束は贈られた後の飾る楽しみがある
花束はいいですねぇ~。綺麗なカゴや箱にアレンジしてあるのも嬉しけれど、飾る楽しみがありますでしょ?
家に帰って、どの花瓶に生けようかとか、庭にある植物を加えて鉢に活けてみようかとか、2回目3回目の楽しみも戴けるのですから。挿し木にしたり、ドライフラワーにしたりと、もっと長く楽しむ方法は沢山ありますもの。
もし、恋人同士だったら贈ったはずの花が、自分の部屋の花瓶の中に、飾られていたということもありうるでしょうね。
バラを長持ちさせる方法
イギリスの暮らし情報誌『RSVP』が発行したチラシに、バラを長く、美しく楽しむにはという記事を見つけました。参考になりますので、引用してみます。
- お店で選ぶなら、花首がしっかりした蕾がほころんだ花。
- 綺麗好きなバラを長持ちさせる1番のポイントは、花器をきれいに洗うこと。
- 水に浸かる部分の葉を、取り除いてから活ける。
- 清潔な花ばさみやナイフを使って、茎を斜めにスパッと切る。
- 花器の水はたっぷり深めに入れる。
- 香りは栄養が大切なので、バラ専用の切り花栄養剤を使う。
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