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かかとのひび割れに悩んだら、お手入れのあれこれ

保湿に加えて生活習慣の見直しも

かかとが分厚くなりひび割れガザガザに、気付いてぎょっとするのは夏と冬。夏は素足でサンダルを履いた時、冬はストッキングがひび割れに引っ掛かり破れた瞬間です。何もしなかった自分を恨みます。ひび割れてガザガザなかかと

かかとのひび割れは 、お手入れしないで放置すれば決して治りません。お手入れは、ひび割れになる前から、もし、ひび割れしても早ければ早いほど楽になるものです。保湿を中心に行いますが、案外、見落とされているのは日々の生活習慣です。かかとを分厚くしたり割れやすい生活習慣はあるんですよ。

つるんとしたかかとを目指すために調査してみました。

かかとが乾燥する理由

かかとの乾燥は、かかとの構造と役割に関係しています。また、年齢や体質も少なからず影響しているのです。

汗をかきやすいのに皮脂腺がない

9月頃のことです。30分位足にビニールを被せて、足首で縛ってみたことがあります。靴下がしっとりと濡れて、ビニールの中は蒸れていました。汗腺が多い足の裏は汗をかきやすいし、足の裏は汗が蒸発して乾燥しやすいと実感しました。

足の裏は皮脂腺がないために、他の皮膚と違って触ってしっとり感がありません。つまり保湿力が足りないのです。

足の裏の角質の厚さは約1.5mmで、他の部位の角質は約0.1mmしかありません。15倍も厚いのです。こうした分厚い角質は、少しでもターンオーバー(皮膚再生の周期)が遅れれば、角質が剥がれ落ちないまま分厚くなっていきます。

ガードする皮脂が少ないので、外気の乾燥や紫外線のダメージも直撃です。素足でサンダルを履いた時の乾燥、冬のエアコンや炬燵による乾燥に悲鳴をあげています。

着地はかかとから

歩く時は、かかとから着地しています。着地した時の地面からかかとに加わる力は、体重の1.2倍です。体重の1.2倍の力に歩数をかけた分だけ、日々かかとにダメージを与え乾燥に繋がっているのです。

さらに歩く時、かかとからつま先へ体重が移動する際、かかとの摩擦も無視できません。大きめの靴を履いていれば、靴の中で足が遊び、かかとは摩擦を受けます。歩くたびに、こすられ続ければ乾燥します。

加齢でかかとの弾力が失われる

年齢と共にかかとは、硬くなっていきます。赤ちゃんのかかとを思い起こせば、「なるほど自然の摂理かな?」と思うわけです。かかとが硬くなると、脂肪は減少して弾力が失われていくそうです。歩く時にうける衝撃が、脂肪が減ることでさらに強くなり、かかとは乾燥しやすくなるばかりです。

冷え性

冷えは巡りが低下し、全ての身体の不調の原因といわれています。足のかかとも例外ではありません。

冷えることで新陳代謝が低下し、ターンーオーバー(皮膚再生)が遅れがちになります。古くなって剥がれ落ちるはずの角質が、そのまま残り、分厚くなっていくのです。クリームが浸透しずらくなり、肌の弾力も失われ、ひび割れが進んでいきます。

かかとのお手入れ

かかとのひび割れ対策は、硬くぶ厚くなったかかとを優しく除去することと、保湿と、靴選びです。

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分厚い角質を除去する

かかとのお手入れで定番のクリームはユースキンAですが、塗っても改善されないこともあります。かかとが乾燥しすぎて、古い皮膚が剥がれ落ちないまま分厚くなり、有効成分が内部に浸透できないからです。かかとにクリームを塗っているところ

こんな時は尿素配合のクリームへ切り替えます。尿素は皮膚の中にも存在する成分で、タンパク質を分解する力があります。かかとの堅い角質を少しだけ除去して、柔らかくして保湿を行ってくれます。

尿素はピーリング作用があることから、使いすぎると肌荒れを起こすケースもあります。継続して使い続けるのは、避けた方が良いでしょう。尿素クリームの多くは、尿素配合の割合を明記していますので、かかとの厚みに合わせて選んでください。

かかとの角質を除去するのに、やすりで削ったり、軽石でこすったりする方がいます。これは逆に、肌荒れの原因になります。刺激を加えると防衛反応が働いで、角質層が厚くなることもあるそうです。角質除去は、物理的に除去するのではなく、ピーリング作用やスクラブ作用のある成分で化学的に行うようにします。

保湿

前章で記載しました、ユースキンAは昔からよく耳にするクリームです。いまは、かかと専用の保湿クリームも増えました。クリーム選びも大切!ただ、保湿クリームを塗った後の方が大切です。

固く分厚くなっていますので、浸透させるためにマッサージを行ったり、塗った後に靴下を履いてクリームが浸透するようにします。

また日常生活では、外気や紫外線から角質の水分が奪われるのを防ぎます。夏に素足で過ごす時は、かかとに保湿剤を塗って外出します。

冬は頭寒足熱という言葉通り、足を温める暖房器具をたくさん使われているはずです。炬燵、あんか、湯たんぽ、ホットカーペット、足湯などなど。。。足湯以外は、靴下やルームシューズを履き、角質の水分蒸発から守ります。長風呂をする時は、入浴剤をいれて保湿を心がけてください。

靴選び

地面からの衝撃と、靴との摩擦で、足のかかとに加わる負担が固く分厚くすると書きました。日経電子版に、靴選びの方法として参考にしたい個所がありました。お借りします。

  • 靴の試し履きは夕方のむくみやすい時間帯に行う。
  • 必ず両足を履き、しばらく売り場を歩いてチェックする。
  • 靴の中で足全体が遊ばない。
  • 足の指が入る部分に高さがあり、5本指が動かせる
  • 5本の指の付け根が曲がる部分が、靴底の曲がる部分と一致している。
  • かかとがきちんと覆われていて、後ろ部分に小指が入るゆとりがある。
  • 甲の周りが圧迫されていない。

靴以外に、歩き方にも問題があります。足のかかとが分厚くなりやすい人は、浮き指の人が多いそうです。まっすぐ立った時、かかと、親指の付け根、小指の付け根に3点にバランスよく体重がかかっていて、その中央に重心がくるようにします。浮指になると、かかとだけに体重がかかり過ぎて、負担が大きくなるためです。

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