意外! 実用的で使いやすいフライパンだった
中華鍋は鉄だったので、お手入れの簡単さは知っていましたが、テフロンのフライパンがなかなか傷まなかったために、鉄のフライパンは使用していませんでした。
鉄のフライパンを購入するきっかけ
最近のテフロンの寿命は短いようで、ネットなどの口コミを見てみると2年とか書いてありますが、私のは結構持ちました。10年以上。本当よ!(あまり料理をしていない時期があったことも、事実ですが。(^^ゞ )
大切に大切に使ってきたテフロンも駄目になり、鉄のフライパンを購入することにいたりました。
奇妙なフライパンのデザインに意味を発見
ちょっと個性的なデザインと言われている、柳宗理の鉄のフライパンです。
柳宗理さんって、東京オリンピックのトーチホルダーや、札幌オリンピックの聖火台などを作った方なんだそうです。
写真を見てもらうと、変な格好をしています。個人的な意見と言わせてもらうと、得てしてデザイン的に美しいものは実用向けでない場合が多いのですが、この変な格好にも意味がありました。
ソースが注ぎやすい注ぎ口
楕円でとがっているのは、フライパンからソースを取り出す時に、注ぎやすいようになっています。
ハンバーグを焼いた後のデミグラスソース作りの段階になると、もうほとんど調理器具は片付けた後の最終段階ですよね。もう、これ以上お玉を汚したくないって思いませんか?
私は結構、そういう労力にケチだったりします。これだったら、ソースを入れて箸(これは簡単に洗えるのでいい!)で、かき回すだけでいけそうです。
また、もやしなどは、炒めるとすぐに水分が出てしまいますが、そんな困った時にもこの場所から、水分を履きだすことができます。
うーうん、便利。デザイン的に美しい調理器具は、役に立たないと言う私の固定観念を変えてくれそうです。
蒸気を飛ばしやすい、非対称な形
しかも、左右アンバランスなのも意味があります。
こうして、蓋を載せてみると、隙間が空いています。
『ん?』もしかして、不良品かしらと思いきや、左右逆にして蓋を載せてみるとぴったり。
そうなのです。フライパンで”ぐつぐつ”と煮込む時で、噴きこぼしたくない時や水分を減らしたい時、こうして蓋をずらすだけで蒸気を飛ばすことができます。今までの私は、蓋の下に箸を入れて煮込んでいましたので、ますます便利とニンマリ。
取っ手も勿論、熱くならないフェノール樹脂
フライパンの取っ手は、フェノール樹脂(耐熱150度)で、中華鍋のように鉄ではないので素手で持てるのも家庭では超便利です。
片手で料理ができるほど良い重さ
裏側はつるんとしていて、厚みはスーパー等で売られているテフロン加工のものよりは薄く、1.2mmです。重さは、25センチのもので1,174g。蓋がなければ、1Kg満たないので、片手で料理が楽にできます。
大きさは好みに合わせて3種類
大きさは25㎝にしました。
- 18㎝
- 22㎝
- 25㎝
ゴミの収集は、直径30センチまでが無料で収集してくれて、それ以上は粗大ゴミ費用がかかるので、ケチンボな私としては鍋は30㎝以内にしています。と色々書いても、柳宗理 鉄フライパンは、最高でも25㎝です。
焼き込み作業を行う
鉄のフライパンの場合、外気で錆びることを防ぐために、クリアラッカー塗装が施されています。調理で使う前に、空だきをしてこの塗装を焼き込み作業を行います。時間にすると、25分くらいです。
焼き込み作業の注意点
塗装はフライパンの底の部分だけでなく、周りの縁にも施されていますので、フライパンを回転させながら縁の部分にも火が通るようにしなくてはなりません。つまり、コンロに乗せっぱなしではなく、取っ手で支えながら焼き込み作業を行います。
フライパンの焼き込み中は、火傷と煙が出ますので換気に気をつけて行うことが、注意点です。少し面倒かもと思いましたが、徐々に変わるフライパンの色で楽しめます。
焼き込み後のフライパン
実際に焼き込みをした後のフライパンです。
綺麗なブルーの色で、焼き込み作業の疲れが癒されます。
焼き込みをした後、五徳の上で熱を冷ました後、洗剤で軽く洗い流します。その後、油を塗って完了します。油を塗るのは、錆止めのためです。
実際に使ってみた
実際にお肉を焼いてみました。結構タレをたっぷりつけて、そのまま焼いたのですが、今までより飛び散りが少なく感じます。
その後蓋をして蒸し焼きにしましたが、ふっくらと焼き上がりました。
こびりつきもほとんどなく、スポンジで何度かなぞる程度で、あとはお湯をかけるだけで綺麗になりました。
うぁ~楽ちんだぁ~。 柳宗理のデザインは、実用向けって聞いていたけど、本当に使いやすくて大切にしていけそうです。
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