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huluオリジナルドラマ、ミス・シャーロックに夢中よ

女性が望むかっこよさを、ありったけかき集めた

清純派女優のイメージがあった竹内結子が、世の中を悟りきった利発な女性を演じる時代が来ました。私も年をとったもんだと、しみじみ思います。ミス・シャーロックを演じる竹内結子は、とにかくカッコイイ。クールで頭脳明晰で、おしゃれで、ちょっぴり優しい人物像。

一時期、女性雑誌でハンサムな女性とか、かっこいい女性が流行りました。今どきの女性がなりたいと願うかっこ良さを、全部かき集めた計算が見えています。計算ずくであると知りながら、のめり込めるのがミス・シャーロックの凄さです。 イギリスの探偵の部屋イメージ

女性のかっこ良さとは何?

雑誌の中で、ハンサムの定義を書いているところがあって、それはこう。”かっこいいという言葉には、内面の強さがある。医師の強さや、ないごとにもブレない芯があるとか、後は聡明さや賢さもある

そうなのです。

女性のカッコよさは、男性で使われるそれとは異なり、筋肉ムキムキでも、楽器が弾けるとか専門分野に秀でているというより、メンタルの強さと臨機応変に対応ができる柔軟力と考えられています。つまり、総合力が問われるわけです。女って大変。

ミス・シャーロックって何よ

ミス・シャーロックは、huluのオリジナルドラマで会員でなければ見られません。イギリスの長編探偵小説『シャーロック・ホームズ』の女性版であり、日本版です。原作同様、難解な事件を、シャーロックの鋭い洞察力で紐といていくストーリです。職業を探偵としないで、捜査コンサルタントとしています。(おしゃれだね。)

原作のホームズの相方であり親友は、医師であるワトソンです。ホームズより洞察力は劣るものの、思考力と勇気の持ち主です。私的にはワトソンとは、実務派で常識人で、面白みに欠けるおじさんと記憶しています。

ドラマでは、貫地谷しほりがその役で、ワトソンをもじって『和都さん』と呼ばれます。和都さんは、ミス・シャーロックとは真逆で、純粋な女性らしい感情をもっています。この純真さが、男性の目では可愛らしく、女性から見ても好感度をあげているのです。

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推理物と言えば、叔父さんというイメージですが、このイメージを覆しているところが画期的です。

相方の和都さんのピュア感がいいね

聡明な女性が2人にしないで、一方に可愛らしさを出しているところに、ドラマを柔らかくしています。以前、『7人の女弁護士』というドラマもありましたが、こちらとはちょっと違う、遊び心のある構成にしています。

原作に真似ているところは、ホームズのワトソンに対するそっけない態度です。ホームズは、ワトソンのことを推理を行うための一つの道具にすぎないと、断言をしています。

ミス・シャーロックでは、そっけないどころか、かなり乱暴。和都さんがうっとりとデートをしている目の前で、相手の男性の欠点をあげつらうところなんかは、絶句。でも、『こんなろくでもない男にだまされるな!』という、シャーロックの深い思いやりも伺えて、また、演出の技に感心してしまいます。

衣装、事務所、小道具、ロケ地すべてがお洒落

ミス・シャーロックでは、事件の謎解き以前に、映像がきれいなことと、衣装と小道具がお洒落なことに惹きつけられます。

ロケ地もこだわりが見られて、和都さんがアルバイトしていた図書館が吹き抜けだったり、通う心理カウンセリングの部屋が、病院と思えないくらい超広かったり、『あり得ないでしょう』とつぶやきたくなるくらい。でも、浸れちゃうんですよね。

シャーロックの衣装も探偵にありがちな、ヨレヨレのコートを着ているけど、「セリーヌ」。主役や和都さんさけでなく、脇役の刑事さんや悪訳の衣装もこだわりがあって、観賞に値します。

事務所も、大正時代に建てられた和洋折衷の外観を持つ建物で、タイル張りです。内装は、シャーロック・ホームズを思わせるような、イギリスの木のにおいがするようなアンティーク調です。こんな部屋に私も住みたいと、女性がうっとりするのも、計算づくなのわかるけど許せます。

うーん。もう、しばらく夢中よ。ミス・シャーロックはこちらから。

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