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50代の女性に甘すぎる袖は、貧弱に見せる
女性とは勝手なもので、豊満な胸に華奢な胸を望みます。どうして、豊満な胸に豊満な腕では、いけないんだと思うわけです。残念ながら、この問題を矛盾していると感じているのは、私だけのようです。
イケている女性になるには相当な苦労が、必要なわけですね。
二の腕を細く見せる方法
そのため二の腕を引き締めるための補整下着などもあり、エクササイズで部分痩せを試みる女性もいます。物理的に細くすることをあきらめて、腕見せの季節だけ二の腕をカバーしたり、細く見せてくれる服を着る方が、精神衛生上良いのではと思うわけです。いや、痩せられればそれに越したことはありませんけどね。
しかし、世の中の二の腕をカバーする服は、デザインが甘いのが定説。ちなみに、NEVERまとめから抜粋してみれば、以下のとおり。
- 袖がフリルになっているトップス
- 袖ぐりがゆったり、手首へ行くに従って細くなるドルマンスリーブ
- 七分丈のトップス
- 五分丈のトップス
- 胸元に大きなアクセサリーで視線をそらす
- 肩が出るほどネックラインが開いたオフショルダー
- 二の腕が隠れるオフショルダー
- ライトアウター(ジェケットやカーディガン)
大人甘辛路線のケイカラットから、二の腕カバーの服を、2点を紹介します。1点目は、上述にもあるドルマン仕様のブラウス、2点目は襟ぐりにタックを入れてカバーする、新発想の袖となります。
従来はふんわりとボリュームを上げてカバーしていた二の腕を、大人のピリッとした辛さで仕上げています。
ピンタックドルマンブラウス
この袖を見て、ジュディ・オング『魅せられて』のステージ衣装と思った方は、正真正銘の50代です。この袖のすごいところは、腕を上げなければ、脇からつながっていることがわからないことです。
ケイカラットのピンタックドルマンブラウスも同じ。綿100でありながら、正面からはしなやなかに見え、ボリュームを感じさせません。布地が脇に入り込んでいるためでしょうか?
横向きになると、上腕部分がふっくらとして、ゆったりとしたブラウスであることに気が付きました。
胸にあるピンタックがフォーマル感を出して、ルーズ感に歯止めをかけているようです。ドルマン袖は、甘いフェミニンな感じや、逆にトレーナーなどに使われカジュアル感の印象が強くあります。ピンタックは、布を直線上折り重ねて縫い付けたヒダのことです。ドレスやブラウスや子供服の胸部分に、装飾として使われています。ピンタックが、ほど良く大人の辛い部分を引き出し、ドルマン袖で二の腕が気になる女性の弱い気持ちを支えています。
後ろ側を長くしていますので、しゃがみ込んでも、ブラウスの裾上げが気になりません。
全体的にスタンダードなデザインで、襟なしにしてすっきりと仕上げているので、飽きることなく着続けられそうです。
袖タックボリュームカットソー
デコルテ全く露出していないのに、開放感を感じる大人のカットソーです。綿素材であるために、とろんとしすぎず、かといって硬すぎてもいません。真夏でも風を通し、着心地もよさそうです。
開放的に感じるのは、ノースリーブの印象を残しながら、二の腕をさりげなく隠すキャップスリーブであることもあります。半袖までの長さがないし、脇ぐりも深いデザインなので、腕が動かしやすくよりアクティブに見えます。
キャップスリーブや脇ぐりが深い欠点は、気になる脇の下が見えすぎるのではないかということ。ちらちら見えてしまうタイプのカットソーも、個人的には嫌いではないけど、気になる方にとっては、動きに制限が掛かりそう。
思いっきり、開放的になりたい!『気になる脇は、それほど目立たないという確固たる自信があれば、心から開放感に浸れる』という気持ち、十分理解できます。
脇の下側にタックを入れて、袖口が2箇所になるようにしています。外側の広い袖口で、開放感を表現して、実は、内側でカバーしている工夫がされています。
下の青い矢印の部分が、外側と内側の袖口になります。
後ろからの袖のラインも、二の腕のコンプレックスを感じさせません。
色は、オフホワイト、杢(もく)グレー、ネイビー、グリーンと、いずれも普段使いに合わせやすい色ばかり。全色揃えて、シーズン中着続けても好感度が高そうな、カットソーですね。
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