春の季節をインテリアで感じさせる
もうすぐ雛祭りです。雛人形を仕舞うのが遅いと、婚期が遅れるという言い伝えから、飾られるのは1カ月から2カ月ぐらいの期間です。期間限定のインテリアだから、しみじみと、春を感じてしまいます。
年をとって季節の行事が少なくなると、妙に季節ものが恋しくなります。子供のころは親や祖父母の付き合いでしかなかった雛祭りやクリスマスも、今や季節を感じる大切なイベントです。年々クリスマスシーズンのイルミネーションに、吸い込まれてしまう陶酔を感じるのは、季節感欠乏症なのかもしれません。
しかし、『雛人形を飾って季節を感じたい』と考えて、大人が飾るのはちょっと変なのだと、自らを制します。でも、昨年から紹介している陶器の雛人形なら、大人でも飾れそうなのです。今年のテーブルウェアフェスでは、飾り皿に雛人形の絵が描かれていました。 『いいなぁ~』って思ったものを、いくつか紹介してみます。
飾り皿の雛人形
子供のように雛人形に夢中になりたくないけど、さりげなく桃の節句を気にしていることを、アピールしたいものです。ならば、飾り皿の雛人形は丁度いいですね。スタンドにたてて、玄関や下駄箱の上、書斎の机の上に置けば、気持ちが華やぎます。
有田焼
お皿に描かれているに、階段状に見えます。画像がほのぼの。
色の数が多く使われているのに、ギラギラしていないのが気に入りました。
伊万里鍋島焼
平安着物皿で、19,440円もするそうです。
美濃焼
思わず笑みがこぼれてしまうような、現代風な雛人形です。
食器棚や窓枠にちょこんと飾りたい
小さな雛人形を食器棚の中に入れれば、お皿の出し入れの際に、気持ちがほっと暖かくなります。毎日、『単調な家事の繰り返し』なんていう愚痴も、雛人形の顔を見たら忘れてしまいます。
有田焼
色が艶やかで、色とりどりのお皿が詰まった食器棚に、飾っても映えると考えて写真を撮りました。ちっちゃいけど、存在感は大です。
男女一体型で、飾る時も動かす時も楽です。
伊万里鍋島焼
明治時代や大正時代に、タイムスリップした気分になりました。フローリングにテーブルの生活とはアンバランスで、逆にお洒落ぽくなりそうです。
子供用と張り合えるような大きなタイプでも
汚れても直ぐにとれる、痛みも割らない限りはない陶器の雛人形は、取扱いが簡単です。油はねが気になるキッチンや、室内のプランター台などに、置ける手軽さがあります。
美濃焼
美濃焼の売り場には、大きなサイズのお雛様が沢山飾られていました。中でも立ち雛の素朴な姿に、親が子供を思う気持ちと重なって見えます。お雛様は、我が子の災難の身代わりになる意味がありますから、質素な姿の方が合っています。淡い色で、春の訪れを感じられるものを選んでみます。
こちらも楽しげです。
最近ウサギの雛人形が、密かに流行っているみたいですね。ウサギなのに、体形や姿が人間ぽくと感じたのは、こちらです。顔がウサギでなかったら、人間の姿に見えませんか?
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