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陶器でも布の雛人形と引けをとらない風格
テーブルウェア・フェスティバル2017へ行き、目から鱗だったのは、陶器の蜷人形です。私の雛人形は、虫に食われボロボロになって、今はありません。陶器だったら、虫に食われることも、人形の絹の着物も劣化がなかったはずです。
小さな陶器の雛人形の前を通り過ぎた、50代ぐらいの女性は『孫はあれでいいわ』といっていました。子供の背丈ほどあるひな壇を飾るお宅も、減ってきているのでしょうね。
陶器なのにちっとも冷たい感じがしなくて、表情もありぬくもりを感じることが出来ました。いずれもコンパクトで、飾る場所に困ることがないし安っぽくも見えません。
伊万里鍋島焼 窯元 畑萬陶苑 平安絵巻雛人形
価格を言っちゃ、身も蓋もありませんが、こちら162万円もするんですよね。
信楽焼き雛人形
温かいほのぼのしていて、私も欲しいと思ったのは、信楽焼きの雛人形。
信楽焼きって、よくおそば屋さんの前にある、あのたぬきの置物です。このたぬきは、滋賀県甲賀市信楽で作られています。
垂れ目なのが、優しい気分になります。
陶器とは思えないくらい、着物の布感が伝わります。
ふっくらした人の人柄は、温かいって、誰もが信じて疑いません。やっぱり垂れ目で、気分を優しくさせます。
ふっくらした顔に目線が上で、元気が貰えそうな立雛です。
ノリタケ雛人形
知らない人はいない、ノリタケも雛人形を作っています。『本当に陶器なの?』って疑いたくなるほどの質感です。九月や吉得の雛人形展示会に、紛れ込ませていても、ちょっとわからない気がします。
人形の顔のふっくら感も、本当によく出来ています。
ずっと人気の陶器屋さんだけに、雛人形自体も、そつがない印象を受けました。
ちょっと愛嬌があって、こちらの方が親しみやすいかな?
九谷焼雛人形
着物の色彩が艶やかで、力強く分厚く塗られています。石川県金沢の独特の文化が、伺える雛人形ばかりです。
三角帽に襟元の蝶結びに違和感を感じるのは、私だけでしょうか?何故そうなのか、また調べる楽しみがわいてきました。
こちらも内裏様の帽子と襟元が気になります。色の配色が艶やかです。
深緑の着物も斬新です。
お手頃な価格にするなら、こちら、でしょうかね。
写真が多すぎましたので、もうひとつ記事を追加します。
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