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爪ヤスリは金属で目が細かいものが欲しい

日常使いの爪ヤスリについて考えてみた

パチンと切り落とす爪切りで切った後、爪が衣類などに引っ掛かるようになりました。これも年のせい!(・_・;

爪はミルフィユのように3層からなっています。表面に出ている1層目はトッププレート、真ん中はミドルプレート、皮膚と接している爪はアンダープレートと呼ばれています。トッププレートは縦に強く結合し、ミドルプレートは横に強く結合して、爪の強度を保っているのです。アンダープレートは皮膚と密着し、縦に強く結合しています。

爪切りで切った時、3層を垂直にスパッとまっすぐに切れれば問題ありません。爪切りの刃が劣化して切れにくいとか、爪が弱い、加齢で爪自体が硬くなっていたりすると、3層がずれてしまいます。

こうなると、爪の切り口がキザキザで洋服の繊維に引っ掛かります。

爪切りで爪を切るところ

解決策は、爪ヤスリでギザギザを削り落とすこと。

爪ヤスリは金属製が欲しい

爪切りについている金属のヤスリは、耐久性に優れているのでしょうか、何年でも使い続けています。爪切りを家族で共用しているというお宅も多いでしょうが、金属ヤスリが摩耗して爪切りを買い替えたという話はあまり聞きません。丈夫な金属製で、耐久性があるといえます。

ただ、爪切りも最近は100均でも見つけられます。安く質が悪ければ刃の切れ味も悪いし、ついているヤスリも期待できませんね。

爪ヤスリは使い方によって種類は色々。女子が爪の表面を磨いてつるつるにする場合は、また別の話になります。

日常使いというか、普通に爪を切った後に整える爪ヤスリは、やっぱり金属に軍配が上がります。金属の爪ヤスリは、耐久性に優れていることに加えて、硬いので削る時に力を入れやすい利点があります。

加えて目が粗く早く削れるので、短気な男性でも不満がでません。目の粗さは逆に欠点にもなり、削り面の滑らかさに欠けます。爪が弱い人は爪を傷めるリスクがあります。

目が細かい爪ヤスリの素材は、ガラス製や紙製です。ガラス製は割れやすく気軽に日常使いにしにくく、紙製は使い捨てでコスパが悪くなります。さらに紙は、削る時力が入れづらい欠点があります。

金属なのに目が細かい

広島県の呉市仁方町は、ヤスリの産地で日本での生産シェアの95%を占めています。呉湾は造船産業が盛んな地域ですが、造船には多くのヤスリは必要だったことが理由のようです。

なめらか爪やすり

ヤスリメーカの中でも明治23年に創業 130年の歴史がある、ワタオカの爪ヤスリを使ってみました。ワタオカの爪ヤスリは、「なめらか爪やすり」とネーミングされています。ひらがなが多くて、なるほど柔らかそう。

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なめらか爪やすり

特徴はあらゆる方向からスムーズに削れ、目が細かいことです。金属製のヤスリは、早く削れるけど目が粗いのは難点という、私の固定観念を覆しました。

この目が細かい目立てに技術が集約されていて、三方向から目立が行われて爪の断面の細胞を壊すことなく削ってくれます。この目立は、一般的なやすりの5倍の細かさで削られているそうです。

「なめらか爪やすり」は、芸能人、ネイリスト、整体師、手のタレント、その他にも「指先」を使うプロフェッショナルな職業の方が使われています。

一つ残念なことは大きさが小さいし薄いので、新聞や雑誌の隙間に入り込み、収納で無くしてしまいそうです。実は我が家では、未だに購入時の箱に針金で取り付けられたままで使っています。

削りカスが溜まればいずれは、取り外して洗うことになりますが、多分その時まで、箱に入ったままになるに違いありません。

使い勝手は書くまでもなく、最高です。

爪ヤスリの掛け方

爪ヤスリをつかって整える爪の形も色々あるようですが、日常生活で良いとされているのは、「スクエアオフ」です。スクエアオフとは先端と両サイドをストレートにし、角に軽く丸みをつけた形で、名前を知らなくても多くの人はこの形で切っています。

スクエアオフの利点は、サイド(爪の両脇)をストレートに整えるので安定感があり、負荷を分散させるので衝撃に強いことです。爪の先端を細くしすぎると、両サイドの爪がちょうど皮膚から離れる部分(ストレスポイント)から先が折れやすくなります。

スクエアオフの爪ヤスリの掛け方

女性セブンではスクエアオフの爪ヤスリの使い方を、次の3ポイントでまとめていました。

エッジをまっすぐに整える

ヤスリは爪に対して90度にあて、エッジをまっすぐに削る。

両サイドをストレートにする

サイドラインは両側ともストレートに整える。横から見て爪の表面と平行になるように削る。

角に丸みをつける

爪の内側から角をとるにように削る。角を丸めることで、爪の引っ掛かりを防ぐ。

爪の長さ

NHKの健康番組で爪の長さについて説明を聞きましたが、思っていたより長めに切るのがよいそうです。先に紹介した女性セブンを参照に説明します。

爪を裏側から見ると、白く分厚くなっている部分があります。これをハイポニキウムといって、日本語では爪下皮(そうかひ)と呼ばれています。神経も通っていますので、短く切り過ぎると痛みを感じます。ハイポニキウムには細菌の侵入を防ぎ、爪の健康を守る役割があります。

爪の長さは指の腹から見て爪が少し見えるくらいで、ハイポニキウムが少し隠れるぐらいに整えます。

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