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家庭用のビニールプールの注意点

安全に使える工夫を知れば注意点も見えてくるね

庭先やベランダで手軽に遊べるビニールプールは、年々豪華になってきています。滑り台や噴水機能、日よけのための屋根付きプールと、人気のキャラクターが描かれたものもあります。親としてはわざわざプールまで出かける必要がないし、子供を間違いなく喜ばせることができる確証があるのが嬉しいですね。。。

新型コロナウイルス禍での屋外プール事情

5日前のニュースで横浜市は屋外プール計31カ所の利用を、この夏中止にすると発表されていました。新型コロナウイルスの第2波の不安の中、ビニールプールはフル活用になるお宅が多いはずです。今現在もビニールプールは品薄状態ですよ。

確かに、ビニールプールの代替品などもネットで紹介されています。年齢や身長などを考えずに使うと、事故やけがにつながりかねません。洗濯をするたらいとか、プラスチックの収納ケースとか、まぁ色々ありますね。

昨今のビニールプールは、安全に使えるような工夫がされていて、ビニールプールの機能を知ってから代替品を探すという方法もあります。
まずは、ビニールプールの注意点について読んでみてください。

サイズ

サイズは、ベランダや庭など置く場所の広さに合わせます。ベランダなどで壁にすれすれの大きさにすると、壁でこすれて壊れることもあります。設置面積よりやや小さめのサイズです。

高さは25cmぐらいから75cmぐらいのものまであります。年齢が小さければ小さいほど、低い高さのものを選ぶとか、水を高く張らないとかご家庭で工夫されると思います。10cmの深さでも溺れる可能性があるとすれば、小さなお子さんには横になれないプールのサイズにする対策もあります。幼児のビニールプール

ビニールプールの空気はほどほど

はしゃぎだすと歯止めがきかない子供は、プールの中でも大暴れすることを予想します。おもちゃでプールの側面をつついたり、飛び跳ねたり、プールの縁に寝そべったり座ったりと、想定外の動きです。

パンパンにプールの中に空気を入れると、ビニールに負担がかかり、夏の日差しが中の空気を熱してさらに膨張させて圧力が増します。子供が勢いよく転んだ拍子にパンパンに弾力のついた側面で、プールの外に跳ね飛ばされてケガをする可能性もあります。

最初に空気を入れる時は、やや緩め、8割~9割ぐらいの空気量が適正です。

ビニールプールに水を入れる

暑い夏とは言え、冷たい水では風邪をひいてしまいます。冷たく感じないのは25度ぐらいが適温です。

早めに水を入れておいて太陽の熱で温めるとか、水を入れた黒いビニール袋の口を縛って太陽熱で高温にさせて使うとか、水を入れた後に熱湯を少しづついれて適温にさせるなどの方法をとります。

雑菌が気になる方は、家庭用プール用の消毒剤も売られています。ただ、日本の清潔な水道水を使用すれば、そうそう心配はありません。プールの大きさにもよりますが、使用後は翌日まで水を持ち越さずに入れ替えた方が衛生的です。汗や鼻水、唾液なども含まれますし、騒ぎながら入る子供はプールの水も飲んでいます。

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何度も水の入れ替えるのが大変な大きなプールや、お友達や兄弟と一緒に使う場合は、感染症予防の点で消毒剤を使用します。

ビニールプールの底面

ジャンプしたり滑り台を使って飛び込むこともあり、プールの底が硬いと怪我をしたり、下のコンクリートや小石と擦れて破けることもあります。プールの底面に、厚手のレジャーマットや人工芝などを敷き保護をします。

底面に空気が入り分厚くなるビニールプールもあり、子供が怪我をしにくくなっています。水の入った重いプールを引きずって移動させなければならない状況も、日常的にあるでしょう。ビニールプールの置いたある場所の日差しが強いとか、通り道なのでずらしたいとかが考えられます。

プールだけだと、底面を傷める不安がありますよね。

専用のビニールプールの下マットなども売られています。

乳幼児は目を離してはいけない

大人にとっては浅いのですが、ビニールプールでおぼれる事故も起きています。乳幼児の場合、10cm程度の水深で溺れてしまうそうです。

遊びだすと子供は夢中ですが、側にいる大人は退屈な時間です。加えて暑いので、ついつい注意力もおろそかになりがちです。友達や兄弟と複数人数いれば、子供同士の目もあると安心してしまうこともありますが、絶対目を離すべきではありません。

水を入れたプールの底面は滑りやすいので、滑り止めのついたタイプがおすすめです。小型のプールの場合、はしゃいで片側に体重をかけるとプールがひっくり返ることもあります。坂道にはおかないで、安定性もチェックしておきます。

底面の章でも書きましたが、底面のクッション性、底面以外の側面もクッション性の高いものを選ぶと、転倒での怪我を軽くしてくれます。子供用ビニールプール

排水と空気抜き

排水やプールの空気抜きなどは、予想以上に手間がかかります。

大量に水が流せないベランダや、排水設備のない場所で安易に排水してしまったために、近隣の庭やベランダを水浸しにとか、花壇の植物が台無しなんてことになりかねません。お風呂のお湯を吸い上げるポンプなどが便利です。通信販売のモノタロウなどでは4mホース付きもあり、自宅の排水口までの距離に見合ったポンプが見つかるはずです。

また、排水設備は大丈夫という方なら、底面に排水用のバルブ付きもあります。ビニールプールを倒して排水させる必要がありません。

空気抜きについても口径の大きな空気抜きバルブ付きで、短時間で空気が抜けるビニールプールも売られています。

今年の夏は、ビニールプールの出番はフル稼働のはずですので、後始末に便利な機能付きの物はおすすめです。

もし、太陽の直射日光の当たらない広い場所があれば、シーズンが終わるまで、空気を少し抜いただけで置いておけます。直射日光が当たる場所での保管は、ビニールの劣化に繋がりますので避けます。

シーズン後は、空気を入れたままで中性洗剤で良く洗い乾燥させて、空気を抜くと効率よく後始末ができます。プールを折りたたむ際は、ビニール同士がくっつくのを防ぐためにシッカロールなどを使うとよいようです。

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