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カカオの魅力を存分に味わえる割チョコを見っけ
「板チョコが好きな理由は、ずばりカカオの苦みが好きだから」の一言でしょう。ウィスキーを入りのチョコや、ナッツやドライフルーツ、クランチが入っているチョコもあります。板チョコ好きな方に言わせると、そうしたチョコレートは価格を下げるために姑息な手段なのだそうです。私が知っている人だけかもしれませんけど。
板チョコ好きな人がチョコを食べる時は、時間をかけて念入りにどの味も逃すまいと、口の中で溶かします。口どけの柔らかさや、粘土感もチェックしていているのです。
クーベルチュール使用の板チョコならご満悦
そんな板チョコ好きには、成分にこだわったクーベルチュール使用のチョコレートを食べてもらいたいのです。クーベルチュールのチョコレートというと、製菓用のチョコと日本では思われていますが、実は国際規格に基づいて作られたチョコレートを指しています。
その基準とは、「総カカオ固形分35%以上、カカオバター31%以上、カカオマス(無脂カカオ固形分)2.5%以上、カカオバター以外の代用油脂は使用不可」というものです。日本で発売されている板チョコのほとんどは、この基準に当てはまらず、クーベルチュールと明記しても別物が大半です。日本の板チョコの総カカオ固形分は15%以上そこそこで、コクも深みもイマイチなのです。
昨今、チョコレートが健康に良いといわれ始めて、高カカオ含有量のものが発売されるようになりました。高カカオチョコレートは、得てして甘みが少なく苦みが強いためにグルメ感がありません。あくまで健康のためや、甘いものが嫌いな人向けの印象があります。
製菓用のクーベルチュールは早く溶かすために薄く小さので食べにくいですし、高カカオチョコレートはお菓子というよりサプリメントぽいです。いずれも口に入れた時、ドキドキするような高揚感や、カカオの渋みに甘みと、他の素材のバランスを楽しむことになりません。
やはり、クーベルチュールを使ってパテシエが作ったものがベストですよね。
クーベルチュールの魅力とは
クーベルチュールの魅力を知るには、そもそも何故製菓用として使われている理由を理解すれば分かります。
カカオバターを豊富に含んだチョコレートは、湯銭で溶かしたとき滑らかで扱いやすくなります。加工しやすさが、製菓用に選ばれる理由です。また、代用油脂を使用しないことも、滑らかさのポイントを上げます。口に入れた時に程よく溶けるくちどけ感は、クーベルチュールならではと言えるでしょう。
クーベルチュール チョコレートの加工方法
クーベルチュールチョコレートは、加工方法によって次の3種類に分けられます。3種類をベースにしたチョコに、ナッツやドライフルーツ、クランチなどを加えて、製菓メーカーのオリジナリティーを出しています。
ビタークーベルチュールチョコレート
別名、ダークチョコレートやスイートチョコレートと呼ばれ、カカオ豆の味がストレートに伝わってきます。製法は、カカオマスに、微量の砂糖とレシチンや香料などが加えられています。
ミルククーベルチュールチョコレート
ビタークーベルチュールチョコレートに粉乳を加えたものが、ミルククーベルチュールチョコレートになります。粉乳のミルキーな甘さがカカオマスの苦みを消し、食べやすいことから日本人に人気です。
ホワイトチョコレート
厳密には、クーベルチュールチョコレートの定義から外れるのですが、慣例的クーベルチュールチョコレートとして扱われています。カカオバター、砂糖、乳成分を混ぜ合わせて作られます。白や黄色みがかった色をしていて、濃い甘みを感じます。
チュベ・ド・ショコラの割チョコ
芸能人もお忍びで来ている自由ケ丘のチュベ・ド・ショコラは、訳アリの割チョコを販売しています。その種類は40種類あまりで、カカオ含有量が56%のものもあり、巷の高カカオチョコに引けを取りません。高カカオと知り、苦いだけと不安になりましたが、美味しかったです。
大きさが不揃いで、大きな袋に12種類のチョコレートがいっしょくたに入っています。少し雑に感じられて、ただ安いだけで美味しくない印象も受けます。取り寄せて、これも良い方向に裏切られていました。
私が注文した、『訳あり 12種計1Kgの割れチョコミックス』は、ミルク系多めとビター系多めの2種類から選べます。ビター系多めは、次のチョコレートが入っていました。
割れチョコミルクマカダミア
『割れチョコミルクマカダミア』は、チュベ・ド・ショコラで、ナッツ系チョコの一番人気。ゴロゴロと贅沢に入ったナッツがたまりません。ハワイのお土産のマカダミアナッツに比べて歯触りがちょっぴり重いものの、ジューシーで歯切れの良い食感に満足しました。
割れチョコビター ストロベリーマーブル
ほろにがビターチョコと、甘酸っぱいイチゴの微妙なマーブルで、見た目も鮮やかです。様々な香りと味が、口の中で一つになります。
割れチョコ ミルクマーブル
くちどけのいいミルクチョコレートに、甘く濃厚なホワイトチョコレートで模様が描かれています。ミルク・ホワイト・ブレンドの3つの味が楽しめます。
割れチョコ ビターマーブル
ほろにがビターとまろやかなホワイトのマーブル。ビターの酸味とホワイトの甘みの差や、とろけて一つに合わさった時の美味しさを楽しめます。
割れチョコ ミルククランチ
まろやかミルクチョコレートに、香ばしいお米のサクふわパフがたっぷりはいっています。板チョコが溶けるのを待ちきれなくてつい噛み砕いてしまう方は、クランチ系ならすぐにカカオの味が口の中に飛び込んできます。使われているクランチは、優しくて軽い食感、あっさり風味です。
割れチョコ ビタークランチ
ほろにがビターに、お米のパフがザクザク入ったクランチチョコ。板チョコが溶けるのを待ちきれなくてつい噛み砕いてしまう方は、クランチ系ならすぐにカカオの味が口の中に飛び込んできます。ビターの苦みが、砕かれたクランチを甘く感じさせてくれました。
割れチョコ テイラミス
ホワイトチョコをベースに、マスカルポーネチーズをブレンドしています。コーヒーチョコでマーブル模様が描かれて、見た目もきれいです。
甘く濃厚な味わいにコーヒの苦みがアクセントとなり、チョコなのにテラミスケーキを食べている錯覚になります。
割れチョコ まるごとアーモンドパフ
キャラメリゼしたアーモンドが丸ごと入っていて、カリッとした食感が楽しめます。アーモンドの固さが固くもなく柔らかくもなく、歯触りが心地よいのも計算づくでしょうか?ザクザクお米のパフの歯触りも加わり、遊び心を感じさせるチョコレートに仕上がっています。
割れチョコ ミルクワッフル
ザクっと香ばしい!まろやかミルクチョコレートに、しっかり焼き上げた香ばしいワッフルがザクザク入っています。ワッフルにチョコが絡んで、まるでパフェを食べている気がします。
割れチョコ ビターワッフル
ほろにがビターに堅焼きワッフルがザクザク!甘みを抑えたプレーンなワッフルに、ビターチョコのほろにがさと甘みが混ざり合う、絶妙な味わいです。
割れチョコ ミルク
まろやかなくちどけ。プレーンなミルクチョコを存分に味わえます。
割れチョコ ビター
カカオ56%。スタンダードな甘さのオリジナルビターチョコレートです。
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