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くよくよ悩む人に教えてあげたい本

その悩み哲学者がすでに答えを出しています

人の悩みや苦痛に感じることなんて、大方似たり寄ったり。違うのは、いつまでも引きずるか、どこかで踏ん切りをつけられるかです。短い人生、どうにもならないことには、スパッと諦めて、次のフェーズへ進んだものの方が勝ちなのはわかっているけど、そのスパッに方法が分かりません。

ここまで読んで、『そう、そう。』と同感する方に教えてあげたいのは、『その悩み哲学者がすでに答えを出しています』。 その悩み哲学者がすでに答えを出しています

ノウハウ本のように行動を強いられることはない

本の中には、ああしなさいとか、こうしなさいといったノウハウ本が、沢山あります。最近では、老後のお金の不安や1人暮らしの心構えのような本をよく見かけます。

この本は、特定の悩みを掘り下げて、具体的に乗り切るノウハウではなく、もう少し本質的なことが書かれています。

悩みの種類は、どこにでもある誰でも口にするような悩みですが、いずれも、一度頭に浮かんだら最後、ずっと離れないようなことばかりです。「やりたいことがあるが、行動に移す勇気がないとか」、「会社をやめたいがやめられない」とか、「自分と他人と比べて落ち込んでしまう」とか、「常に漠然とした不安に襲われている」とか、「まわりの目が気になる」とか、誰が口にすれば、私でもそれなりの答えが出せるものばかりです。或いは、いい大人がイチイチ口にするべきでないと、眉をひそめる方もいるかもしれません。

悩みを克服することができないまま、私は臆病者だからとか、コンプレックスが強いからと、性格のせいにして逃げ口述になっている人多いですね。失敗しても、性格のせいだからと諦めてしまうのです。

日常的な小さな悩みも、ひとつひとつ紐といていけば、新しい道も見えるんですね。

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人間の悩みなんて紀元前1750年頃から変わっていない

一番最初に、紀元前1750年バビロニア時代に、メソポタミアで書かれた壁画を紹介しています。どんなに貴重で価値ある言葉が並べられているのかと思いきや、商売で騙された愚痴だったそうです。生きるか死ぬかの悩みではなく、日常のごくありふれた悩みばかりというのも、人間臭いものを感じます。

3000年もの間、多くの人間は多くの悩みを抱えながら、克服しようともがき続けていました。 その人たちの中で、喉につっかえたものが落ちるような、気持ちがすっと晴れるような答えを出したのが、哲学者です。

読んでいて、くよくよ悩む必要はないと感じました。母親や上司にしかられた時のように、やみくもに頑張ろうと思う必要もないとも思えました。何かしようとか、決心を迫られないのが、この本の凄いところです。

ノウハウ本を読み終えた時は、『よぉーし、やるぞぉー』と言う気持ちになりますが、この本の場合は、『なぁんだ、これでいいんだ。』と天才バカボンのパパのような気持ちになりました。

人が悩みの中で行き場を失った時、もがけばもがくほど、絡んだ糸がますますもつれてしまいます。逆に今の状況を受け入れてしまえば、後は先に進む道しかありません。絡み合った糸も、じっくり手繰り寄せれば、ほぐれていくようにです。

哲学を学べば、考え方が変わり心が変わり行動も変わる

この本のもう一つの楽しみ方は、哲学書の紹介本になっていることです。哲学書は読みたいけれど、理解できなかったらとか、興味がないないようだったらと、二の足を踏んでいました。悩みに対する哲学者の答えがあり、その答えが詳細に載っている書籍を悩み毎に紹介しています。

俄然、哲学を学ぶ気になりました。

そう、哲学を学べば、考え方が変わり心が変わり行動も変えられそうだよね。どっかで聞いたことがある言葉を一部借りれば、行動が変われば、人生も変えられますね。

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