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運命をあやつって思うままに生きる方法

個人主義が幸せの鍵

思うようにいかなかった時は運が悪かったからとか、能力の限界だったとかと考えてしまいます。最初っから自分を過大評価しすぎて目標が高かっただけなのに、失敗を悔いて落ち込むことも数えきれないほどです。

失恋、進学、就職など。。。思うようにいかなかった現実は、自分にとって本当に悪いことだったのか?もしかしたら、次のステップを踏むための、重要な通り道だけだったにすぎないのかもしれません。失敗した現実は、新しい運命を切り開くきっかけに過ぎないと考えれば、全人類誰しも、運命をあやつって思うままに生きることが可能なのです。

実は、そうでない方もいます。個人主義でない人、人に合わせて人の目ばかりを気にしている人、真似ばかりしている人があてはまります。思うようにいかなくても、あの人と一緒だから「まぁ、いいか」と自分のことのように考えないまま時を過ごしてしまう人です。

仲間から離れて考える女子学生

14歳からの個人主義

運命をあやつり思うままに生きる方法は、誰の真似もしない誰の目も気にしない、自分の意志で判断することです。こんな風に「個人主義」をテーマにした、14歳に向けた哲学書を読みました。この哲学書では、孤独であることも失敗も恐れない、傷つくことも顧みず、全て自己責任であると自覚して生きることを勧めています。、

14歳からの個人主義 自分を失わずに生きるための思想と哲学 丸山俊一著

この本をもっと早く14歳の時に、読みたかったと聞かれれば違います。私が14歳の時は、この本の半分も理解できなかったと思います。いろんなことを経験した後だからこそ、響いた言葉の数々を拾えました。人生半分超えてしまった私は、思い当たる節に苦笑いをしながら読んだのです。

人の顔色ばかりを伺うことの危険性

日本には「長いものに巻にまかれろ」という言葉があります。誰が言い始めたのか、「赤信号みんなで渡れば怖くない」という言葉もありますよね。

自分の意に反していても、グループで一緒の行動をとれば無難に過ごせるという考え方は、誰の中にあるものです。特に日本人にはありがちです。

ただ、こうした行動が癖になってしまうと、大事な決断をしなくてはならない時も、そこから逃げる心理の傾向が身についてしまうというのです。なるほど、決断する思考が身についていないといったことや、決断するための勇気を持つ方法が分からないといったことでしょうか?

ちょっと、身に覚えがある痛い言葉です。

決断しなければ、成功も失敗も自分のものにはなりえません。次のステップもありません。

ステップを踏まないままであれば、他人の人生をただ真似をするだけの人生と同じです。自分を誤魔化して生き続けることは、自分自身に対する自信を失う結果につながっていってしまいます。自分を信じられなくなり、自分を嫌いになってしまうのです。

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個人主義でないことは、とっても危険性が高いことなのですね。

個人主義はどんな姿をしているのか

個人主義を理解するために、筆者はいくつかの事例を出しています。事例の中で、個人主義の姿を感じることができました。

買い物をする時

お金を支払って買い物をする際の物の価値に、「使用価値」と「交換価値」があります。交換価値は市場で決まるのに対し、使用価値はそれぞれの人の主観による部分に左右されます。使う人それぞれが発見するものと言えるかもしれません。

全く関係のないフェスのチケットやの価値は、ゼロのはずです。ただ、誰もの心の中にも、多くの人が行きたがるフェスは良いもので高いから、自分もそれが欲しいという感情が隠れています。

個人主義は、自分なりの使用価値の指標を持って買い物をする姿です。

村と都会

その昔日本は近代化に伴い、村から都会に人口は流れていきました。

都会に出た人たちは、村の共同体による縛りや宗教的な戒律などを逃れ、「自由」を手にします。世間体や慣習に縛られない生活を知った今の人は、村の暮らしを窮屈に感じています。

反面、「自由」を手にすることができた人々は、同時にひとりひとりが、すべての行動を自分で判断しなければならなくなりました。村にいた時はみんなに合わせていればよかったのに、都会ではそれでは済まされません。その結果、孤立、孤独、恐怖などに直面することになるのです。

個人主義には、自由と孤独な姿があるようです。

個人主義には考える力が必要

個人主義になるには、自分で決断できなければなりません。決断に必要なツールは、考える力です。

筆者は考える力には、論理力と感性をあげています。論理力と聞くと距離を置きたくなりますが、感性に優劣はありません。思うままに生きるには、心が原動力になっていると考えれば、個人主義もそう難しくもありませんね。

ちょっと抜粋してみます。
『自分が心の底から感じること、湧き上がるような発想、イメージの広がる想像など全身を駆け抜けるようなさまざまな感情も、じつは「自分で考える」ということの中に含まれている大事な要素なのです。論理をしっかり働かせるためにもその原動力となっている感性、感じることを大事にしなくてはいけません。いまの時代、心でかんじるままに動けることは、論理的な思考と同じくらい大事なこととなっているように思います。』

考えるために感じよう。自分の感性を信じて生きることが、個人主義に繋がると解釈しました。

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