スポンサードリンク

超音波加湿器を電気代優先で買ってみた

加湿しすぎを解消し快適湿度を保ってくれる

膝や弁慶の泣き所がかゆい、次には背中がかゆい、目もごろごろしドライアイとなり、やっと加湿器を購入しました。超音波加湿器

加湿器はどの電化製品の中でも、私的にはハードルが高いのです。場所をとるし、オシャレなものが増えたといえインテリア的に好みではありませんでした。加湿の印象は梅雨時のジメジメな不快感で、「除湿はあっても加湿はね」という感じだったのです。

朝方窓に結露するのではとか、室内に細菌を巻き散らしているだけではと、次々にネガティブになります。エアコンと加湿器の両方を使うと、電気代もかかりそうとも思えます。個室で過ごすことが多い大人の家族なら、家族分の加湿器も必要です。

そんな私の加湿器の不満や不安を解消できたのは、写真の超音波加湿器。加湿しすぎるころなく自動湿度調節を行い、消費電力は12W。1kWh26 円として、1日あたり8時間で30日間使用した場合の電気料金は、わずか74円というのが最も気に入りました。ちなみに、同じ条件でスチーム式を使用した場合は、1622円なのだそうです。

理屈抜きで心地よい

使ってみると、あれこれ考える必要などなかったと反省します。空気の乾燥は皮膚をかゆくするだけでなく、インフルエンザや風邪の原因もつくります。空気中に舞うほこりが湿気を帯びると、空気中にとどまる時間が少なくすぐに落下するのでしょうか?、室内の空気がキレイです。

今回は電気代優先で、超音波加湿器を選んだ理由をまとめてみます。

加湿器の種類

加湿器は、加湿方式によって4パターンに分けられ長短があります。最初の超音波式にした理由は、電気代です。(笑)

超音波式

超音波の振動で水を細かくして、ミストを吹き出し口から放出します。水蒸気が低温でやけどをしませんし、電気代も少ないことから、現在一番市場に多く出回っています。

難点は細菌の不安があること。

但し、お手入れを怠らなければ問題ないというのが、多くの人の意見です。「他の加湿器に比べて構造が単純でずぼらさんが使うもの」という固定観念をなくせば、リスクはありません。

水を毎日入れ替えて、継ぎ足しはしないようにします。定期的に水を抜いてタンクや、超音波装置部分を拭いて乾燥を行います。ヌメリが感じられたら、塩素系の洗剤でふいたりアルコール殺菌を施します。

スチーム式

その昔、ストーブの上にやかんを置いていましたが、まさしくその原理。沸いたお湯の水蒸気が加湿します。100度のお湯の水蒸気をですので衛生的であるものの、水蒸気のやけどの危険性があります。電気代も高くなります。

気化式

水を含んだフィルターに風を当てて、ミストを放出させます。風なのでミストでのやけどの心配もなく、電気代もかかりません。

フィルターに水を含ませて気化させるために、フィルターの衛生管理は必要です。風を当てるフィルター、水をためるタンク、外気を吸い込むフィルターの掃除が必要になってきます。

ハイブリット式

水を含んだフィルターに風を当てた後、ミストを温めて放出させます。

難点は、加湿器の良いとこどりを狙っているために構造が複雑になりがちで、お手入れが大変なこと。風を当てるフィルター、水をためるタンク、外気を吸い込むフィルターの掃除が必要になってきます。

雑菌対策

超音波加湿器の短所は、殺菌の繁殖率が高いことにあるようです。しかし、他の加湿器であっても、長時間水を溜めたままであれば雑菌は繁殖します。気化式やハイブリット式は、構造が複雑である分、お手入れもれの可能性もあります。

超音波加湿器は、毎日タンクの水を入れ替え、本体の水も抜いておけばそう問題はなさそうです。避けなくてはならないことは、タンクへ水をつぎ足しです。長期間使用しないときは、水を抜いて汚れを取り除いて乾燥させることにしました。

超音波加湿器の構造を詳細すると、小さなスピーカーを2万ヘルツ(1秒間に2万回以上の高速振動)させ、その上にある水を細かく砕いています。タンクの中の水道水に含まれるカルキも、塩素も粉砕されて空気中に放出します。加熱しないので、水の中の雑菌もそのまま空気中に放出されてしまいます。

雑菌の中で特に怖いのは、レジオネラ菌で、高齢者や乳幼児など抵抗力のない方は、レジオネラ症に感染しやすくなります。

スポンサードリンク

私は毎日、災害用にポリタンクにお風呂の残り湯を汲み置きしていますが、レジオネラ菌と思われるぬめりは、1カ月以上たたなければ発生しません。ポリタンクの口に、赤っぽいぬめりが付くのです。殺菌されている水道水を、ぬめりが出るほど放置し続けるというのは、かなり長期間なのではないでしょうか?

窓の結露や加湿しすぎが心配

主婦が加湿器を使いたくない1番の理由は、窓の結露とカビ対策です。結露に気がつく朝は忙しいので、ついつい見て見ぬふりをしたくなるものです。

購入した加湿器には、自動湿度調節機能がついていました。湿度が45~60%になるように調節して、加湿しすぎを防いでくれます。

加湿器をつけてびっくりしたことは、加湿器から出る水蒸気の量です。室内を温めれば温めるほど、その水蒸気の量は勢いを増し、このままいくとこの部屋は水槽になるかもと恐れました。(ちょっと、大げさすぎます。)このことから、気温の下がる冬の乾燥は、「相当なものだ」と気が付いたのです。

空気中の飽和水蒸気量は、気温によって異なります。地球を大きな入れ物とすれば、気温が高ければ高いほど、水蒸気をたくさん詰め込むことができますし、逆に気温が低いと含まれる水蒸気は少なくなります。

湿度50%とは、元々詰め込むことができる飽和水蒸気の量に対する比率です。夏の湿度50%と冬の湿度50%では、空気中に含まれる水分の量が違います。室内が温まり、加湿器から水蒸気がモウモウと立ち込めるのは、気温が低く空気中の水蒸気の量が少ない、相当乾燥しているからなのですね。

冷え込む朝方は、自動湿度調節機能がついていてもいなくても、結露はやむを得ないのです。とはいっても、加湿器を購入して1カ月の今のところは、窓の結露に悩まされていません。

やけどや倒してしまうのが心配

超音波加湿器ならではのメリットは、水蒸気が熱くないこと、顔に直接かかっても全く心配がありません。

しかし、この超音波加湿器は、壁から50センチ離して置くように取扱説明書に書かれていました。観葉植物のように、テレビや壁に密着させて置けません。そういう場所は人が良く動く場所だったりして、倒してしまうリスクもあります。

この50センチの値は購入サイトには、明記されていませんが、購入する場合は置く場所の確認をするべきでしょう。

電気代が安い

やけどの心配がないと同じ、超音波加湿器ならではのメリットといえば電気代の安さです。加熱しない分電気の消費は少なく、スチーム式の5%以下です。

リビングでテレビを鑑賞している時や、就寝中は、わずかな音でも気になります。

騒音値の目安は、閑静な住宅地の昼や図書館内では40dB、深夜の郊外、鉛筆での執筆音は30dB、木の葉の触れ合う音や雪の降る音は20dBといわれています。

この加湿器は、35dB以下で、耳を近づければかすかに機械音が聞こえる程度です。

現在色は、ホワイト、ブラック、グレーの3色展開です。ホワイトとブラックの両方を購入しましたが、断然、ホワイトをお勧めします。ブラックは、水蒸気の噴き出し口のところが水道水のカルキで白くなります。食いしん坊の少年が、口の周りにクリームをつけているあの感じです。しかも、静電気で白いほこりが目立ち、インテリア的には×です。超音波加湿器

ホワイトは、汚れがほとんど目立ちません。

使い勝手

超音波加湿器を使って、ほとんどストレスがありませんでした。自動で湿度を調節してくれるので、加湿しすぎることはありません。更に、手動で3段階で加湿パワーを、調節できます。湿った洗濯物を乾かしたい時は、やや少なめの加湿で、帰宅後フルパワーで加湿をしたいときは多めに、加湿ボタンで調節できました。

構造が単純なことも、お手入れを楽にします。外出時などに、分解して日当たりの良い場所に置いておくだけで良いのです。まだ、消毒剤を使用していませんが、凸凹している面がほとんどないことから、拭く時も楽ですね。

下の写真で左側にテープで止めているところは、ウキになっています。使い続けてわかりましたが、このウキの下側が赤い細菌が付きました。食器用のアルコールを浸したテッシュで、時々拭くようにしました。 超音波加湿器

タンクに水を入れて持ち運びができるようになっています。水タンクの裏側のばねのところが、栓になっていて、下側の本体から押し上げて水が落ちるようになっています。超音波加湿器

スポンサードリンク