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風邪の予防方法

こじらせる前に早めに対策

私が良く利用する総合病院は、いつ行っても患者で溢れかえっていますが、新型コロナの専門ではありません。

今年5月頃は、職員が腰に消毒液をぶら下げていた院内を歩いていましたが、9月にはさらに赤字の看板が掲げられ警戒モードになりました。看板には『当病院は新型コロナの治療は行っていないので、熱のある方の受診はできない』という内容です。10月には入り口に職員が立ち、検温と手の消毒を促されます。診療科目の窓口へ行けば、また検温です。

この病院の待合室で聞いたのですが、熱があるために2件も受診を断られた方がおりました。

これじゃ、オチオチ風邪もひけません。ドラックストアは風邪薬を陳列して、風邪をひいて熱が出た場合に備えています。私も買いましたよ、シオノギ・パイロン PL顆粒。

免疫力を高める

メディアでは新型コロナの予防はしきりと、「手洗い」「換気」「3密を避ける」といい続けていますが、これはお店やイベント会場や職場など向けです。他に個人で気を付けること、できることはあるはずです。

石鹸で手洗いをしている

風邪で受診しても、体内にある風邪ウイルスを退治する薬はもらえません。あくまで対処療法で、のどの痛みを訴えればうがい薬、熱が出れば解熱剤と、それぞれ辛い症状を薬で和らげながら、自らの免疫力でウイルスを追い出しているのです。

そうなのです。新型コロナも同じコロナウイルスを撃退する薬はなく、自然治癒力で回復を待ちます。

根本は風邪と同じで、新型コロナは風邪の一種と医師は言っています。ただ一つ、違うのはワクチンがないこと。ワクチンないなら、免疫力を下げない生活を今まで以上に気を配ばらなければならないのです。

月並な対策ですが、十分な睡眠、規則正しい生活とバランスのとれた食生活を大切にすることでしょうか。仕事や勉強が上手くいかずにクヨクヨ悩んだり、ストレスを抱えたまま生活も避けましょう。

風邪の民間療法

風邪のひき始めにいつもより早く寝たり玉子酒を飲んだりして、その日のうちに対応すると、簡単に回復するものです。逆にひき始めの時期を軽んじて、残業をしたり薄着のまま過ごすと、こじらせてあとが大変になります。

風邪のひき始めの民間療法は、馬鹿にならないのです。新型コロナに効くかどうかは知りませんが、とりあえず風邪をひかないことが先決です。

葛湯

本葛から採った葛粉に砂糖を加えて溶き、熱湯を注いでよく混ぜます。飲みにくいようでしたら、抹茶や牛乳を加えます。

発汗、解熱の効果があるところから、風邪の初期症状に良いとされています。葛の体を温める作用は本物で、漢方薬の葛根湯にも主成分として使われています。

生姜湯

生姜をおろし金ですり、砂糖を加えて熱湯を注いでよく混ぜます。飲みにくいようでしたら、ミカンの皮を加えて香りづけをします。

生姜は、芳香成分の精油や辛味成分のジンゲロンで血行を促進し体を温め、風邪で弱った胃腸の働きを活発にしてくれます。葛湯と同じ、風邪のひき始めに良いとされています。

長ネギと生姜の煮汁

長ネギの白い部分1本を刻み、生姜ひとかけを千切りにし、水360mlと一緒に鍋に入れて約10分間加熱します。その煮汁に、黒砂糖かはちみつを適量加えて飲みます。

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特に熱がある時に、この煮汁を飲んで早く寝ます。

ネギにはタンパク質、カルシウム、ビタミンCなどの栄養素が含まれています。東洋医学では、白い部分を葱白(そうはく)と呼び、発汗解熱、殺菌、利尿の働きを持つといわれています。

生姜は、芳香成分の精油や辛味成分のジンゲロンで血行を促進し体を温め、風邪で弱った胃腸の働きを活発にしてくれます。

ニンニクの煮汁

岩手県や福島県で作られているニンニクの煮汁は、ニンニク10グラムをおろした汁に味噌を加えて、熱湯によく混ぜます。さらに、生姜や山椒を加えます。

にんにくに含まれているにおい成分のアリシンには、免疫力を高める働きがあります。風邪の初期症状に利用します。

大根と生姜湯

福井県で作られている大根と生姜湯は、大根と生姜をそれぞれ6グラムずつおろした汁に、熱湯を加えて蜂蜜で甘み付けをします。

大根は、口内の炎症を鎮め、痰切り、制菌力を持っています。

玉子酒

日本酒の熱燗1合に、鶏卵1個と砂糖を加えてよく混ぜます。ここに、生姜汁やレモン汁を加えると、風味が増し効果も上げられます。

江戸時代から伝えられている民間療法で、知らない人はいないと思います。体が温まり良い睡眠が得られます。

咳止めの民間療法

新型コロナの影響で電車や室内でのくしゃみや咳を、必死で我慢しなければならない状況になりました。マスクをしていても、やはり白い目が怖いですよね。

番茶

番茶には、消炎と制菌作用がありますので、濃い番茶でうがいをします。

大根の汁

大根を短冊状に切って、蜂蜜をたっぷりかけて、1日置くと甘い汁がでます。この汁を1日2回、大さじ1杯ずつゆっくり飲みます。

我が家の風邪予防

最近、漢方薬や市販薬、サプリメントが簡単に手に入るようになり、上述のような民間療法をあまり耳にしなくなりました。でも、雑誌などを読んでいると、やっぱり我が家と同じ風邪予防と、思わず膝を叩くことがあります。

わざわざ薬を買うまでしなくても、ちょっとした工夫で風邪予防が可能です。こじらせさえしなければ、風邪はそう難しい病気ではないからです。

我が家の風邪予防は、酒粕で作った甘酒とみかんです。すっごく普通ですが、1年に3回以上風邪をひいて医者にも笑われていた我が旦那は、昨年は1回もひきませんでした。

酒粕で作った甘酒

スーパーで購入した酒粕をブレンダーでドロドロにし、温めた後に砂糖と少量の塩を入れます。好みで生姜を入れれば風味が増します。

酒粕には体を温める作用があり、酒粕を作る時に必要な麴や酵母の細胞壁に含まれている成分に、免疫力をアップさせる効果があるといわれています。

みかん

ミカンが冬の果物なのは、風邪予防のための神様がわざわざ人間のために作ったのではと思えるほど、魅力の成分が一杯です。

みかんの皮や袋、白い筋に多く含まれている「ヘスペリジン」は、血管を拡張させて血流を良くし体を温めてくれます。

みかんには100gあたり1000μg含まれているβカロテンは、細菌やウイルスを殺すマクロファージを増やしたり、菌の攻撃の仕方を記録するリンパ球の機能を高めたりします。

ビタミンCが不足すると、風邪をひきやすくなり、免疫力や解毒力が弱まります。100gのみかんには35mgのビタミンCが含まれていて、みかん3個食べれば、1日に必要なビタミンCの量が摂れてしまいます。ビタミンCは免疫力の主役である白血球の機能を強化して、免疫力を高めてくれます。

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