狭くて日当たりの悪い庭でも全然OKよ
ミョウガは独特の苦みと口当たりのさわやかさから、夏のそうめんの薬味に使いますが、実は今（9月中旬）が旬です。スーパーでプラチックのトレーに山盛り、138円で売られていました。栽培して初めてミョウガの旬を知った、アホな私です。
ミョウガは、日当たりの悪いお宅の家庭菜園向きです。他の悪条件ももろともせず、すくすくと育ちます。日照時間が少なくてジメジメしている方が居心地が良いようで、しかも、水はけが少々悪くても地面がふかふかでなくても大丈夫でした。しかも、病虫害にも強く、今年根元にダンゴムシが大量に発生しましたが無事でした。
難点は地面の中を這って成長していきますので、場所を限定したい方には悩みとなります。でも、考えてみてください。山の中を覗いてみれば、植物は共生して生えているのですから、そんなこと気にしないくらいの、のんびりと育てれば良いのです。
多年草で初年度でも収穫できた
ミョウガは多年草で、一度植えると3年～5年は収穫できます。冬には葉が落ちて、枯れてしまったように見えますが、地中で息をひそめて、春になるとひょっこり顔を出してきます。我が家の場合は、ミョウガを植えたところは、支柱で囲って誤って他の物を植えないようにしました。
正式には畝を作って植えると、植わっている目印になります。収穫の時も楽です。ただ、畝は言うほど便利ではありません。崩れてしまいますし、狭い敷地で畝を作り直すのも手間です。
では、購入時から順を追って紹介します。
苗を購入
ミョウガの栽培日誌と書きましたが、育て方はいとも簡単。苗を買ってきて、植えるだけです。地植えなので水やりも適当で、下草だけを取り除けばよいのですが、日当たりも悪く草もそれほど生えません。
苗は、5月12日に購入しました。乾燥しないように芽の部分に、濡れたティッシュでおおわれて届きました。
下の写真ポットの下の方に、白い突起が見えます。これが苗のようです。
地植えの場合は、苗と苗の間が約20センチくらい開けます。プランターで育てる場合は、1株毎に植えるなら6号から7号鉢が目安です。
1カ月で茎を伸ばす
1カ月でこんなに茎を伸ばしました。えーと、向かって右前と左後ろが、5月に購入した苗です。右後ろの1番大きい苗と、左前の枯れている苗は、我が家に何年も前から（最初に植えてから5年以上はたっているはず）植えられていたミョウガです。
土に白い小石みたいなのがあるのは、油カスです。もともとこの場所は昨年から野菜畑にしているところで、色々な肥料を入れて使い続けています。
丁度写真に写っているので、支柱の小技を紹介します。支柱を地面にそのまま植えると、台風ですぐに倒れてしまいます。ペットボトルを埋めてその中に支柱を入れておくと、深く支柱を地面に入れ込まなくても、台風で倒れることはありません。倒れた支柱を埋めなおす手間もなくなります。便利ですので、やってみてください。
どんどん大きくなった
うす黄緑のミョウガの葉は、長雨の間どんどん成長して、植えた苗の側に子供の茎も現れました。ミョウガに、”自分で株分もするんかい？”と聞いてみましたら、無言で得意そうでした。
7月8日の写真です。どんどん大きくなりましたが、我が家にあった苗（前列の真ん中の枯れた枝）が、枯れてしまいました。乱暴に根を切って植えたのがいけなかったようです。その代わりに新たに小さな茎が、ここでも前列の左側に生え始めています。
8月は硬い緑色のつぼみ
旬だと思って8月中旬頃、ミョウガの根本あたりを探ってみると、小さくて硬いミョウガのつぼみが根を囲むようにして、生えていました。まだ収穫時期ではありません。
ミョウガの茎は、力の入れようによっては簡単にポキッと折れてしまうことがあります。蕾探しに夢中になっていて、ミョウガの茎を折らないように注意しました。
収穫
食卓に上るミョウガはつぼみです。収穫しないで放置していると、つぼみの先から白い花を咲かせてしまいます。花が咲く前でないと、やはり鮮度と味が落ちます。
つぼみだから、地上で茎になると思いきや、地面の下に姿を隠しています。よく”つぼみが地面から顔を出しているのでわかる”と聞いていましたが、我が家のミョウガは、掘らなくてはなりませんでした。
地面に両手を当てて、探ってもミョウガの気配がありません。少し指で地面を1センチくらい削ってみると、手に当たりました。
初年度だから、あまり収穫できなくて仕方がないとあきらめているブログがありました、この方は、掘るのが浅かったのではないかしら。
下の写真は、9月21日のミョウガです。5月に苗を植えて初年度は、あまりとれないとも聞いていたけど、どうしてどうして立派なものですね。主に今年植えた苗から、とれました。
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