白髪が隠せておしゃれに見える
美容師さんによれば、一般に白髪染めを行う頻度は、1カ月半から2カ月ぐらいなのだそうです。頭皮のターンオーバーの周期や、カットの崩れなどを考慮するとそれくらいが妥当と説明されていました。
自宅でヘアマニュキュアと呼ばれるゆるーい白髪染めを使えば、まぁ、2週間が限度で染め直しをしなければなりません。
年齢を重ねれば否が応でもダメージが気になる
年齢を重ねると頭皮のターンオーバーも、20代の28日というわけにはいかず、60代であれば40日周期も大げさではありません。ターンオーバーとは、皮膚が新しく作り変えられる周期のことで、染料でダメージを受けた皮膚が回復する期間です。
頭皮だけではなく、髪も年齢を重ねると変わってきます。ツヤが失われ細くなりうねりも出てきます。毎日シャンプーでさえ、髪を傷めるのではと不安になる方もおります。
常に白髪を染めてキッチリしたいけど、頭皮や髪へのダメージも不安となれば、白髪染めの頻度を減らすしかありません。セルフ白髪染めで痛まない方法の記事にも書きましたが、痛みを軽減させるには染める頻度を少なくするのも方法の一つです。
部分白髪染め
生え際に見え始めた白髪や、染料が剥げてしまった白髪に戻った部分だけを、染める部分白髪染めにします。頭皮全体を染めるよりは、ダメージが軽減されます。
部分白髪染めは、大きく分けて、シャンプーをすると取れてしまう1日だけの白髪染めと、一定期間染まり続ける白髪染めがあります。1日だけの白髪染めの方が、ダメージが低いのは言うまでもありません。
部分白髪染めは、髪のダメージとその日のイベントに合わせて使い分けていきたいものです。美容師さんのように染料の知識はなくても、白髪染めの機能面から髪への負担を判断します。
白髪ファンデーション
ヘアセット後の乾いた髪に使用できます。
白髪ファンデーションは、白髪を染めるというより顔に塗るファンデーションのように、その日の髪をメイクするためのものです。雨や汗には色落ちしにくく作られていますが、夕方、シャンプーを使えば染料は落ちてしまいます。
ファンデーションという名前だけあって、資生堂やDHCなど大手の化粧品メーカーからも出て、ドラックストアでも手に入ります。
白髪ファンデーションのメリットは、ポーチに入れて外出先でも見つけた白髪をその場で染められることです。パウダー自体に髪を太く見せる仕組みになっているので、ボリュームも出せます。染料に定着させる成分がないために、比較的髪にも頭皮にも優しくなります。
ヘアマスカラ
ヘアセット後の乾いた髪に使用できます。
1日のみ白髪をカバーするタイプと、毎日使い続けることで徐々に染まっていくタイプのものがあります。ヘアケアで有名なビゲンやブローネが、取り扱っています。
1日のみ白髪をカバーするタイプは、ヘアマニュキュア成分が配合されていないので、アレルギーのリスクは低いです。逆に徐々に染めていきたい場合は、ヘアマニュキュア成分(酸化染毛料と呼ばれる成分でアミノフェノールやメタアミノフェノール、硫酸パラメチルアミノフェノールなど)が、配合されているものを選びます。
白髪ファンデーションと同様に外出先でも使えますが、ヘアマスカラの方はべたつき感があります。
白髪隠し
ヘアセット後の乾いた髪に使用できます。
利尻の白髪隠しが有名ですが、他に、トプランや綺和美 (KIWABI)や、白髪カバーという名前でドクターシーラボからも出しています。
筆のついたボトルに、底のボタンが付いていて押すと1回分の染料が筆の間に挟まるように出てきます。そのまま、白髪になぞるだけで染められます。
白髪隠しのメリットは、ポーチに入れて外出先でも見つけた白髪をその場で染められることです。形状が細長いので、白髪にピンポイントに狙うことができます。形状に長さがないと手の陰で、白髪の部分が見えずらくなるのです。利尻の白髪隠しを利用する大きな理由は、細長い形状のメリットを重視しているためです。
光で染まる白髪染め
ヘアセット後の乾いた髪に使用できます。
テレビCMで盛んに流れていた、サンカラーマックスが有名です。
サンカラーマックスのメリットは、通常のヘアマニュキュアに使われている酸化染毛料を使用していません。販売サイトの説明によると、配合されている銀イオンが、光が当たると金属銀微粒子に変化し毛髪表面に吸着します。さらに、金属微粒子が光を吸収して色が染まります。染毛成分は毛髪の表面に吸着するだけで、内部にまで入らないそうです。
髪や頭皮に優しいというのがウリなようです。数回の繰り返し使い続けることで染まります。
華やかに白髪をカバー
白髪染めのダメージが気になるのなら、単純に白髪染めを使わない方法もあります。幅の広いヘアバンド、ターバン、ウィッグを利用して、白髪をおしゃれに隠してしまうのです。
ヘアバンドやターバンを使用
最近、ヘアバンドを購入しましたが、顔の印象がきゅっと引き締まって見えます。華やかなヘアバンドを使えば、白髪をカバーしているようには見えません。
デメリットは、フォーマルな場やビジネスでは使いにくいことでしょうか?
白髪が気になりやすい生え際すれすれに、つけてもおかしくない幅広のヘアバンドを使えば、すっぽりと隠せます。ヘアバンドやターバンは、前髪の生え際や耳の横の揉み上げのしらがを隠すのに向いています。
スカーフやバンダナを使用
頭頂部の白髪が気になる、あるいは薄いのが気になるというなら、すっぽりと覆い隠せるスカーフがあります。もちろん、ヘアバンドのような巻き方も可能です。インターネットで検索すれば、スカーフで頭部の巻き方は、詳細な記事がいくつもあります。
スカーフやバンダナは、もともとファッションをグレードアップさせるために使う小物です。素材の質もデザインも良質なものが手に入ります。20代で使っていて、年齢的に使いずらいスカーフやバンダナを、年齢を重ねた時に頭部用に再利用するのもいいですよね。
デメリットは、ヘアバンドと同様に、フォーマルな場やビジネスでは使いにくいことでしょうか?
手軽な白髪カバー
1番手軽で、どんなシーンでも通用するとなれば、部分ウィッグやヘアピースを使う方法です。フォーマルな場でもビジネスでも、使えます。
白髪の出やすい頭頂部や前髪部分に、ウィッグをのせてストッパーで止めるだけです。
白髪に悩まされる頃は、髪のボリューム、つや、うねりの悩みも出始めているときです。ヘアケアにこだわっても、お手上げであれば強い味方になってくれます。艶やかな髪は、印象をグーンとグレートアップさせるに違いありません。
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