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秋の一人旅は星座を紅葉狩りと一緒に楽しもう

秋の星座は都会では見えにくい

紅葉狩りを一人旅でと考えている方に、提案があります。折角の空気の奇麗な山奥に宿に泊まっているなら、秋の星座も一緒に楽しみませんか?秋の星座はいずれも淡く、都会では楽しめません。紅葉がまっさかりの11月の夜10時ごろは、ちょっぴり見えにくい秋の星もみつかりやすい時期なのです。

一人旅って日中は、観光で気持ちがいっぱいになりますが、宿に戻れば少し寂しい時間。星座を探しながら、秋の夜長を過ごせば、旅の味わいはきっと2倍になるに決まっています。秋の星座のペガススの大四辺形

淡い秋の星を見つけるには11月10時よ

11月の10時が良いと思ったのは、暗く淡い秋の星座を探す目印があることです。目印は西に沈みかける夏の大三角形で、さらに東には、上りかける冬のにぎやかな星座も見られます。こんな絶好なタイミングは、10月だと午前0時、9月だと午前2時で、温かい布団から出るのがおっくになる時間になります。夕食を終えてくつろぐ10時はいいね。

つまり、紅葉狩りの季節である11月の10時は、ペガススの大四辺形が見つかりやすく、冬の星座を楽しめるのです。

ペガススの大四辺形を見つけよう

星座を見つけるためには、まずは東西南北の方位の確認です。北極星で北の方位を知りますが、北極星は北斗七星から目星をつけます。秋の北斗七星は、明け方近くまで地平線から上がっこないので、北斗七星の見分けがつきにくくいのです。

別の方法として、北の空高くあるカシオペア座にW を探します。

カシオペア座のエチオピアの王妃は、北極星に足を向けながら北極星の周囲を360度回っています。11月の10時ごろは北の空高く、Wの文字が逆さ(Mですか?)で見つけられます。

また、北西の下の方に夏の大三角形があることも、良い目印になります。夏の大三角形を構成する3つの星、ベガ、アルタイル、デネブはいずれも1等星で、真っ暗な秋の夜空で、3つの輝く星を見つけるのは簡単。夏の大三角形の方向から、北の空高くにカシオペア座のMの文字を探せば、北極星は見つかるというわけです。

北がわかれば、西の方角の空高くにある【ペガススの大四辺形】を探します。秋の星座は、ペガススの大四辺形を元に探していきます。ペガスス大四辺形の各辺をのばしながら、その距離で見つけるのです。ただ、構成する4つの星のいずれも2等星で、明るくありません。ネオンやスモッグでおおわれた都会の空では見つけられませんので、秋の星座は、光の少ない山ならでは醍醐味ですね。

ペガススの大四辺形は、西に姿を隠しかけている夏の大三角形から、手で距離を測りながら見つけていくことになります。電柱も高いビルもたっていない星空で、星同士の位置や距離を客観的に表しずらいものです。私が読んだ『かならず見つかる星座の本 秋の星座を手でさがそう』では、じゃんけんのグーのゲンコツの幅や、チョキの人差し指と長指の幅、パーの親指から人差し指、親指から小指の幅で、星の距離を測ると書かれています。この本の中では、げんこつの幅を主に利用しています。

夏の大三角形の位置は、デネブとアルタイルを一辺とし、その一辺と同じ長さの2等辺三角形を作った時のもう一つの頂点が、ペガススの大四辺形のα星です。デネブからα星まで、げんこつ約4個分の距離です。

ペガスス座が見つかれば、四角形の各辺や対角線をのばしながら、秋の星座を見つけていきます。

冬の星座を楽しもう

冬の天体観測を邪魔は、何といっても寒いことです。秋に冬の星座が見られるなら、使わない方はありません。ただ、10時はまだ半分も冬の星座が上り切っていません。もっと、冬の天体観測を楽しみたいなら、同じ11月の明け方4時に空を見上げれば、華やかな冬の星座の面々が見られます。

古代エチオピア王家にまつわる星座神話劇に思いを馳せる

星座を見る楽しみは、星座神話劇と照らし合わせることにあります。星座神話劇を読むから星座の並びや形の印象が残り、記憶にとどめておけます。夜空を眺めて星座を追うから、神話劇がよりロマンチックに思えてくるのです。

相乗効果のようなこの関係を思いついたのは、今から4000年以上も昔のメソポタミア地方の羊番の人たちです。一晩中眺めているバラバラの星を、身近にいる動物や伝説上の巨人や英雄たちに見立てて、星座を作り出していきました。次第に、星が移動をしたり、日食や月食などの天文現象に恐怖を感じて、星占いをするようになります。太陽や月、惑星の星空の通り道に「黄道12星座」が作られたのが星座の始まりです。

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星座は各々の地域独自の星座も加わり、2世紀のギリシャの天文学者プトレマイオスが、整理して48星座にしたのが現在のものです。

秋の星座は、古代エチオピア王家にまつわる星座神話劇に登場する、神々や人、動物を映し出しています。星座神話劇に思いを馳せながら、一つ一つ星座を見つけていきます。まるでだまし絵の中から、隠されている図柄を見つけ出すような、ゲームのようですね。いずれも、そう明るくない淡い星ばかりなので、星座図と夜空を真剣に見比べていくことになるでしょう。

目指す星座が見つかれば、二重星を持つ星も逃さず観察したいところです。

神話劇に登場するのは東西南北のいずれの頭上高くある星座

11月の10時ごろ、東西南北のいずれの頭上高くにある星座は、神話劇に登場します。

最初に見つけたペガサス大四辺形と、カシオペア座の間にあるアンドロメダ座は、カシオペアの娘です。カシオペア座の真下にある、ケフェウス座はカシオペア座の夫であり、アンドロメダの父親です。

カシオペア座が自分と娘(アンドロメダ)の容姿を自慢しすぎたために、海神ポセイドンの怒りを買います。アンドロメダは人間に悪さをする、海獣ティアマートのいけにえにさせられます。鎖につながれたアンドロメダの窮地を救ったのが、ペルセウス王子です。ペルセウス座は、カシオペア座より北にげんこつ約4個分の位置にいます。

海獣ティアマートも、秋の星座にくじら座として仲間に入っています。ペガスス大四辺形のα星とγ星の延長線上、γ星を起点に、げんこつ約3個半分のところに、くじら座のβ星があります。

おばけくじらには、心臓にミラと呼ばれる赤っぽい変光星を持っていて、時間の経過とともに光の明るさが変化していきます。他の星座と明るさと比較しながら、明るさが変化する様子がわかります。

ペルセウス王子は、アンドロメダを助ける前にも仕事をしています。髪の毛がへびの頭を持つ女怪メドゥサの首を、切り落としていたのです。この時、その血が落ちた岩から飛び出したのが、天馬ペガススです。馬の背に銀色の翼をもち、自由に大空を飛ぶことができます。天馬ペガススは、先ほどから何度か書いている秋の星座を見つける目印である、ペガスス大四辺形なのです。

神話劇の詳細は、やはり本でじっくり読むべきです。神話と星座の位置を組み合わせていく作業は、今この記事で行っていますが、なかなか楽しいものですよ。

チェックしたい秋の星座の二重星

最近は旅に持ち運びができる、小型望遠鏡もでています。小型望遠鏡でも見られる二重星もあります。

秋の星座で二重星が楽しめる星座は、カシオペア座、アンドロメダ座、うお座、みずがめ座、おひつじ座などです。星座を探し当てた際には、二重星の姿もチェックしておきたいところですが、小型望遠鏡で見られるのは、アンドロメダ座とおひつじ座でしょうか?

アンドロメダ座

アンドロメダ姫の左足のつま先に、γ星アルマクが二重星です。小さな望遠鏡を使えば、2.3等のオレンジの星と、5.1等の黄色の小さな星が、ぴったりと寄り添うように輝いて見えます。

おひつじ座

おひつじ座の角の部分にあるγ星は、望遠鏡の倍率30倍くらいで見られる二重星です。白い同じ明るさの二つの星が、ぴったり寄り添って輝いています。

当記事で参考にした書籍は、↓こちらです。

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