細長く切った野菜がゆったりと収まる
細長く切り少し歯ごたえを感じながら、サクサクと食べられるきんぴらが好き。ほんのり甘さが残るしょうゆ味で、ピリッとしたトウガラシの風味も、きんぴらのきんぴらたる所以でしょうか?使う素材は、定番のにんじんとゴボウはもちろんのこと、大根、レンコン、セロリ、きゅうり、キャベツの葉や大根の葉、こんにゃくでも作るほど、あの味にはまっています。(純正の日本人です。)
しかし、細長いきんぴらに合う煮物椀が我が家にありませんでした。煮汁が出ないのでお皿でも良いのですが、ツヤツヤっとした照りを見せるには、「レフ版の役割をする縁のあるお皿がいいね」と常々考えていたのです。それでいて、深さがあれば、きんぴらが沈み込み、やっぱり照りが目立ちません。浅さも必要です。
そんなことを考えていた折、テーブルウエアフェスで見つけました。丸みを帯びた縁と、細長い野菜を横にしても、余裕がある煮物椀です。きんぴらをよそってみると、案の定、煮物椀の縁に当たった光がきんぴらにあたり、照りもきれいに見えます。
煮物椀は人それぞれで押し付ける気はありませんが、煮物に使う野菜は根類がほとんどですので、明るめのものが似合います。煮汁も入るので、高さがあっても、お吸い物などのお椀より浅めが良いですね。明るい煮物椀といっても、フレンチで使うように花柄となると、また違う気がします。
今回、良いと思ったのは波佐見焼の浜陶というお店です。
波佐見焼は値段が手ごろなのと、デザインが明るめ、軽さが気に入って私の最近のトレンドなのです。特に浜陶のデザインは、シンプルでありながらオシャレ。斬新なデザインもあるけれど、テーブルに置いても浮かないのも気に入っています。
浜陶は楽天にも入っていて、私と同じ考えの人は、他にも一杯いるのでしょうね。
以前、浜陶のどんぷりをこのサイトで紹介した時にも書きましたが、陶器を焼く時間が短く低燃費であることから、経済産業省も注目している陶器です。
煮物椀
藍の模様が入り、楽天では「藍のうつわ」シリーズに分類されています。藍の模様が反射しているからでしょうか?全体的にほんのり青みがかっています。青は食欲を減退させるといわれていますが、どうしてどうして、料理を際立たさせました。考えてみてごらんなさい。食品の素材の色は、赤・緑・茶・白・黄とありますが、青はありません。青みがかった煮物椀を使いながら、「どんな野菜を使ってもきんぴらがおいしそう」と、またもや悦にはいってしまいました。
大きさは、手のひらに乗るくらい。
このタンポポの綿毛のような模様は、「花こだち」と名付けられています。手触りがつるんとして、しっくりと手になじみます。手になじむ陶器は、重いのが定番ですので、この質感は想定外でした。
縁のカーブが柔らかく丸みを帯びているせいか、よそった料理が優しく、縁に当たった電灯の光が料理にあたり、私の下手な料理でさえ美味しそうに見えるから不思議。
きんぴら用に煮物椀に、ぴったりです。
お茶碗
きんぴら用の煮物椀の他に、ご飯を入れるお茶碗も、同じ浜陶で購入してみました。「花こだち」とは違いますが可愛いですね。高さがあるお茶碗ですので、お茶漬けや少量のどんぶり用にしています。
お茶碗の下の部分にある高台が高く、熱いお湯を注いだ時に手に熱さが伝わりにくいのが気に入りました。
私はテーブルウェアフェスで購入しました。
スポンサードリンク